2011年11月2日、太平洋セメント株式会社の子会社である千葉県市原市の市原エコセメント株式会社が、1キログラム当たり1,000ベクレル以上の高濃度放射性物質を含む排水を東京湾へ放流していたことを公表した。11月1日に、千葉県より放流の停止要請を受け、排水の放流、操業を停止したことも合わせて発表している。 (参考:福島第一原発事故-海洋放射能汚染は東京電力試算の20倍相当) image from 市原エコセメント 市原エコセメントの発表した資料によると、9月21日時点で排水測定結果が判明しており、1キログラム当たり1,103ベクレルという値となっていた。その後、9月25日には定期運転再開となっているが、この間何らかの対応を行ったのかどうかについては記載がない。 そして10月14日には再度排水測定結果が判明。同1,054ベクレルという値となっている。その間社内で「千葉県への報告書と放射能低減