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都市部ではあまり<分水嶺>という表現を使いません。都市化された市街地にかつて流れていた(流れている)小河川が埋もれてしまう(暗渠化)ことが多いからです。襞のような丘陵地を多く持つ横浜にはミニ分水嶺が多くあります。 今回は 横浜の分水嶺を紹介しましょう。 横浜市域周辺の水系 ■横浜は大きく4つの水系で構成されています。 一級河川 鶴見川水系 二級河川 帷子川水系 二級河川 大岡川水系 二級河川 境川支流柏尾川水系 そのほか 入江川、滝の川、宮川、侍従川 等 水系に含まれる河川名のある支流も多くあります。 鶴見川の支流では 矢上川、早渕川、恩田川(奈良川)、鴨志田川 等 ■分水嶺とは 隣り合った河川流域の境界線を分水界といいます。この分水界となっている山脈(丘陵)を分水嶺と呼びます。 水系全体を分ける大きな<分水嶺>から支流の小さな<分水嶺>まであります。 この分水嶺、横浜市内ではほとんど宅地
1,000話までカウントダウン70の節目なのでちょっと頑張ってみました。 帷子川河口域を調べている過程で、明治38年発行の地図を改めて見直していたらそれまで全く意識していなかった情報が目に飛び込んできました。万里橋近くから「石油タンク鉄管」が海にまっすぐ伸びています。 明治38年の時点で、破線なので予定線かもしれませんが、横浜港内に石油パイプラインがあった?ことを再確認した次第です。 このパイプの使用者は?周辺を確認してみると高島嘉右衛門が造成した鉄道道にあたる「高島町四丁目」に「横浜瓦斯製造所」がありその奥には現在の平沼一丁目に「浅野石油槽場」が記載されています。 この場所は、戦前いち早くメジャー二社の石油会社が進出しましたが、浅野グループがいち早くこのあたりに石油関連施設を設置していたようです。資料を探してみたところ、 1892年(明治25年) 11月浅野総一郎、浅野石油部を設置、ロシ
1925年(大正14年)3月3日 アジア初の「日本フォード」製造工場が横浜市神奈川区子安に開設されました。 http://tadkawakita.sakura.ne.jp/db/?p=6947 このフォードの進出は、日本自動車産業界に大きなインパクトを与えました。 日本の自動車生産革命が国内メーカー、アメリカメーカーの下で<横浜>から始まりました。 1925年(大正14年)2月に資本金400万円で「日本フォード社」が横浜市緑町4番地に設立されます。 そして3月3日、新子安に「日本フォード」の製造工場が生産を開始します。 当初は本国モデルの左ハンドルT型フォードをノックダウン生産しますがここでは右ハンドルモデルAの生産をおこないました。 遅れること二年、ゼネラル・モーターズが大阪に拠点を置き生産を初め米国二大自動車メーカーによる東西競争が始まります。 1936年(昭和11年)に、日本政府は自
道路をまたぐ橋を「跨道橋(こどうきょう)」、線路を跨ぐ橋を「跨線橋(こせんきょう)」、駅舎やホーム同士を連絡するために架けられるものを「跨線人道橋(こせんじんどうきょう)」と呼ぶ。この中で「跨線橋」が描かれている有名な絵が松本竣介の描いた「Y市の橋」である。この作品を世田谷美術館で観て以来この作品群が気になっている。 「Y市の橋」の主題となった橋は、横浜市西区と神奈川区の境を流れる「新田間川」支流に架かっている<月見橋>である。「跨線橋」はその背景として描かれているに“すぎない”。 “すぎない”のだが、私はこの絵を見るたびにここに描かれている<跨線橋>が気になって仕方ない。「Y市の橋」の橋は「月見橋」とされているが跨線橋と月見橋が一体に見えるからだ。しかもかなりデフォルメされて描かれている。 事実、多くの専門家が指摘しているように松本はこの横浜市の「月見橋」そしてその奥に架かる跨線橋が大変
今日は横浜資料からたまたま出会った史実を紹介します。 (掃部山公園) 横浜市史5巻目第二章「第一次世界大戦下の市政」第二節に 「図書館設置問題と水源林買収」という項目が書かれています。 読んでも2ページ程度なので全て引用しても良いのですが、前振りも含めて少し編集してみました。 第二節のタイトルは「遅々たる公共施設の整備」 ここでは横浜史の中で明治末期から大正初期について触れています。 横浜は開港50周年の記念行事も行い交易も盛んな大都市になった割にインフラを含め公共設備がなっとらん!と市議会で問題提起されます。 大正3年には「開港記念横浜会館」の建設が始まります。 当時 「一つの公会堂なく一つの図書館なし」と揶揄された横浜市は、まあ経済優先だったのでしょう。港湾施設は国のお金で大きく整備されてきましたが、市内を見回すと<ろくなものがない>という状態、文化施設不毛の町でした。様々な文化施設の
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