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週末は日本臨床発達心理士会第8回全国大会に参加するため東京ビッグサイトにいました。臨床心理士系の心理臨床学会が同じ日に名古屋にありましたが、今回はこちらを選びました。 緘黙へのアプローチなどこれまでにない、なかなか良い情報が得られました。その中で、心理職の国家資格の情勢報告があったので関心のある方のために記します。 これまでの経過に関する事実関係は臨床心理士会からの情報と大差はありませんでした。 6月に自民党、8月に民主党の心理職の国家資格法案を作るための議員連盟が立ち上がり、これから合同議連を作る予定のようです。 しかしご承知の通り、最近の国会を巡る状況はかなり不透明で、与野党の議員が集まれば何か勘ぐられたりするので、スピードは鈍っているようです。これで解散にでもなれば(また中国との紛争がエスカレートすれば?)、またやり直しになってしまうかもしれません。 早ければ今年末には法案上程し、国
発達障害の代表選手、アスペルガー障害を知っていますか? あまり単純化するといけないけれど、厳密な定義は関連書を見ていただくとして、「場の空気を読めない」「人の気持ちがわからない」「こだわりが異常に強い」「集団行動が取れない」「得意なことには異常な集中力を示すけど、嫌いなことには全く関心を払わない」みたいな人を、私たち心理業界人は「あの人アスペっぽいよね」といいます(よね?)。 それは診断へつながることもあるし、単なる「困った人」のうわさ話のこともあります。 最近そんなアスペな人が増えているといいます。 職場やグループにアスペな人がいると、確かにいろいろと迷惑なことはあります。 気が利かないし、突然場に合わないことをいうし、時には思うようにいかないと唐突な行動をしたり・・・。一人一人は面白いんだけどね。 心理学でも学者・研究者系の人に明らかにそうだなと思える人が多くいますが、臨床のような対人
武田信玄の軍師として名高い山本勘助は大河「風林火山」を始め、数多くのドラマや小説で登場してきたものの、その実在性が長く疑われてきました。 それは山本勘助が大活躍する古文献が武田信玄の事績を描いた「甲陽軍鑑」のみだったことにあります。 ところが江戸時代に武士たちに長く愛読されてきた甲陽軍鑑は、明治以来の歴史学の「実証主義」によって、「資料的価値がない」と断ぜられ、戦後は山本勘助の話はフィクションだと決めつけられて「定説」となってしまったのです。 何より山本勘助の活躍がすごすぎて、甲陽軍鑑は読み物として「面白すぎる」のが、歴史学者のお気に召さなかったのかもしれません。 しかし、流れが変わってきたようです。近年発見された新文書で「山本勘助」実在説が有力になってきました。 そんな山本勘助学の現在がわかるのが、今やっている山梨県立博物館の「実在した山本管助」展です。 歴史好きの私は早速行ってみました
「発達障害の子どもたち」から 境界知能というのは、知能指数(IQ)70~84の範囲にあることをいいます。 普通知的障害(精神発達遅滞)はIQ70以下の人が該当するのですが、そこまで低くはなく、一応「正常」とされています。 正常だから普通に勉強したり扱えば問題はないだろう、と思われるかもしれません。 しかし、実際は学校や社会に適応するのがけっこう大変なのは、教育や臨床に携わっている人には実感されているのではないでしょうか。 著者もいいます。 さてこのグループ(境界知能:筆者注)については、これまであまり注目されなかった。しかし子どもの育ちに関わる臨床をしている者にとって、近年、境界知能は大きな問題となってきた。知的障害を持たない発達障害-軽度発達障害-が注目を集めているが、この中で境界知能が占める割合は非常に高い。特に学習障害を伴うグループについては、境界知能の児童が正常知能の児童よりも圧倒
『文藝春秋 2014年4月号』で、なんとコロナワクチンの薬害が取り上げられました。 遂に、ようやく、という感じです。 「お前ら文春だって、ワクチンを推奨していただろう。今さら遅いんだよ」と逆に怒りも湧きますが、まあ改心したのなら許そう(まだわからんが)。 記事には、「コロナワクチン後遺症の真実」というタイトルで、福島雅典京都大学名誉教授による、極めて科学的な考察による激烈なる告発が載っています。 さあ、ワクチンを推奨した利権にまみれた役人や学者、マスコミ、「コロナ怖い、世間が怖い」と黙り込んでいた臆病な知識人たち(特にリベラル派)はどうする? 反論してみろ。 マスコミは芸能人のスキャンダルの時にさんざんやってきたみたいに、「文春砲だ!」と騒ぐか? まあ、きっと徹底的に無視を貫こうとするだろうね。 しかし、真実はじわじわと、そしてある時一気に暴かれていくもの。 私たち、一般ピープルは、何が本
これまでたくさんの方々から教えを受けてきました。直接学ばせていただいたことはアドラー心理学や中国武術を始めいっぱいありますが、本や講演、メディアなどから間接的に影響を受けることも多々ありました。もともと本好きだから、読書の影響は特に大きいと思います。またワークショップ等で若干縁はできたけど、直接長期間に渡って教えを受けたわけではない先生の中にも、自分としては強い影響を受けた方もおられます。 その中で、僕が特にある時期とても入れ込んで、私淑した方々をご紹介しながら、臨床心理学やその近接領域を照らしてみたいと思います。勝手な人物評ですから、気楽に読み流していただき、お気にさわることがあったらお許し下さい。 まずは、精神科医頼藤和寛氏。 1947年大阪生まれ。阪大出身、著書は本当に多数。僕は大学時代、この人の著書(確か最初は「自我の狂宴」(創元社))を読んで、僕みたいないい加減な人間でも臨床心理
先週末横浜で開かれた「子ども虐待防止シンポジウム」に出張で参加。二日間のワークショップでした。 サインズ・オブ・セイフティー・アプローチ(SoSA)を学んできました。 オーストラリアのソーシャル・ワーカー、アンドリュー・ターネルという方が開発した、児童虐待の調査・面接に関する比較的新しい方法論です。 ブリーフ・セラピーや家族療法が元になっています。 従来からある虐待へのアプローチは、もっぱら親や家庭における虐待のリスクや危険性のアセスメントのみを行い、問題の解決とはそのリスクの軽減、消滅を目指すことと考えてきたといえます。 それは子どもの最悪の事態を避けるためには一見必要不可欠に思えるでしょうが、実はそれだけではうまくいかないことがよくあります。 よくあるのは、膨大なリスクアセスメントのリスト項目を検討することからくる判断の硬直化(イギリスではそれが顕著になってしまったとのこと)と親・家族
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