汎用データ・レジスタはその名の通り、データを格納するためのレジスタです。eax, ebx, ecx, edx の4つは普通の変数として使えます。esi, edi は変数としても使えますし、一部のメモリを扱う命令でも使われます。esp, ebp はスタックを扱う時に出てきます(スタックについては関数呼び出しを扱う時に述べます)。 セグメント・レジスタはセグメントを指定するのに使うレジスタですが、最近はメモリ操作には便利なフラットモデル(32ビットのアドレスで直接指定するモデル)があるので、セグメントについてはここでは触れません。よってこの講座ではセグメント・レジスタは使用しません。 ステータス制御・レジスタはステータスの保持や実行の制御に使われています。eflags はフラグレジスタと呼ばれるもので、詳しくは下で述べます。eip は次に実行する命令の位置を記憶しているレジスタです。これらレジ