誰でも電力会社を選択できる、電力小売全面自由化の開始 電力自由化とは、これまで独占市場であった電力事業において、新たな企業の参入を認める制度の事です。例えば、これまでは東京都に住む大半の方は東京電力以外を選べなかったのですが、これからは多くの企業の中から各々が電力会社を選択できるようになります。 電力小売の自由化は、今回が初めてではなく、法人向けでは既に実施されています。2000年3月より、特別高圧(2 万V以上)で受電する使用規模2,000kW以上の需要家を対象として始まりました。大規模工場や、大規模ビルといった非常に多くの電力を利用する施設が対象となった自由化です。 その4年後、2004年4月から使用規模500kW以上、2005年4月からは50kW以上まで自由化範囲が拡大されました。スーパーや中小ビルなど、中規模程度に電力を利用する施設が対象となった自由化です。 今回2016年4月から