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想田和弘監督の映画『選挙2』は、言うまでもなく観察映画第一弾の『選挙』の続編である。 『選挙』はいわば“コロンブスの卵”的な作品だった。もちろんこれまでにも選挙を題材とした映画がなかったわけではない。ジェームズ三木『善人の条件』、森田健作『当選確実』など。しかしそれらは、金権政治批判やマスコミ批判に終始する、あえて言えば紋切り型のフィクションだった。 想田監督はそうした声高な批判に陥らず、淡々と「選挙のある日常」の風景をリアルに切りとって見せたのだ。 奇妙な連想かも知れないが、僕は『選挙』を観たおりに、日本の報道写真の祖と言われる名取洋之助を連想した。ドイツに留学しベルリンのウルシュタイン社の契約写真家に抜擢された名取は、欧州における日本文化への関心の高まりを受けて特派員として帰国、わずか3カ月で60テーマ、約7,000枚の写真を撮影する。『ベルリナー・イラストリールテ・ツァイツング』に掲
来週7月2日(火)に開催予定の「ふしぎな国ニッポンのふしぎな選挙」。 この度、主催者等が変更になった経緯について、想田監督のブログ<観察映画の周辺>より下記に転載をいたします。 — — — — 日比谷図書館での『選挙』上映が一時中止された件について Friday, June 28, 2013 明日から渋谷のシアター・イメージフォーラムで『選挙』の再上映が始まる。DVDも出てるし、日本のみならず世界中でTV放映もされた作品だ。それなのに、まだまだこの映画にタブー感を抱く人たちがいる。そのことを痛感する出来事に遭遇したので、勇気を出して紹介したい。 7/2(火)に予定されている千代田区立・日比谷図書館での『選挙』上映と山さんとのトーク、実は開催を危ぶまれていた。なぜか?先週の金曜日(6/21)、千代田区図書・文化資源課が上映に懸念を示し、図書館を運営する指定管理会社が中止を一方的に決定したから
7月2日(火) 東京・日比谷図書館にて『選挙』上映&想田和弘監督×山内和彦さんのトークを開催いたします。 映画『選挙』を観て、ニッポンの選挙のこと、政治のこと、皆さんで考えてみませんか? 会場からの声も交えながら、映画『選挙』そして『選挙2』の話を皮切りに、ざっくばらんにお二人にお話いただきます。 *株式会社 図書館流通センターと合同会社 東風の共催で進めておりましたが、この度、合同会社 東風の単独主催に変更になりました。 *上映開始時刻も18:15〜と、15分繰り下げになりますので、ご了承下さい。 *チラシダウンロード→ 【こちら】 — — — 「ふしぎな国ニッポンのふしぎな選挙」 開催日時:2013年7月2日(火) 18:00 受付開始 18:15 『選挙』上映 (120分) 20:15~21:15 想田和弘監督×山内和彦さん対談、質疑応答 会場:千代田区立日比谷図書館 日比谷コンベン
舞台は、2011年4月の川崎市議会選挙。震災で実施が危ぶまれた、あの統一地方選挙だ。映画『選挙』(07年)では自民党の落下傘候補だった「山さん」こと山内和彦が、完全無所属で出馬した。スローガンは「脱原発」。自粛ムードと原発「安全」報道の中、候補者たちは原発問題を積極的に取り上げようとしない。小さな息子のいる山さんはその状況に怒りを感じ、急遽、立候補を決意したのだ。かつて小泉自民党の組織力と徹底的なドブ板戦で初当選した山さん。しかし、今度は違う。組織なし、カネなし、看板なし。準備もなし。選挙カーや事務所を使わず、タスキや握手も封印する豹変ぶりだ。ないないづくしの山さんに、果たして勝ち目は? 監督はもちろん、『選挙』『精神』『Peace』『演劇1・2』の想田和弘。そのカメラに映ったものは、放射能におびえながらも整然と機械的に営まれる日本的日常。祖国の大ピンチに際しても政策論争が起きず、相も変わ
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