交通量と認知症の関係 コホート研究(Chen, 2017年) *1 幹線道路から50m未満で認知症が7%多い 少し前に「幹線道路沿いに居住で認知症リスクが高まる」という記事が掲載されていました。 認知症の発症と自動車の関係を示唆するものでしょうか? 論文を確認してみましょう。 交通量と認知症の関係 コホート研究(Chen, 2017年) *1 研究の概要 カナダのオンタリオに居住し、20-50歳の成人を対象とした多発性硬化症コホートと55-85歳の成人を対象とした認知症・パーキンソン病コホート登録者のうち神経疾患を発症していない人で、幹線道路の近くに居住する人は、幹線道路から300m以上離れて居住する人に比べて、多発性硬化症、認知症、パーキンソン病の発症は多いかを検討した、予後についてのコホート研究。 主な結果 コホート登録者数は4,372,720人と2,165,268人。 2001年から