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イプシロンロケット3号機、2018年1月17日朝の打ち上げ決定 「ASNARO-2」搭載 2017/12/08 宇宙開発 以前には打ち上げの延期が発表されていた「イプシロンロケット3号機」ですが、JAXAは新たにその打ち上げ日を2018年1月17日の6時00〜6時35分(日本時間)に設定したと発表しました。打ち上げは内之浦宇宙空間観測所からおこわれます。 イプシロンロケット3号機には高性能小型レーダー衛星「ASNARO-2」が搭載されます。これはスポットを絞った高解像度な観測が可能な小型地球観測衛星で、2014年には「ASNARO-1」が打ち上げられました。なお、3号機は太陽同期準回帰軌道に投入されます。 またイプシロンロケット3号機は3段式の固体ロケットです。第1段は「H-IIA」ロケットの固体ロケット・ブースター(SRB-A)と機器を共通化し、さらに自己診断機能や少人数での打ち上げ管制
金井宇宙飛行士搭乗の「ソユーズ」打ち上げ、12月17日の16時21分に決定 ライブ配信も実施 2017/12/07 宇宙開発 今月に国際宇宙ステーション(ISS)へと打ち上げられる、金井宇宙飛行士。その打ち上げ日時が2017年12月17日の16時21分(日本時間)に決定されました。 金井宇宙飛行士は、第54/55次長期滞在クルーとしてISSに約4ヶ月間滞在し、4月中旬頃に「ソユーズ」宇宙船(53S/MS-07)で地球へと帰還する予定です。打ち上げはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から行われます。 同じくソユーズに搭乗するのは、ROSCOSMOSから参加するソユーズコマンダーのアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士、NASAから参加するフライトエンジニアのスコット・ティングル宇宙飛行士の合計3名です。 また、打ち上げの模様と19日夜(日本時間)のハッチオープン・ISS入室はYouTubeにてラ
JAL、超音速旅客機開発でBoomと提携 マッハ2.2で2020年代半ば以降の導入目指す 2017/12/06 航空 以前から次世代超音速旅客機を開発しているBoom Technology, inc(以下、Boom)社は話題となっていましたが、新たにJAL(日本航空)はBoomと資本業務提携すると発表しました。 このBoomが製作している超音速旅客機はマッハ2.2(時速約2335km)での洋上巡航が可能で、マッハ1を超えない(時速800〜900km程度)ジェット旅客機から圧倒的な巡航速度の向上が予定されています。また航続距離は8,334kmで、ビジネスクラス仕様で1機あたり45〜55席の設定が予定されているそうです。 今回の提携によりJALは1000万ドル(約11億円)の資金を提供し、定期航空運送事業者として技術や仕様策定、プロモーションなどをサポート。見返りとして、将来の優先発注権(20
次世代の巨大宇宙望遠鏡、超低温試験を終了 「ジェイムズ・ウェッブ」2019年打ち上げ 2017/12/05 宇宙開発 NASAが2019年3月〜6月に打ち上げを計画している、ハッブルの後継となる「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」。こちらがヒューストンのNASAのジョンソンスペースセンターにある、巨大な低温試験設備でのテストを終えました。 2017年7月から100日間のテストを行ってきたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。その目的は、実際に宇宙の超低温下でもきちんと動作するのかを調査するというもの。そして今後はカリフォルニアへと輸送され、さらなるテストを行います。 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の主鏡の口径は6.5メートル(ハッブルは2.4メートル)と非常に大きく、また18枚の主鏡を宇宙で展開するのも特徴です。そして「アリアン5」ロケットによって打ち上げられ、地球から約150万km先のラグランジ
1977年に打ち上げられ、現在は太陽圏外を旅している探査機「ボイジャー1号」。地球から最も離れた位置にある人工物でもある同探査機で、なんとバックアップスラスタ(エンジン)の37年ぶりの点火に成功したとの報告が伝わっています。 すでに地球を離れて40年が経過したボイジャー1号ですが、現在も地球と通信しつつ運用されています。またその姿勢制御用にスラスタを搭載しているのですが、2014年以来思ったようなパフォーマンスが出せず、運用上の課題となっていました。 そこで、NASAのジェット推進研究所では軌道修正マヌーバ用のスラスタ(TCM)を利用することにします。TCMは1980年11月に土星に接近した時以来、つまり37年間も利用されていなかったのですが、NASAからの指示にきっちりと応え、点火したのです。NASAの技術、恐るべしですね。 ボイジャーのプロジェクトマネージャーのスーザン・ドット(Suz
あいち航空ミュージアムで公開中の「けものフレンズ痛飛行機」、写真満載で紹介 2017/12/01 航空 アニメなどで今年大ブレイクした「けものフレンズ」のキャラクターたちを機体全体にあしらった「痛飛行機」が日本各地を行脚している。ハンドルネーム「空飛ぶたぬき」さん(本業はパイロット学校の教官)個人のプロジェクトで、クラウドファンディングで実現した。 本日(記事公開日)12月1日から3日にかけては、オープンしたばかりの「あいち航空ミュージアム」のオープニングイベントとして公開される予定だ。この「けもふれ痛飛行機」を間近で見ることができたので、ご紹介しよう。なお取材の際は場所の都合で非公開だったが、「あいち航空ミュージアム」では機体に近付いたり機内を見たりできるそうだ。 非公式飛来にファンと「たぬきのフレンズ」集まる 11月10日午後。埼玉県桶川市のホンダエアポートに「けもフレ痛飛行機」が飛来
国産民間ロケット「MOMO2号機」、打ち上げ向けクラウドファンディングを12月3日に開始予定! 2017/11/29 宇宙開発 2017年7月30日に北海道大樹町から宇宙を目指した、インターステラテクノロジズの観測ロケット「MOMO(初号機)」。残念ながら打ち上げは失敗に終わりましたが、同社は公式Twitterアカウントにて「(MOMOの)2号機の打ち上げにむけたクラウドファンディングを12月3日に開始する予定」だと明かしています。 インターステラテクノロジズではMOMO初号機のデータを分析し、設計の見直しや新要素の開発を続けてきました。そして2号機の打上げに向けたクラウドファンディングを12月3日に開始する予定です! 開始までこれまでのISTの活動について毎日投稿していきます。 — なつのロケット団公式 (@natsuroke) November 28, 2017 MOMO初号機は高度1
バドワイザー、ビールの火星醸造目指す。宇宙ステーションに大麦を送り実験へ 2017/11/27 宇宙開発 以前には亀田製菓の「柿の種」がJAXAの宇宙食に選ばれるなど、なにかと注目を集める宇宙で食。そんな中、ビールメーカーのバドワイザーは12月に国際宇宙ステーション(ISS)でのビールづくりに関する実験を行うと発表しました。 バドワイザーの計画によると、まず12月に大麦の種をISSへと送ります。そして微重力下でのビール原材料がどのように反応するのかを実験するのです。バドワイザーはCenter for the Advancement of Science in SpaceやSpace Tangoと協力し、12月4日に打ち上げられるスペースXの補給船(とロケット)で2つの実験機器を宇宙へと送る予定です。 そして軌道上で約1ヶ月を過ごした大麦の種は、地上にて回収された後に分析が行われます。バドワ
地上2万メートルでの宇宙エレベーター実証に向けて 宇宙エレベーター協会は、地上と静止軌道とを3万6,000km以上のテザー(ケーブル)でつなぐ宇宙輸送機関「宇宙エレベーター」の実現に向け、2018年9月に米ネヴァダ州で技術競技会を行う「GSPEC」計画について中間報告を行った。地上3,000メートルの高さに係留気球(テザードバルーン)を掲揚し、国内よりも高高度での宇宙エレベーター昇降機のモデルの技術実証を目指す。 宇宙エレベーター協会では、ロボット技術者も参加して米ネヴァダ州で2017年9月に宇宙エレベーター実証の予備調査を行った。 テザーで結ばれた地上と宇宙空間を昇降機が往復することで、ロケットよりも大量の物資や人員を安定的に安価に輸送する手段を実現することが宇宙エレベーターの目的だ。宇宙エレベーター協会では、この宇宙エレベーターの地上サイドの技術開発に向け、2009年から気球で吊るした
金井宇宙飛行士の宇宙ステーション打ち上げ、12月17日午後にライブ配信へ 19日夜のISS入室も 2017/11/24 宇宙開発 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2017年11月22日、金井宇宙飛行士の「ソユーズMS-07宇宙船による打ち上げ」、および「ハッチオープン・ISS入室」をYouTubeにてライブ配信すると発表しました。 国際宇宙ステーション(ISS)の第54/55次長期滞在搭乗員として選出された、金井宇宙飛行士。先日ISSから帰還した大西宇宙飛行士に続き、JAXAのメンバーとしてISSに長期滞在することになります。なお、滞在期間は約6ヶ月が予定されています。 そして、ソユーズMS-07宇宙船の打ち上げは12月17日午後に、ISSへのハッチオープン・入室は12月19日夜(どちらも日本時間)を予定しています。ライブ配信は約1時間になるとのこと。 またJAXAはライブ配信のパブリッ
数々の観測データや撮影画像を地球に届け、2017年9月にそのミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」。その最後に捉えた写真は以前にご紹介しましたが、NASAは新たに同探査機が撮影し合成した「土星とその環が完全に収まった画像」を公開しました。 今回の画像は、カッシーニが土星大気へと突入したわずか2日前となる2017年9月13日に撮影されたものです。この写真は1回の撮影で捉えられたわけではなく、複数の撮影画像を合成したもの。それでも、土星の素晴らしく美しい姿が楽しめるはずです。 また画像には、土星衛星のプロメテウス、パンドラ、ヤヌス、エピメテウス、ミマス、エンケラドゥスなども小さなドットとして写り込んでいます。 NASAとESA(欧州宇宙機関)、イタリア宇宙機関によって1997年に打ち上げられ、2004年6月に土星に到達したカッシーニ。また途中では探査機「ホイヘンス・プローブ」を衛星タイタン
スペースX社が今年9月に発表した、次世代大型ロケット「BFR」。火星探査だけでなくなんと地球での旅行にも利用される予定のこのロケットですが、同社社長はアメリカ政府からの資金的な追加開発支援を期待していることを明かしています。 2017年11月16日に開催されたカンファレンス「NewSpace Europe」にて、Gwynne Shotwell社長はBFRにも採用される「ラプター」ロケットエンジンにアメリカ空軍が出資していることに言及。さらに、BFRや再利用可能な宇宙船「BFS(Big Falcon Spaceship)」についても、支援を期待していると述べたのです。 現在BFRは2022年に無人の火星着陸ミッションを、そして2024年には有人での火星探査ミッションを予定しています。さらにShotwell氏は、BFRは2020年代にアメリカの安全保障関連の重量級ペイロードの打ち上げにも使える
2017年10月19日に史上初めて太陽系外から飛来してきた恒星間天体「1I/2017 U1」こと、「オウムアムア」。こちらがESO(ヨーロッパ南天天文台)の観測により、非常に細長くさらに軸が回転していることが判明しました。今回の報告は、ネイチャー誌に報告されています。 今回の発表は超大型望遠鏡VLTの観測に基づくもので、オウムアムは長さと幅の比が10:1と非常に細長く、また7.3時間毎に軸が回転していると発表されています。そして本体の長さは最低で400m、組成は岩石(と金属の複合体)から成り立っているようです。上の画像はアーティストによる予測CGですが、まるでタバコのような不思議な形状をしていることがわかりますね。 さらに、オウムアムアはダークレッド色となっているようです。これは、数百万年にわたって高エネルギーの宇宙線に晒され続けてきたことが原因だと考えられているそうです。 今後、科学者は
2017年11月18日01時には、しし座流星群が極大を迎えます。今年は月齢29で月明かりがなく、17日深夜から18日未明にかけて、一時間あたり数個の流星の出現が期待できそうですよ! しし座は黄道十二星座の1つで、α星に一等星のレグルス、そして春の大三角形を形成するβ星のデネボラが存在します。その由来は、王権の象徴とされるライオン。またギリシア神話ではヘーラクレースがネメアーの獅子を倒そうと矢を射かけたのですが効かず、後に棍棒で殴り絞め殺し、それがしし座になったとされています。 そしてしし座流星群はテンペル・タットル彗星を母彗星とする流星群で、毎年11月に極大を迎えます。2001年に大出現が観察されましたが、活動時期を終えた現在では、1時間あたり数個〜10個の観察が期待されています。1時間あたりの最大の出現数を指す天頂出現数(ZHR)は10〜10000、明るい彗星の割合を示す光度比は2.5、
なぞなぞの言葉ではありません。2017年10月19日に史上初めて太陽系外から太陽系内に飛び込んできたことが観測された、小惑星か彗星かと思われた天体「A/2017 U1」。こちらの名称が「オウムアムア(Oumuamua)」に決定されました。 このオウムアムアは9月から10月にかけて、太陽系に飛来した小天体です。そのサイズは直径400メートル以下で、極めて高速で移動しています。また軌道を計算した結果、同天体は太陽系外で誕生した可能性が高いとされているのです。 そして、オウムアムアとはハワイ語で「遠方からの初めての使者」という意味になります。この名称はIAU(国際天文学連合)によって11月14日に発表されました。また同時に、科学的な名称も「A/2017 U1」から「1I/2017 U1」へと変更。Iは惑星間を意味します。 さらに、天体の分類も彗星ではなく「恒星間天体」として決定されました。現在、
宇宙は太陽と同じ物質でできている?X線天文衛星「ひとみ」の観測で判明 2017/11/15 宇宙開発 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月14日、X線天文衛星「ひとみ」の観測データを解析した結果、地球から2億光年以上離れたペルセウス座銀河団のガスが太陽と同じ物質でできている可能性が高いという研究結果を発表、科学雑誌「ネイチャー」に掲載した。宇宙の成り立ちを解明する手がかりがまたひとつ発見された。 でき方が違えば、物質も違う 宇宙が同じ物質でできていると言われても、そもそもどういうことなのかわかりにくい。 宇宙が誕生したとき、物質は水素とヘリウムしかなかった。その後、宇宙に星が誕生して核反応が始まり、超新星爆発を起こすなどして宇宙には様々な物質が誕生した。太陽も地球も人間の身体も、このような星の爆発で宇宙に飛び散った星のガスが集まってできたものと考えられている。 このような星の爆発にはい
「アンタレス」ロケットによってワロップス飛行施設から打ち上げられた「シグナス補給船」が2017年11月14日、国際宇宙ステーション(ISS)へと到着しました。これからシグナス補給船はISSへの補給任務にあたります。 シグナス補給船の内部には水や食料、生活必需品などが3.5トン、それに科学実験や技術デモに利用する実験機材が搭載されています。またそれ以外にも6人のISS搭乗員のために、ピザやアイスクリームを含むサンクスギビング関連の食べ物やクリスマスギフトも積載されているそうです。 さらに、シグナス補給船には小型人工衛星の「CubeSat」が複数搭載されています。これらは真面目な研究目的に利用されるもの。一方では興味深いことに、宇宙国家「アスガルディア(Asgardia)」の設立を目指す人工衛星「Asgardia 1」も同時に打ち上げられました。Asgardia 1には500GBのSSDドライ
JAXA、「LE-9」エンジンの実機型を公開 「H3」ロケット第1段に搭載へ 2017/11/14 宇宙開発 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、次世代ロケット「H3」の第1段に搭載予定となる「LE-9」エンジンの実機型を、種子島宇宙センターにて機体公開しました。 LE-9は三菱重工業とIHIが開発し、エンジンサイクルには「エキスパンダブリード」を採用。「H-IIA/B」ロケットの2段燃焼エンジンサイクルよりもシンプルかつ低コストで、信頼性も高いとされています。真空中推力は1471kN(150トン)で、バルブの駆動方式には電動バルブが採用されています。 https://twitter.com/JAXA_jp/status/930319628047327233 一方、H3には第1段にLE-9を2基もしくは3基、そして第2段に「LE-5B-3」エンジンを1基、そして固定ロケットブースター(SR
ボルボ親会社、空飛ぶクルマのスタートアップ「Terrafugia」を買収 2017/11/14 航空 現在エアバスからUberまでが開発をすすめる、空飛ぶタクシーや空飛ぶクルマ。そんな業界をさらに熱くするように、中国に所在するボルボ(ボルボ・カーズ)の親会社が、空飛ぶクルマのスタートアップ「Terrafugia」を買収したと発表しました。 TerrafugiaはMITのエンジニアなどが創立したスタートアップ。浙江吉利控股集団はTerrafugiaとともに、空飛ぶクルマを現実のものにするとアナウンスを行っています。また、空飛ぶクルマの販売を目指すようです。 このTerrafugiaですが、実はすでに空飛ぶクルマのプロトタイプ「Woburn」の飛行に成功しており、さらに市販モデルの空飛ぶクルマ「Transition」は少数ですが27万9000ドルで販売が行われました。その姿はあまりクルマとは言
小型シャトル「ドリーム・チェイサー」、自由飛行に成功 宇宙ステーションへの補給目指す 2017/11/13 宇宙開発 シエラ・ネヴァダ社が開発をすすめる、翼を持ち滑空できる有人宇宙船「ドリーム・チェイサー」。こちらがカリフォルニアのモハベ砂漠にて2017年11月11日(現地時間)、自由飛行によるクリティカルテストに成功しました。 無人機としてヘリコプター「コロンビア234-UT 」に保持されたドリーム・チェイサーは高度約3810メートルから投下。そして、エドワーズ空軍基地にスムーズに滑空し着陸したのです。今回のフリーフライトでは着陸時のパフォーマンスを検証するもので、飛行データの詳細も今後公開されるとしています。 ドリーム・チェイサーは全長9メートルの小型スペースシャトルのような形状をしており、また機能的にも宇宙往還機として宇宙と地上の行き来が可能です。打ち上げには「アトラスV」ロケットが
小型ロケット「SS-520 5号機」12月25日のクリスマス打ち上げへ 超小型衛星「TRICOM-1R」搭載 2017/11/13 宇宙開発 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2017年11月13日、小型ロケット「SS-520 5号機」を12月25日10時00分〜14時15分(日本標準時)に打ち上げると発表しました。打ち上げは鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から行われます。 SS-520 5号機は観測ロケット「SS-520」を3段式にしたロケットで、全長は9.54m、重量は2.6トン。固体燃料を利用し、低軌道に4kg以上の打ち上げ能力を持ちます。今年1月に打ち上げられた「SS-520 4号機」は残念ながら実験に失敗してしまいましたが、今回の打ち上げではその対策が実施済みとしています。 そして搭載されるペイロードは、東京大学が開発した超小型衛星「TRICOM-1R」。縦横116×奥行き346m
オービタルATKは2017年11月12日(以下、現地時間)、「アンタレス」ロケットをワロップス飛行施設から打ち上げました。ロケットに搭載された「シグナス補給船」も予定された軌道へと投入されています。 もともと11月11日に打ち上げられる予定だったアンタレスですが、当日は個人用飛行機の飛行禁止区域への進入があり、打ち上げは延期に。しかし11月12日には推定3500人が見守る中、7時19分に打ち上げが行われました。 搭載されたシグナス補給船は国際宇宙ステーション(ISS)への補給任務「Expedition 53」として、必要物資や科学実験機器を宇宙飛行士へと送り届けます。シグナス補給船がISSへと到着するのは11月14日の予定。ISSに到着後は「カナダアーム2」でISSへと係留されます。 シグナス補給船に搭載されている物資のうち、3.5トンは水や食料、それに医療や科学実験機器。そして残りの86
NASAの超大型ロケット「SLS」、初打ち上げは2019年12月以降に 2017/11/09 宇宙開発 NASAが開発をすすめる超大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」。こちらは2019年に無人での打ち上げが予定されていましたが、NASAは新たに初回打ち上げが2019年の12月、あるいは2020年の6月にまで延期される可能性を示唆しました。 NASAはSLSの開発状況を広く再調査し、起きうるリスクなどを考慮して2020年6月の打ち上げが妥当だと判断。そしてもし何もリスクが露呈しなければ、2019年12月の打ち上げを目指すのです。 延期の続くSLSの打ち上げですが、このロケットは初回打ち上げミッション「EM-1」で無人宇宙船「オリオン」を月周辺まで送り込み、地球へと帰還させる予定です。また、EM-1ではロケットの安全装置のテストも行われます。そして2回目の打ち上げミッション「
ワシントン・ポストは、2017年11月5日に宇宙開発企業のスペースX社による「マーリン」ロケットエンジンのテストの最中に爆発事故が起きたと報じています。 テキサス州のマクレガーの施設にて発生したこの事故は、マーリンエンジンの認定テストの最中に起きたそうです。このエンジンは2018年以降に「フォルコン9」ロケットに利用されるもので、現在の同社の打ち上げスケジュールには影響ないと説明されています。また、けが人もいなかったそうです。 報道によれば、今回のマーリンエンジンはファルコン9の改良型バージョンとなる「ブロック5」に利用されるものでした。ブロック5では、ファルコン9はより推進力が増大し着陸能力も改良されます。なお、現在運用されているのはファルコン9の「ブロック4」となります。 スペースXはマクレガーにあるブロック5のエンジンテストを全て中断し、爆発原因の調査にあたるとしています。また、爆発
sorae.jp 宇宙開発 月面探査日本チーム「HAKUTO」、2018年3月31日までのミッション達成へ 「SORATO」送り込む 民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に参加する、日本チームの「HAKUTO」。このHAKUTOは2017年11月8日、2018年3月31日までのミッションの達成を目指すと発表しました。 Google Lunar XPRIZEでは民間で開発された探査車を月へと送り込み、500メートル以上走行させた後に画像や動画を地球に送信するのが目標です。最初に画像や動画の送信に成功したチームには2000万ドル(約23億円)の賞金を設定。また今年8月には、ミッションの期限が2018年3月31日にまで延長されていました。 Google Lunar XPRIZEは11月6日〜7日までミッションプラン審査会を実施。HAKUTOはインドチーム「Te
sorae.jp 宇宙開発 人工流れ星計画、JALとファミマが協賛 2019年初夏に広島瀬戸内で「SHOOTING STAR challenge」 人工流れ星計画、JALとファミマが協賛 2019年初夏に広島瀬戸内で「SHOOTING STAR challenge」 2017/11/08 宇宙開発 株式会社ALE(エール)がすすめる、人工的に流れ星を作り出す計画「SHOOTING STAR challenge」。そんな同社は11月7日に、JAL(日本航空)とファミリーマートがオフィシャルパートナーとして決定したと発表しました。 SHOOTING STAR challengeでは、人工衛星から軌道上に「特殊な素材の流星群」を放出。そして大気圏に突入し燃え尽きることで「プラズマ発光」がおき、流れ星が再現できるのです。なお以前の発表によれば、直径200kmの範囲で数百万人が同時に流れ星が見られる
スペースXの超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」、12月後半に打ち上げか 2017/11/02 宇宙開発 宇宙開発企業のスペースXが開発を進め、今年11月の打ち上げが予定されていた超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」。こちら、Nasa SpaceFlishtの報道によれば2017年12月後半に打ち上げが実施されるようです。 ファルコン・ヘビーはケネディ宇宙センターの第39A発射場からの打ち上げが予定されています。そしてスペースXは12月中旬にファルコン・ヘビーのスタティック・ファイアテストを行い、12月29日以降に打ち上げを行うようなのです。 ファルコン・ヘビーは「ファルコン9」ロケットの第1段を3本束ねたような形状をしており、さらに打ち上げにあたって構造が強化されています。すでにコアやサイドのブースターは点火試験を終えており、現在は水平統合施設(HIF)にて保管されています。 ファルコン
「けものフレンズ痛飛行機」が空を飛ぶ! 公開機体デザインにはグレープ君も 2017/10/26 航空 痛飛行機プロジェクト支援ファンド提供 大人気のうちに第1期のテレビ放送を終えたアニメ「けものフレンズ」ですが、現在そのキャラクターを機体にあしらった飛行機「けものフレンズ痛飛行機」を飛行させるプロジェクトが、クラウドファンディング形式で進められています。 このプロジェクトは、航空学校イー・フライトアカデミー代表の空飛ぶたぬきさんが個人で進めているもの。クラウドファンディングで資金を集め、パイパー社製「PA-46型機」の機体にけものフレンズのキャラクターのラッピングを施します。プロジェクトは「二次創作」の範囲で、製作委員会「けものフレンズプロジェクト」から許可を得たものです。 そして製作された痛飛行機は、11月4日から12月5日まで国内空港をキャラバン飛行します。キャラバンフライトでは10月
スペースX、11月に謎のロケット打ち上げ「Zuma」を追加 米政府が契約か 2017/10/19 宇宙開発 NasaSpaceFlightなどの報道によると、宇宙開発企業のスペースX社は、2017年11月10日以降に謎のロケット打ち上げミッション「Zuma」を行うことが判明しました。打ち上げ場所はケネディ宇宙センターの第39A発射場となり、打ち上げ日は11月16日になるという情報もあります。 FCCの文章から明らかになったこのZumaでは「ファルコン9」ロケットが利用されます。ペイロードの製造元はノースロップ・グラマンで、契約者は「government(米政府)」。ペイロードは地球低軌道(LEO)に打ち上げられることまでは判明しています。しかし、ペイロードの種類や目的は不明となっています。 このミッションは打ち上げから1ヶ月を切った時点で情報が公開されるなど、これまでの打ち上げとはどうも様
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