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tokyo-photo.net
tokyo-photo.netはモノクロ自家処理情報サイトなので本筋からは逸れますが、ボク個人的に最近はカラーネガ現像やカラープリントを楽しんでいるので、ちょっとだけ。ボクのブログにもカラー自家処理に関する検索結果からお越しになる方が増えているようですので、参考までにまとめておきます。 ネガで撮ろう まず最初に、基本的にボクはカラーと言ってもリバーサルはやりません。 なぜなら、モノクロに関しても言っていますが、あくまでも最終出力はプリント、しかもウェットプロセスによるプリントが目的ですから、スライド投影やフィルムスキャンからのデジタル出力などには興味が無いんです。 そんなわけで、リバーサルフィルムファンの方には申し訳ないですが、本来プリントを目的にしていないリバーサルフィルムには魅力を感じません。 これは単なる食わず嫌いではなく、ボク自身しばらくの間、毎月20本も30本もリバーサルで撮
(書いたのがしばらく前なのでフィルムの情報が古いです。近日書き直しますけど、赤外フィルムは日本国内でもかなり入手が容易になりましたよ) 赤外写真 どうやら最近、赤外写真の地位というか捉えられ方がグッと変わってきたような感じです。 というのも、まず、日本でもっとも親しまれていた赤外フィルムであるコニカ赤外750が製造終了となってしまった事。 また、コダックHIE(ハイスピードインフラレッドフィルム)もとうとう終了。 他に赤外フィルムというと、これまではMACOのIR820cというのも日本には入ってきていたのですが、1本が2000円近くするのでなかなか手を出しにくいという面もありましたね。そしてこれも廃盤。 別の方面では、これはフィルムのスチール写真ではないのですが、ビデオカメラに赤外フィルターを付けて盗撮まがいの事をする輩が出てきて、特に夏の海水浴場などでは大問題。報道にもよく取り上げら
今や多階調印画紙が主流なので、モノクロ写真で「フィルター」というと、うっかりプリント時に使う多階調フィルターと思ってしまうかも知れないけれど、今回のお話しは撮影用フィルターについてです、念のため。 以前からカラー写真をやっていた方は、既にある程度フィルターになじみがあるかも知れませんね。 レンズを買うと、お店で必ずと言っていいほど「フィルターはどうしますか」と聞かれるから、初心者の方でもスカイライトフィルターかUVフィルターを保護フィルターがわりにレンズに付けているかも。 風景写真を撮るときに空がキレイな青になりますよ、なんて、PLフィルターを持ってたり。 初心者からちょっとすすんでくると補正フィルターを使ったりしますね。 曇りの日にはコレ、蛍光灯下ではコレ、夕方になったらコレとか。だいたいそうだなぁ、6種類くらいはどなたでも持っているかしら。 本格的にやりこんでいるハイアマチュアだと
微粒子現像液 粒子を目立たなくさせる現像液。 銀粒子を溶解する成分(ほとんどの場合は亜硫酸ナトリウム)が多く含まれているので、ぺたっと滑らかになる。 代表的なものは現像主薬にメトールを1リットルあたり数グラム使い、それにたいして亜硫酸ナトリウムを100g程度含む。 国内で普通に売っているものでは、富士写真フイルムの「ミクロファイン」、イルフォード「パーセプトール」などが代表例かな。 自家調合ではD23処方(調合済み製品も市販もされてる)なんかがメジャー。 D25などはさらに微粒子化効果が高い。 いずれも粉末タイプであらかじめ溶解して用意しておきます。 どれもあんまり違わないので、入手しやすいのを使えばいいんじゃないでしょうか。 ミクロファインなんぞは安い(中身がシンプルだもんな)し、「微粒子!」って言葉にココロ惹かれるのが人間ってもんだから、実にもってよく使われているのでは無かろう
相反則不軌 フィルムに光が当たると、フィルムに塗られている感光材料の中のハロゲン化銀が化学変化を起こすわけですよね。 光の当たる量が多ければ化学変化を起こす量も多いから、被写体の明るい所と暗い所がネガフィルム上の濃い所薄い所という風に出来上がって、映像が写し取られるわけだ。 長い時間(シャッター速度が遅い)フィルムに光を当てればそれだけ化学反応が進むからネガフィルム上では濃くなる。 原則として倍の光を当てると化学反応も倍、半分だと半分、という具合に、フィルムに当てた光とフィルムの化学変化の間には相反則というものがある。 ところが、フィルムに光を当てている時間が極端に短い場合、シャッター速度が1万分の1秒より短いとかそういう場合だけれども、この相反則が通用しなくなる。 逆に、フィルムに光を当てている時間が極端に長い場合(正しくはフィルムに当たる光が極端に弱い場合)にも相反則は通用しない。
インターネットの普及で多くの方がホームページやブログを開設するようになり、写真作品の発表もネット上の画像がメイン、という事が非常に多くなったように思います。 そのため、銀塩モノクロフィルムによる撮影といっても、ネガフィルムからのスキャンで間に合ってしまうという事にもなり、あるいはフィルム現像はするけれどプリントはしない、という方も案外多いかも知れません。 それはそれで決して悪いことだとはボクは思いません。 フィルム現像は道具類への投資も少なく場所も取りませんし、そもそも暗室すら必要ありませんからかなり手軽です。 それでも、全てが電気仕掛けのデジタル撮影よりはるかに写真らしい写真でしょう。 いっぽう、ウェットプロセスによるプリント作成は暗室も必要ですし、それなりの場所も取ります。 設備・道具・消耗品類への投資、作成の手間など、手軽とは言いにくい部分がやはりあります。 しかし、それでも
だんだんと種類も減ってきてしまいましたが、まだまだ選択の余地はあれこれあります。 とはいえ、物珍しさであれこれ手を出していてはいつまでたっても基本的な技術や知識が身に付きません。 標準的な感剤と薬品とを、さまざまな事を理解できるまで使い倒してみましょう。 モノクロネガフィルム 黒白写真フィルムと箱に書いてあるヤツです。 富士でもコダックでもイルフォードでも結構ですが、最初はなるべくメジャーで簡単に手に入るものがいいです。 メジャーな物にはそれだけの理由がありますし、さまざまな現像液での標準現像はもとより、増感現像や減感現像などのデータも豊富に存在します。 モノクロフィルムには、思わず「シブイ!」と思っちゃうような東欧の銘柄などもありますが、トップメーカーとの技術差にはかなり大きな物がありますよ。 個人的には、性能と価格、そして日本国内での入手のしやすさから、富士写真フィルムのネオパン
ゾーンシステム ~ そりゃいったいなんぞや? その昔、アメリカにアンセル・アダムスという写真家がおりまして、数々の「印象的な」風景写真で名をはせました。 彼は写真技術を後進に伝えようと、講師としても活躍して尊敬を集めたんですねぇ。 アダムスの業績で特筆すべきなのは彼の作品は勿論のこと、美しく印象的な写真を創造するための思考と技法を結びつけ、被写体の明暗を印画紙上の濃淡に導いていくゾーンシステムを同僚らと共同で提唱し、その仕組みをわかりやすく書籍にあらわした事にあると言っていいと思います。 「ゾーンシステム」、そう聞くと「上級者向けのもの」「大判でしか出来ない」「やたら複雑そう」というイメージがありますが、ナルホド確かに初心者がホイホイと実行できるモノではありません。 またあるいは「ゾーンシステムはすでに過去のモノ」と言う風に思ってしまうこともあるかも知れません。 しかし、アダムスが
このサイトがモノクロ写真に特化した内容なので、いちおうモノクロ写真入門の一部として書きますが、モノクロであるとかカラーであるとか、あるいはデジタルであるとかには関係ない、写真のホントの基本的な説明です。 ホントに基本的な内容なので申し訳ないぐらいなのですが、カメラの進歩で露出決定の自動化が進んではやウン十年。もしかすると、実はよく分かってなかったという方がおられるかも知れないのでもう一回整理してみたいと思います。 告白すれば、ボクも写真をやり始めてからしばらくは全然判ってませんでしたから。 エクスポージャーバリュー(EV)というのは必ずと言っていいほど聞いたことがあると思います。 おそらくは、カメラに付いている露出補正ダイヤルや液晶表示、あるいは写真雑誌の作例や記事のなかで、露出補正マイナス○EVとかプラス○EVとか。そんな感じで使われているのではないでしょうか。 例えば、露出計の指示
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