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TGS2024
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ハメリンプールのストロマトライト 満潮時に水中カメラを用いて撮影したもの。地上の樹木のように、光を多く受けるために上に向かって広がっている。 オーストラリアには、多くの魅力的な生物が生息している。卵を産む哺乳類カモノハシ、カンガルーに代表される有袋類の数々、恐竜の生き残りともいわれる飛べない鳥エミュー、巨大サンゴ礁等枚挙にいとまがない。これらはすべて、生物進化の生きた「見本」である。私は、一昨年11月か昨年4月までの半年間、オーストラリアに滞在する機会を得たので、そこで出会った「ストロマトライト」と呼ばれる生物進化と地球史を物語る構造体について紹介してみたい。 ストロマトライトは、光合成バクテリア(以前はラン藻類と呼ばれていた)のコロニーが水中で構築したドーム状あるいは柱状の構造体である。光合成バクテリアが分泌する粘液に細かい堆積物が海水中の炭酸カルシウムとともに沈着される。光合成バクテリ
I.科学者・小柴の特殊性 〜 古き良き時代の科学者と現代的な科学者の融合 〜 「研究の中の苦労?夢を追いかけさせてもらっているから、苦労なんて感じない。物理は楽しい。物理をやっていて苦しいと思ったことはない」 科学者と言われたとき、私たちはどんな人物像を思い描くだろうか。形振り構わず、一日中、研究室に引きこもり、研究に没頭している。頭脳明晰であるが、世情には疎く、人付き合いが苦手。周囲からは、「あの先生は偉いけれど、ちょっと世間知らずで・・・」と尊敬と苦笑を交えて語られる、といったところが一般的ではないか。ステレオタイプではあるが、「古き良き時代の科学者」は多かれ少なかれ、このような特徴を備えていたようである。例えば、夏目漱石の門下生でもあった物理学者の寺田寅彦(1878-1935)をモデルに、漱石が書いた『三四郎』の登場人物、野々宮宗八は、「理科大学(今の東大理学部)の穴倉で半年も光線の
緒言 総論 揺れ動く「真」と「贋」 第1部 複製価値論——ホンモノ/ニセモノの峻別は可能か? 先史考古学における真と偽——石器のコピーをめぐって アンデスにおける模造と捏造——真贋鑑定から本物再発見へ レプリカを用いた考古遺物の解析 真贋を科学する 年代物——ほんとうはいつ頃のもの? 第2部 複製制度論——コピーこそがオリジナルである! 写真と謄本——天皇の姿と言葉の場合 模造千円札事件——芸術は裁かれうるのか フィラテリーにおける偽造・摸造・変造 第3部 複製美術論——オリジナルは唯一無二ではない! 国芳が模した中国の水滸伝画像 デュシャンにおけるコピーの問題——レディ・メイドを中心に 「レプリカ」を超えて 第4部 複製教育論——コピーにしか果たし得ぬもの 空想美術館——複製メディアにおける芸術作品の受容 カースト・コート形成史——複製美術品の機能と役割 ダイヤモンドのレプリカが生まれる
この「時空展」が開催される前の年、2005年は国際連合によって「世界物理年」と定められた。多くの科学雑誌や新聞が特集を企画し、また日本物理学会をはじめ多くの学術団体が講演会やエベントを企画し、物理学のおもしろさを伝え物理学の普及活動を行った。2005年が世界物理年に選ばれたのはアインシュタインによってちょうど100年前の1905年に現代物理学の根幹をなすような重要な論文が発表されたからである。「相対性理論」、「光電効果」、「ブラウン運動」の論文である。(「相対性理論」は簡略化して相対論と記す。)「光電効果」の論文は後に続く物理学者によって「量子論」が建設されることになる重要なきっかけとなる論文である。良く語られるように、「相対論」と「量子論」は現代物理学をささえる2本の柱である。20世紀、この2本の柱の上に現代物理学の大系が建設され、化学や生物学、また地球科学、宇宙科学などの基礎科学が爆発
OKHOTSK 北の異界 古代オホーツクと氷民文化 目次 ごあいさつ 東大文学部と常呂町 特別展の開催に寄せて 口絵 オホーツク、二つの邂逅 西秋 良宏 第一章 オホーツク人の海と陸 オホーツク海沿岸の自然環境とその変貌 平井 幸弘 オホーツクの動物 −ヒグマと海獣 桑原 岳仁 ■松浦武四郎の見た魚 坂本 一男 第二章 オホーツク氷民文化 もう一つの日本列島史 宇田川 洋 骨格形態にもとづくオホーツク文化人 石田 肇・近藤 修 海に生きたオホーツク人 高橋 健 ■骨が語る食生活 米田 穣 オホーツク人の住まい 武田 修 オホーツク「クマ祀り」の世界 宇田川 洋 オホーツク人と死 熊木 俊朗 ■オホーツク人のゆくえ 宇田川 洋 第三章 オホーツク・フィールドワーク スグ ユク アトフミ 北海道常呂町と東京大学文学部考古学研究室 大貫 静夫 ところの民族考古学 トンコリと常呂 宇田川 洋 トコ
東京大学総合研究博物館 脊椎動物収蔵資料データベース 作成 小薮大輔、森健人、安西航、工藤光平、郡司芽久、小林沙羅、 荒谷美咲、伊藤海、小寺稜、遠藤秀紀 ここでは東京大学総合研究博物館に収蔵登録されている魚類以外の脊椎動物標本 カタログを公開しています。骨格標本が主ですが液浸標本や剥製標本なども含んで います。 About the UMUT Vertebrate Zoological Collection Database Developed by Daisuke Koyabu, Kent Mori, Wataru Anzai, Kohei Kudo, Megu Gunji, Sara Kobayashi, Misaki Aratani, Kai Ito, Ryo Kodera, Hideki Endo This site contains the online catalog of th
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