前回の記事で紹介したTOEIC高得点取得の最短コースを辿るにあたって有用なエントリー集であるが、いずれの記事にも通ずる共通点は「短期間で大幅に点数を伸ばした」という点にある。 どの記事を読んでいても印象的なのは、筆者達が「TOEICの点数を上げる」為の勉強しかしていないことだ。 「TOEIC」という単語とセットで、「英語力向上」などという漠然とした単語を広告などで我々は日常的に頻繁に目にする。 『英語に触れる時間を長く取れば「英語力」が向上し、ひいてはTOEICなど資格試験においても高得点を取ることが出来る』と言ったニュアンスを含んだこの単語は、しばしば英語を本気で勉強しようとする人を惑わせるものだ。 真面目な日本人はこの「英語力向上」という曖昧で何を意味するのか分からない単語を目標として掲げ、真面目に遠回りな勉強を繰り返し、そして実際に英語を使わなければならない場面や資格試験で無様に散っ