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パリ五輪
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この間、図書館が使用料を支払らっていないという愚痴(記事はコチラ)を書きました。世間では話題になることが少ないのですが、実は以前からくすぶっている、出版業界の未来を左右しかねない深刻な問題なのです。 ヨーロッパ諸国では、図書館(=地方自治体)が出版社に対してちゃんと使用料を支払っています。出版社は民間企業ですから、払うものは払わないといけないと考えているわけです。その根拠は、出版業界が不況に陥れば、出版文化、ひいては国の文化を守ることができないというものです。 これに対し、日本では出版業界と図書館協会が互いの利益を主張して譲りません。図書館側の主張は一言でいえば「公的機関だから支払う必要性がない」というものです。出版業界側の主張は「図書館のせいで出版社の利益が大きく損なわれている」「著者も大きな被害を受けている」「レンタル店やネットカフェは使用料を払っている」等々です。 「お前は出版
仲間内でよく出るのが、図書館の悪口です。 一般の人にはとても便利な施設ですが、本が売れてなんぼの仕事をする人たちにとっては、ちょっと痛し痒しなシロモノなんです。 CDやDVDのレンタル店は、販売元に対して使用料を払っています。カラオケ店で歌う場合も同様です。 でも、図書館は使用料を一切払いません。100人借りようが、1000人借りようが、著者の懐に入ってくるのは1冊分の印税のみです。 著者が許諾していない場合は、勝手に貸し出したりしてはいけないのではないでしょうか。たくさんの人に無料で読んでほしいと考えている著者の本だけ並べればよいと思うのですが・・・。
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