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ノーベル賞
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高田明典(2010).『物語構造分析の理論と技法:CM・アニメ・コミック分析を例として』を読む(大学教育出版) 本書の詳細は以下の通りです。 高田明典(2010).『物語構造分析の理論と技法:CM・アニメ・コミック分析を例として』.大学教育出版. 感想: <はじめに―「現代の神話」としての映像作品―> ここでは、本書の基本的なスタンスが示されています。具体的には、(1) 物語構造分析の目的は「私たちの社会の成り立ちや、人間の精神の仕組みを知」(p. i)ることである、(2) 神話は「最高の物語」「物語のなかの物語」であり、物語研究は神話研究の下位分野として位置づけられる、(3) テレビアニメや映画、コミックは神話の形態が変容したものであって、これらこそが現代の中で神話の役割を担っている(これらの内部に神話の中で語られた構造が入り込んでいる)、(4) 「「長らく語り継がれてきたこと」「多くの
山口美知代(2009).『英語の改良を夢みたイギリス人たち 綴り字改革運動史一八三四-一九七五』を読む(開拓社) 本書の詳細は次の通り。 山口美知代(2009).『英語の改良を夢みたイギリス人たち 綴り字改革運動史一八三四-一九七五』.開拓社. 感想:著者の山口先生から直接頂きました。非常に地道な資料収集及びその批判的検討に基づいて執筆されており、本当に敬服いたします。さて、本書の内容ですが、私が初めて知ることがほとんどで、ここで要約すいることはできませんが、読んでいてとても関心を持った事柄について述べたいと思います。 <序章:国民統合の言語から国際語へ> 本書の目的は、「英語書記法の改良を目指した「綴り字改革論者」の言説と運動の分析を通じて、一九世紀から二十世紀のイギリスにおいて特徴的であったひとつの「英語観」を明らかにしようとするもの」(p. 12)と述べられていました。著者は、「それ
近年、文学を使った英語教育関係の研究は様々な論文や書籍が出版されています。以前は、Widdowson氏やCarter氏、McRae氏、Collie氏 & Slater氏など、いわゆる定番の文献を読んでから研究をスタートするという形が多かったですが、ずいぶんと文学教材を取り巻く状況は(日本国内は別にして、少なくとも世界的には)変化し、それに応じた新しい研究も多く出版されています。個人的には、L1での文学読者の読解処理を実証的に調査する研究(文学の経験的研究)、L1での文学指導研究(Language Artsの指導研究)、外国語環境での文学指導研究(いわゆる文学を使った英語教育研究)を読むことが多いので、ここ1年ほどで大いに影響を受けた書籍を挙げておきます。他にもたくさんあるのですが、とりわけ影響を受けたなと思うのは以下の書籍です。 Kuiken, D., & Jacobs, A. M. (E
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