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今月号の文藝春秋には、なかなか面白い記事が多かった。 野中広務、立花隆、後藤謙次の座談会「墓場まで持ってゆく秘密」も興味深く読む。「小沢一郎の逆襲はあるか」との副題がついているが、小沢を「悪魔」と呼ぶ大の小沢嫌いの野中、最近小沢批判の文章を盛んに発表している立花隆、「小沢一郎 50の謎を解く」の著者、後藤が集まって語る小沢の虚像と実像。 首相とセットの幹事長辞任は、小沢側から仕掛けたという観測もあるのだが、座談会では鳩山の「急襲」であり、小沢には予想外の完敗だったという認識で三者が一致。野中広務は、人の弱みを握って恫喝する事にも長けた海千山千の政治家であり、彼が語る「人徳無き小沢」、「小沢の闇」に関するエピソードも実に面白い。 表題の「墓場まで持ってゆく秘密」とは、野中が自分の死後に発表するように既に人に託した文書があり、そこには小沢の秘密が多々書かれているという事から。座談会では、墓場に
放射能防御プロジェクトなる市民団体が独自に測定した首都圏土壌調査結果を発表。 そもそも首都圏の汚染をチェルノブイリと比較するという発想が穏当ではないと思うのだが、チェルノの区分との比較に明白な間違いがある。 チェルノブイリでの避難エリアの区分判定はCs-137の濃度で行われていたのに、彼らの表ではCs-134を含むセシウム合計でチェルノブイリの移住区分と比較している。これは明らかな間違い。そういえば、きっこのブログがデマ飛ばした時も同じ間違いやってたな。 いずれにせよチェルノとどうしても比較したいのなら、やはりきちんとチェルノと同じ、セシウム137の数字だけで比較しないと。 そしてセシウム137の数値で比較するなら、65で割って、8,538Bq/Kg以上が第2区分。2,846Bq/Kg以上が第3区分、569Bq/Kgが第4区分となる。セシウム137の欄だけを見てもう一度区分判定してみよう。
個人テキスト・サイトのリンク集、「テキスト庵」が閉鎖になったらしい。 TwitterやSNS全盛の時代、日記才人亡き後で、参加者が手動で更新報告をするという、ネット初期の個人テキスト・サイト全盛時代の面影を残す文化遺産のようなサイトだったがなあ。 まあ、140字以内のつぶやきを、一日中ひっきりなしに発信して、お互いがリアルタイムに自由に引用したりコメントしたりする時代では、長文を打って一日一回更新する個人サイトというのは、次第にネアンデルタールのごとき存在になってゆくのかもしれない。 私個人は、「テキスト庵」には登録してなかったのだが、日記才人閉鎖時の「難民」が結構「テキスト庵」に流入していたこともあり、ちょくちょく更新リストからいくつかのサイトを読みに行っていた。 管理者身内が関連した個人情報漏洩が閉鎖に至るトラブルの発端なのだとか。 そういえば、昔々の日記猿人のオフなどでは、サイトに書
「動的平衡~生命はなぜそこに宿るのか」読了。 著者の福岡伸一は分子生物学者で、「できそこないの男たち」、「生物と無生物のあいだ」、「プリオン説はほんとうか~タンパク質病原体説をめぐるミステリー」などの著書で知られる。週刊文春にも「福岡ハカセ」として科学エッセイの連載を持ち、あちこちで活躍中。 この本も、雑誌に連載した、生命科学エッセイを1冊の本にしたもの。 連載エッセイだけあって、どの表題についても読み切り。逆に内容の重複を感じる部分もあるが、専門知識は必要なく気楽に読める。「生命とは何か」という問いを巡る、研究者達のドラマや研究の歴史について、興味深いエピソードから説き起こし、生命科学の現状を、あれこれ俯瞰できるようになっている。「プリオン」や「生命の定義」など、今までの著作で扱った話題についても簡単に総括されており、これも面白い。 著者は最近翻訳にも力を入れており、翻訳した2冊が近々出
昨日、帰宅途中の交差点で、「Yes To Proposition 8」(プロポジション8に賛成を)というプラカードを持った人々が大勢集まり、道行く車にアピールをしていた。 大統領選挙と同時に、多くの州で、様々な法律に関する住民投票が行われるのだが、その提案が「Proposition」。それぞれナンバーがふられており、TVでもよく意見広告が流れている。 でもって、この「プロポジション 8」というのは何かと調べると、同性間の結婚を合法と認めたカリフォルニア州法を改正し、いわゆる「ゲイ・マリッジ」を違法にしようという提案。 まあ、今となっては信じられない事実だが、昔々のアメリカでは、白人と黒人の結婚さえ禁止されていた。この禁止を連邦に先立って撤廃した最初の州がカリフォルニア。時として「カリフォルニアはアメリカではない」とさえ言われるが、ヒッピー・ムーブメントの中心地でもあり、昔から、保守的なディ
出勤前に、こちらのKTSFという局で流れている、日本語の「FCIモーニングアイ」というフジ系列のニュース番組を見ていると、昨日の日記でも触れたGoogle「ストリートビュー」の話題が。 扉にGoogleのロゴが入り、天井に6方向を同時撮影するカメラを取り付けたプリウスが映され、この車で全国を回って画像データを収集していると紹介されていた。同時に、人物の顔にはボカシが自動的に入るようになっているものの、個人情報やプライバシーの観点から、このサービスに苦情が出るのではとの観測も。 確かに都内の画像を見ると、住宅地の細い道も結構カメラが入っており、家の大きさや普請、門構え、駐車場に停めてる車など、ずいぶんあからさまに映っている。 昨今の日本は情報漏えいに関して病的にうるさいが、たまたま映りこんだ個人の映像は別として、その他の景色画像がプライバシー侵害に該当するかというのにはちょっと疑問がある。現
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