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アメリカ大統領選
tifosissimo.jp
2007年秋『footballista』の連載コラムに3回連続で書いた、ミランウルトラスの「ストライキ」とその背景事情についてのストーリーを、ひとつにまとめました。昨今のイタリアのゴール裏事情が象徴的に表れた話だと思います。 とりあえずこれで、ウルトラス話は一段落ということにします。 「僕もチームメイトも、すごく腹が立っている。ミランがこれまでサポーターに与えてきた喜び、たくさんの勝利を考えれば、こんな扱いを受ける理由はどこにもない。この春のダービー以来、ずっとこういう状態が続いている。あの試合だって、サポーターの後押しがあれば勝てたはずだった。(……) 『ミランは俺のハートの中にいる』と口にするのなら、それを示して見せるべきだ。今のサン・シーロは、アウェーや中立地でプレーするのと全く変わらない。本当のホームでプレーしている気持ちになれない。こんなおかしい話はない。我慢ももう限界だ」(パオ
この1週間、静岡県のある名門校のイタリア合宿に通訳としてつきあう機会に恵まれた。 指導に当たったのは、セリエB、Cの監督として15年以上の経験を持つフランチェスコ・ジョルジーニ。まだセリエAのチームを率いる機会は得ていないが(これはたまたま運と人脈に恵まれなかったからに過ぎない)、ザッケローニ、グイドリンなどと並び、「ポスト・サッキ」世代の攻撃的なゾーンサッカーの使い手として「業界」では高い評価を受けている監督のひとりである。 その彼に、日本でもトップレベルにある高校チームを1週間見て感じたことをじっくり語ってもらったので、今回はそれをご紹介することにしたい。 「驚いたのは、チームとしての組織的な動きがしっかりできていることだった。DFラインの上げ下げ、プレッシングに行ったときのポジション取りなど、守備の基本はほとんど完璧にできているといっていい。イタリアのプロクラブの同年代のチームでも、
サッカーというスポーツが面白いのは、同じルールの下でプレーしているにもかかわらず、そこに国や民族の文化やメンタリティがおのずとにじみ出て来るところです。イタリアで暮らす日本人という立場から、日本とイタリアという2つの国のサッカーを観察していると、その違いについて考えさせられることも少なくありません。ということで今回は、イタリア人の監督・コーチと日本のサッカーについて対話した内容を、彼ら自身のコメントで並べてみたテキストを。 筆者は、アルベルト・ザッケローニも含めて少なくないイタリア人監督、コーチと、日本のサッカーについて話をした経験がある。そこで耳にしてきた印象や意見は、ちょっとした偏見や先入観に支配されていたり、うまく説明できない違和感を内包していたりと、イタリアならではのフィルターがかかっているがゆえに、今まであまり自覚していなかった側面をあぶり出してくれるような、興味深い内容だった。
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