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体力トレーニング
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その後、自分なりに商品論をより精緻に、正確に理解する試みを続けてきたが、土台になったのは久留間の解釈である。世界的にみてもこれを超える解釈はない。マルクスの書いていることを矛盾なく理解できる唯一の解釈の方向性であるばかりでなく、理論的生産性が高い。間違いなく「正しい」解釈である。
こういう物を読んでいると、久留間派は宇野派の物量作戦に敗れたのだなということがわかる。たとえば、この本には久留間鮫造は単純商品社会から資本主義へ発展するという歴史説の立場だと書いているが、たんなるデマである。しかし、デマが堂々と大量に垂れ流されると真実だと思う人間も出てくる。
とある仕事のためにある20年ほどまえのマルクス経済学の貨幣本を読み直しているのだが、久留間説の曲解ぶりが尋常ではない。この読解力では資本論理解は無理だろう。皮肉なことに批判対象である岩井説に結果として接近している。
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