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ブックレビュー
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何故かJ2の選手が表紙を飾る専門誌。なるほど、実は密かに東京ヴェルディも絶好調。破竹の6連勝とやらで上位に肉薄しているのだそうな。やるなヴェルディ絶好調!さすがヴェルディ絶好調!絶好調!絶好調!これを言われるとそれ以上の良化が見込めない気がするので、複雑な気分。やんわり拒否反応を示した石川直宏の意思を尊重し、このブログでも自粛してきたが、ヴェルディ相手なら問題ないだろう。いよッ!ヴェルディ絶好調! 何度も書いてきた事だが、他意なく、真剣に心の底からヴェルディの昇格を願っている。ダービーのないリーグなんて、ワサビ抜きの寿司みたいなもの。もっとも、ツンともスンともこない、干からびたワサビなのだけど。それでもあの「緑」は必要悪。良性の腫瘍というか、豚肉の脂身というか、とにかくまあそんな存在(ワケわからん)。味の素スタジアムでの「ホームゲーム」が2試合増えるという効能以上の何かが期待できるのだから
久寺家と書いて「クジケ」と読ませる。この奇異な地名を冠に頂いた久寺家中学校こそ、わが母校である。かぎりない可能性を秘めた少年少女が通う学舎に「クジケ」はないだろうと思われるが、文武両道の誉れ高き、なかなか評判の高い公立中学校だった。僕の家は小学校の校門から走って15秒、中学校の校門まで走って2分という好立地にあったため、どれだけ体調を崩そうとも、学校を休む事ができなかった。おかげで小中ともに皆勤賞。 スポーツ用品店の裏、用水路に架かった橋を越えて。久寺家中学校に通う生徒の大半は、わが家の前を通って登下校していたはずだ。きっと「彼」だって。もっとも彼が中学生のとき、僕は大学生。面識があるわけがない。それでも暑い夏も、寒い冬も、青地に白線の入ったジャージを着て、部活の練習に向かうその姿は容易に想像できる。絶対に群を抜く実力者だっただろう。久寺家中卒業後、彼はサッカーの名門・市立船橋高校に進学す
車輪の数は違えども、この高揚感は自動車を購入したときとまったく同じである。色々と有識者(評論家)の方々にご助言頂いた後、新宿三丁目のショップに通った僕は、親切なスタッフさんを捕まえて、展示されているありとあらゆる種類のモデルを教材に、小一時間講義をして頂いた。結論として、僕が購入しようとしている価格帯(初心者モデル)のクロスバイクなら、ブランドによって特に大きな違いがあるわけではありませんよ、と。 『女の子と同じです』話が急にわかりやすくなった。週末デートに出かけるときの待ちあわせ、久々に見るその姿は相変わらず素敵。俺ってセンスがいいよなと、密かに悦に入るあの瞬間…要はルックスで選んじゃえばイイのよ、結局、というアドバイスだったのだ。フレームの微妙な曲線がセクシーだったり、ブランド・ロゴがオシャレだったり、女性に媚びていない雰囲気が好きだったり。自然と照準が絞られてきた。最後は直感を信じる
生ビールを飲むには最高の天候だった。買ったばかりのドロンパタンブラーをさっそく使う。従来のタンブラー同様なみなみ注いでくれたのはサービスか、それともバイトさんのミスか。この日新発売のタンブラーは、座席のカップホルダーへの置き忘れ防止のために、サイズを一回り大きくした画期的な商品だった。 「よだれかけ」は在庫切れだった。スタジアム内の売店から売店へと、ベビーグッズを求めてさまよい歩いたが、残念ながらどの売店でもソールドアウト。しかし思いもよらぬ収穫があった…何をするわけでもなく、一人ふらふら。グッズと、グッズを買い漁るファンを見物しながら散歩する、彼に遭遇したのである。 先ほど駅で地図を眺める貴方を見たのですが、このスタジアムを訪れるのは初めてですか?こんな声かけからのイングリッシュ・レッスン、スタート。僕が言わんとしている事を把握したのか、彼は照れ笑いを浮かべつつ答えてくれた。実は3度目だ
ヴィッセル神戸のカイオジュニオール監督は、来日時「規律ある攻撃サッカー」を目標に掲げた。ブラジル人が眼鏡をかけただけで、知的な人に見えてしまう単純な僕であるが、昨日の試合をみるかぎり、噂どおりこの監督は、理論的で几帳面な人なのだと確信するに至った。右SB石櫃洋祐のポジションを一列あげてまでして実現させたかった3バック、北本久仁衛・河本裕之・宮本恒靖と見事なまでに「本」という漢字で脚韻を踏んでいる。これにGK榎本達也まで加えると、実に4人の「本」が一堂に会すという徹底ぶりなのである。かくしてエノ・キタ・カワ・ミヤ、四本の鉄杭の上に築かれし神戸の砦を、東京は攻略するどころか、接近する事すらままならない。前半はとにかく観ていて苦痛だった。春の陽気、ところが日の傾きに先んじて試合内容が味の素スタジアムを冷やしていった。 遂に実現した梶山陽平・大竹洋平「ダブル・ヨーヘイ」のトップ下コンビだったが、そ
彼の“本籍”は言わずと知れた川崎である。11年プレーしたクラブに対する愛着は深いに違いなく、事実彼自身、東京移籍後も古巣への淡き想いを隠す事なくメディアを通じて伝えている。良いではないか、そのくらいでなければ張りあいがない。愛とは与えられるのではなく奪うもの。限界まで時間と情熱を費やして奪い取るからこそ“燃える”わけである。 佐原 東京にマンション買っちゃえ 某クラブゴール裏の“傑作”をパクった模倣品ではあるが、東京のゴール裏には早くもこんなダンマク(横断幕)が掲げられているそうな。センスは感じるが所詮コピーであり、二番煎じの批判を受けかねない。そこでこのダンマクにマイナーチェンジを加えるところから遠大なる計画を策定する事としたいと思う。 佐原 東京にマンション買っちゃった これでどうだろう?たとえそれが事実に反していようとも、佐原が東京にマンションを購入した事を強引に事実化してしまうのだ
愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。 太宰治 「雌について」 恋愛はみずから鋳造した貨幣で支払われる唯一の情熱である。 スタンダール「恋愛論」 みずから苦しむか、あるいは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。 アンリ・ド・レニエ 「どんく」 ■■ 東京が残留問題に揺れている。 嘘をつくのはいけないのでさっそく主語を「僕が」に訂正しておこう…「気の早い」という修飾語も添えて。J1残留だって?何が起こるかわからないサッカーの世界、もちろん油断や過信は禁物であるが、第13節を終えて23もの勝点を積みあげた実績から“さすがにそれはないだろう”と考えている。ここでいう残留問題とはある選手との移籍契約を巡っての思惑が織りなすアレやコレやを指す。 トリプル・スリー。ふたりが並ぶと綺麗に「3」が揃う(高低差が生じるのは仕方がない)。日曜日のダービーで爽快ともいえる
一昨年の最終節。先発・塩田仁史が発表された瞬間から、いつかこんな日がやってくるのではないかという予感はしていた。世代交代、それはクラブが生き続けてゆく中でいつかは踏まねばならないステップ。張本人たちの苦悩や葛藤つゆ知らず、僕はそんな風に受けとめていた。 しかし事態は想像を超えるスピードで転がり続けた。その背景に何があったかは知る由もないが、結果として記憶に刻まれたのは瘡蓋(かさぶた)を無理矢理引き剥がすかのごとく乱暴な“傷跡の残る”移籍劇、そして想定できる中でもっとも劇的でもっとも刺激的な移籍先、東京“よりによって”ヴェルディであった。辛い現実に真っ向から立ち向かうのも大切だが、あえて直視を避ける事もときには有効な手段である。考えれば考えるほど荒々しい何かが湧き出てくるので、僕は意識的に感情へ蓋をする事に努めた。いやでも時間が経てば見えるものは見えてくるのだ。そう遠くない将来に。 土肥洋一
最初に断っておくが、エイプリルフールは終わった。 今日という今日は心を鬼にして、辛辣な言葉をオブラートに包む事なく書き並べたい。それは僕自身の積もりに積もった嘘偽りない感情そのものであり、開幕戦から昨夜の試合まで見届けてきたファンの総意であると信じている。 「首都のチーム」が聞いてあきれる。3対0の完封負け。前半戦は何とか無失点で乗り切ったものの、後半戦に突入した直後の失点からズルズルとリードを広げられてそのまま試合終了。攻撃陣と守備陣がまったく噛みあう事なく、チームとしての結束がまったく感じられない。期待の新外国人選手は特筆すべきインパクトを残す事ができず、主軸となるべき選手が結果を残せず、若手のホープを見殺しにしている感すらある。チーム全員で一丸になって戦えているのか?僕にはどう好意的にみても「9人」で戦っているようにしか思えなかった。あまりこのような書き方はしたくないのだが、オマエ
魂の同点劇にホーム・味の素スタジアムが沸いた京都戦の翌日、新生FC東京を力強く牽引する城福浩監督(47歳)に独占インタビューをさせて頂く機会に恵まれました。限られた時間でしたが、新聞・雑誌・テレビとは一線を画したいわゆる“草の根メディア(素人ブログ)”の取材という事もあり、お酒が進むにつれて監督の口から次々と冗談が飛び出す楽しい一問一答となりました。途中から村林裕社長(54歳)も「乱入」され、思わぬ方向へ話が進んだインタビューの内容をお届けします。 □収録=2008年3月31日 □協力=もつ鍋和牛料理『かね萬』六本木店 《緊張の乾杯》 ■待ち合わせの時間通りに到着した城福監督。紺のスーツに青のストライプが入った白いシャツ。両袖で銀色に輝くカフスがおしゃれだ。日焼けした端正なマスクが薄暗い店内に映える。撮影用のライトに目を細めながら席につき、おしぼりで両手と首筋を丁寧に拭く。爽やかな笑顔を絶
少し前の話。 とある事情でトーチュウに行った。トーチュウとは通常買うものであり読むものであって、決して行くものではない。だからこそ貴重な経験だった。霞ヶ関駅C4出口から徒歩1分、中日新聞東京本部ビルの10階に我らが機関紙・東京中日スポーツの編集部があった。 生まれて初めて覗きみるスポーツマスコミの現場。それまで抱いていたイメージ(下記参照)が裏切られる世界がそこにあった。 □私的スポーツ新聞編集部のイメージ 空調設備が壊れていて蒸し風呂のような環境。机と机の境界線がみえない雑然とした書類連峰&原稿山脈。徹夜明けのくたびれたシャツに弛めきったネクタイ。菓子パン2個とパック牛乳で朝食。「セブンスター以外はタバコとは認めねぇ」時流に反して依然過半数を占める喫煙者。 遠く印刷室の開いた扉から漏れ聞こえる輪転機のグワングワンいう騒音、それを切り裂くようにフロア全体へデスクの怒声が響き渡る。 デスク『
バケツをひっくり返したようなシャワーが降ったかと思えば、直後には快晴。この時期グアムの天気は気まぐれだが、暑さだけは期待を裏切らない。とにかく暑い。 炎天下、城福監督はいつもピッチのど真ん中にいる。そして絶え間なく指示を出し、精力的に檄を飛ばす。その声は大きく、その声はよく通る。パッションやらラブリーやらカタカナばかりが話題になっているが日本語での指示も(?)非常に明瞭である。ピッチ脇で見学している僕にも、監督の指示事項を一言も漏らさず聞き取る事ができる。特徴的なのは城福さん独自の言語感覚ともいうべき言葉遣い。人とボールが連動する様を「電流」と表現するのが印象に残った。それは『いいよー、電流が流れてるよー!』だったり『ダメだよー、電流止めちゃダメだよー!』だったり。 白、桃、赤、紫、黒。城福監督の練習では色とりどりのビブスが用意される。5人組でのボール廻しひとつにしても細かいルールが設けら
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