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ノーベル賞
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●おそらく年末になろうと思いますが、宮台真司さんの1985年前後に書かれたいくつかの代表的な論文を集めて、それにインタビューを付した論集が上梓されます。タイトルは『宮台真司初期思考集成』となる予定。 ●出版記念として、12月26日15:30~17:00まで、朝日カルチャーセンターで対談を行います。詳しくは、おって朝カル新宿校のHPに掲載されると思いますので、興味のある方はチェックしてみてください。 ●以下は、『宮台真司初期思考集成』のまえがきの一部です。 まえがき 宮台真司 がこれまでに書き上げた文章は膨大な量である。時事的なものもあれば、啓発的なもの、挑発的なものもある。 多くの読者にとっては、こうした文章に現れる「ミヤダイ」が彼自身となっていることだろう。しかしながら、宮台が書き上げてきた文章には「ミヤダイ」とは似て非なる来歴がある。それは、数理社会学者として出発し、社会システム理論
●宮台真司氏が『若者を見殺しにする国』(赤木智弘著)へのコメントを出している。 http://www.miyadai.com/index.php?itemid=579 ●そのコメントに対して、文仲氏がコメントをしている。 http://d.hatena.ne.jp/bunchu/20071112 ●文仲氏のコメントは至極もっともである。が、宮台氏にしてみれば、その存在証明の一環として、ロビーイングなるものに日夜余念がないのであって、「匂いに鈍感な糞野郎」と一緒にするなということになろうか。宮台氏の指摘のように、そしてまた文仲氏が「それは然り」というように、動機づけに失敗しては結局詮無いことになる。 ●しかしながら、宮台氏はしばしば、動機づけに失敗する蓋然性が高いという理由で、最初から動機づけを回避する道を提唱し、また模索すべきであると言ってもいる。要するに、広範な政治的意思形成から行政権を
●まずは「http://trickystar.blog59.fc2.com/blog-entry-68.html#comment」を。 ●以下は、双風舎の谷川さんとのやり取り。『幸福論』(NHK出版)でも、宮台さん・鈴木さんと議論になった問題が伺えます。谷川さんによって「ムカつかせずにしろ」とあります。お互い様ですが、そのあたりは別にしても、やり取りの中身は一考に値するでしょう。規範論は無視できないという私と、それはぬるいので実効性をという谷川さんのやり取りから、政策提言はどういうものかが垣間見える気がします。 ●コメント順。 ①谷川さんから 不可視な存在を可視化させるために、「あえて」即時的な手当を要求するというのは、戦略としては向こうではないと思っています。堀内くんは、生活に苦しんだことがないの? お金や生活に苦しんでる人に「規範的社会観」なんていったって、それが何かもわからないでしょ
●萱野稔人氏が、また興味深い本を上梓された。『権力の読みかた』である。献本して頂いたので、さっそく読もうとしたが、なかなか集中して読める時間がなく、今日はパラパラするにとどまった。その範囲で思ったことを少々書く。 ●萱野氏はヴェーバーの「国家による暴力の独占」に関する議論がお好きなようで、今回も冒頭で触れられている。今回の本は、萱野氏によるフーコー解説本といったところか。状況と理論に分けられており、前半は、萱野氏による現代社会解説ないし時評で、後半はフーコー解説である。私もフーコーを自家薬籠中の物にせんと、せっせと学んでいることもあって、興味深くパラパラした。状況編は興味深いが、今は後回し。 ●フーコー研究者にとってみれば、よく知るところにあふれているが、これから学ぼうとする人には良い手引きになろう。私見では、前半よりも後半、『知の考古学』の萱野流解説は興味深い。時間を作って勉強させてもら
●フランスに関する文献から、何を知りうるかを簡単にまとめておく。以下に示す文献からは、フランスにおけるさまざまなカップル形態が、『結婚』という価値観に捕らわれない【新しいライフ・スタイル】として積極的な意義付けを経て登場した、と結論付けるのはあまりにも天真爛漫に過ぎるということが分かる。歴史的な展望からは、様々なカップル形態は「結婚」と言う制度からの差異化として登場してはおらず、むしろ「結婚」はひとつの形態の、ひとつの制度化であり、他の形態も時流にあわせて「制度化」されてきているということだけが分かる。また「結婚」より別の形態が支持されつつある背景に離婚率の増加をあげることができる。フランスでは、互いに離婚に同意していても弁護士をたてねばならず、裁判所に申請しなければならない。半年はかかると言われ、多額の金額をつぎ込み、何年もかけて離婚こともあり、こうした事情から結婚と別様な、しかし制度的
●本日は、マンション等の賃貸契約に関する話題を提供したい。賃貸契約を結ばれる多くの方々は、民法や消費者契約法、或いは宅建業法などに通じているわけではない。東京都の都市整備局等は、「東京ルール」と呼ばれるガイドラインを作成してはいるが、その存在を知る方も意外と少ないのではあるまいか。賃貸契約において、貸し主と借り主の間で賃貸契約の仲介をするのが、所謂仲介業者であるが、契約に際しては、宅地建物取引主任者という国家資格を持ったものが、重要事項説明を行うことになっている。要するに、二者間における情報格差を埋めるために、宅地建物取引主任者がいるわけである。 ●ところが、この宅地建物取引主任者という国家資格は、様々な資格を紹介しているサイト等によれば、1〜3ヶ月も勉強すれば、合格率が20%にも上る相当ゆるい資格であり、名前の華やかさとは反比例するように、いわゆる「国家資格」という響きからはほど遠い代物
●鈴木弘輝氏と進めている研究の一環として、近代(社会)をいかに解釈し評価するかという関心の下に、「批判」という営みの今日のあり様や意義について関東社会学会で共同報告しました。とりわけ私の報告では、フランクフルト第三世代のアクセル・ホネットや、システム理論を独自の仕方で援用するノルベルト・ボルツに焦点をあてながら、批判の視点よりもむしろ、視座に自覚的(とされる)批判の可能性に言及しています。 ●ホネットをはじめフランクフルターの現在の関心や方向性、そして私の報告内容の一部は、玉垂葵さんのブログのエントリとブログ上でのやり取りが、もっとも簡潔で明瞭だと思われます。 http://d.hatena.ne.jp/tamadareaoi/20060611/1150029689 http://d.hatena.ne.jp/tamadareaoi/20060615/1150356114 ●鈴木弘輝氏が言
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