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夏の料理
taidan.seesaa.net
伊藤さん、すいません。 いつからか月一になっているこの対談ですが、とりあえず一回、ひと月分パスさせてください。 ご存じの通り、3月23日(金)の夜に「アナフィラキシー・ショック」になりました。 その夜あるレストランで食べた何かを、ボクの免疫システムが突然「敵」だと誤認し、大量のヒスタミンを放出したのです。おかげで全身真っ赤に腫れ上がり、呼吸困難にもなり、血圧は60-20まで下がり、死の一歩手前まで行きました。わかりやすく言うと劇症アレルギーとでも言うのでしょうか。 生まれてこの方、アレルギーとは縁遠い人生を送ってきたし、ゲテモノを含めてあらゆる食料を口にしてきました。 なので、なぜ突然、免疫細胞がその「アレルゲン」を敵だと誤認したのか、わからないのだけど、いわゆる「コップの水が溢れるようにある閾値を超えるとアレルギーになる」というのは都市伝説らしく、単なる「誤認」が正しいようです。 で。
そうそう、台風の日に伊藤さんオススメの「くろいわ」に行けたのでした。 男女ふたりの料理人がフル回転で出してくれる料理の数々。 料理ももちろん良かったけど、なんか京都っぽいというか、季節を取り入れた盛りつけにここまで凝った店に東京で久しぶりに出会ったなぁという印象を持ちました。 ボクが行った日は紫陽花のド派手な盛りつけが印象的。 他のお皿もなかなか凝ってますね。鮎は川を泳ぐし、お菓子は初夏の川。器も凝ってるしお酒も130種あるとか。店主がヒゲ(珍しい)なのも含めて、いろいろと面白かったなぁ。また行ってみたいと思います(けど、予約が相当大変そう)。 さてと、今回は居酒屋でも。 まだここでは紹介されてなかったでしたっけね。北千住の「酒屋の酒場」。 ずいぶん長い間行ってなかったのだけど、先日たまたま二度続けて行き、あーやっぱりここはうまくて安いなぁと思ったです。 いやー、ここの魚のうまいこと。 仕
さらなる九州の店、こちらも「きたうら善漁。」と双璧ですね。 (多少、行きやすいでしょうか 笑) さとなおさんの文脈から感じられる空間の広さや奥行も、地代の高い東京ではなかなか実現しにくいところだし、芸術家のお宅ならではのセンスの良さにも惹かれます。 こんな店に匹敵する、というか繋がる場所がなかなか思いつきませんが、 >ただ、この店の場合、料理より「時間」が主役ですね。 というさとなおさんの言葉に反応して、つい先日、ステキな時間を過ごしてきた「ふしきの」を紹介します。 「ふしきの」は、燗番のいる日本料理店とカテゴライズするのが一番分かりやすいですが、それだけの言葉ではまったく表現しきれていない、すばらしい「清酒とのひととき」を体験させてくれる空間です。 燗番とは、その字のごとくお酒の燗をする人のこと。清酒を提供する店におけるソムリエのような存在。ただ、提供する酒について厳密な温度管理が要求さ
>地方で静かにがんばっている店に行くのってホントに好き。 ホントにそうです。最近(特に出張で)地方に出かける機会が少なくなってしまって、さとなおさんの文章だけで楽しんでいます。また、そういった隠れた名店を引っ張り出すネットワークにもいつも嘆息。 特に瀬戸内の魚のすばらしさを大阪や広島で何度も体験したので、おっしゃることがよく分かります。おこぜはかなり高級魚ですが、西では安価でいいものに出会えますよねえ。それにしても愛媛の地酒はどれも飲んだことがなかった(汗。 ぼくも同じ立場で、東京で静かにがんばっている和食店を考えているうち一軒思いつきました。新宿の「達 菊うら」です。 食の不毛地帯新宿のさらに人通りのまばらな大ガードの先で、予約の取れない良質廉価な日本料理店として確固たる地位を築いた「板前心 菊うら」。その店主菊浦氏が、1年前に同じ建屋の真上のフロアに出したワンランク上の店が「達 菊うら
ココット料理、いいですね。 特にストウブ社の鉄鍋は熱が均等に伝わるし、ビタクラフトみたいに効率的に味と栄養を閉じこめて美味しいらしいですね。今度行ってみよう。最近では「クロ・ド・ミャン」に久しぶりに行ってココット料理を楽しみました。周りのお客さんはみんなココット料理を頼んでいました。はやってるのかな。いや、単に冬だからかな。 まぁココットはアメリカで言ったらキャセロール、日本で言ったら「鍋」ですね。 という無理矢理の結びつけで、移転した「うずら」を書いてみようかと思います。 この7月に麻布十番から白金(というか四の橋)に移転して、今年の11月にすごく久しぶりに行ったんですが、なんか印象としては前よりおいしくなっていると思いました。特にハリハリ鍋。クジラ料理が盛んな大阪に勤務していたころ「徳家」「西玉水」はもちろん、いろんな店でハリハリ鍋を食べましたが、いま現在、ボクは「うずら」が日本一おい
>大好きな西麻布「キッチン」が食材買い付けによるお休みだったので 「キッチン」は新店オープン準備のために休んでおられるという説もありますね。 こう暑くなってくると、エスニック料理店が恋しくなってきますが、最近コレといったオススメできる所に伺っていないので、うまく話が続きません。 で、ふと思い出したんだけど、「キッチン」も、店内女性客ばかりの中、さとなおさんと食べに行った経験があるので、さとなおさんと食べに行った店つながりで、今日の紹介は「古月」にします。 少し前になりますが、上野の奥にある一軒家の中華料理店「古月」で食事をしたことを覚えておられますか。ぼくの場合、「古月」個室での整然としたコース料理はもちろん、その後行った学校横のバーでのまったりした飲みの方も、クリアに記憶していたりします。 その「古月」が2軒目を出しました。場所は新宿御苑前。 ぼくは以前「新宿御苑系中華の兆し」という記事
伊藤さん、一ヶ月あいてしまってすいません。 詳細をここで書くことはしませんが、あれからプリック・テストを受けることができて(基本、アニサキス抗原のプリックテストを日本でやってくれるところはありませんが、つてを辿って、ある病院で受けることができました)、アニサキス・アレルギーが完全確定しました。 皮膚に針を刺してアレルゲンを注入し反応を見る、というテストなのですが、反応がかなり大きく出ました。 本当に微量を注入しただけですが、大きく腫れ上がりました。生のものも加熱したものも、両方で大きく出ました。 つまり、今後も、アニサキス抗原に(アナフィラキシーショックのときと同じように)激烈に反応する可能性が高い、ということです。 二回目にアナフィラキシーになると、なんと20分程度で死に至ることもあるそうです。 前の記事の繰り返しになりますが、アニサキスは、海に生息する(海を経由した川魚も含めて)ほとん
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