サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.fashion-net.com
現在表示しているページの位置 HOME > 小島健輔 > 最新論文 > ファション販売2013年8月号掲載 『転機に立つファッションECとオムニチャネル戦略』 試着も出来ないECで衣料品や靴を買うなど躊躇された数年前が嘘だったかのように、スマホの普及や送料の無料化、返品条件の緩和などが揃って衣料・服飾品のEC市場が急拡大し、今やネットショップとの相互送客(O2O)なくしては店頭販売も伸ばせない状況に至っている。 経済産業省の調査や業界団体の統計などから推計すれば、11年度のファッション(衣料品と身の回り品)EC売上は5170億円、国内総売上に占めるシェアは約3.6%だったが、12年度は約20%増の6200億円前後に達し、13年度は7500億円に迫ってEC化率は5%を超えると推測される。日本経済新聞社が行った消費者アンケート調査では化粧品のEC化率は32.7%にも達しており、ファッションE
今秋商戦は夏商戦に続いて低迷し、百貨店婦人服洋品は93.3と昨秋から3.1ポイント、百貨店紳士服・洋品は95.7と1.9ポイント、レディスブランド/ストアは96.2と2.0ポイント、メンズブランド/ストアは95.5と1.3ポイント水準を落とした。とは言え、恐慌に突入した冬商戦に較べれば穏やかなもので、直近の12月商戦など二桁割れが当たり前。7掛け6掛けというブランドも珍しくない。 金融恐慌が実体経済に波及して自動車や家電といった基幹産業まで不振を極めるという惨状下、消費も生産も雇用も急激な縮小スパイラルに陥っている。家計資産の目減りに加えて雇用まで危なくなった国民はひたすら生活防衛に走り、価値と価格の常識が一変して値崩れが急速に拡がっている。売れているのは高機能高品質商品を低価格で提供する国民的SPAや最低価格のファストアパレルばかりで、ユースドや手持ち衣服を仕立て直しする更正服さえ再評
アパレル業界は市場規模の縮小に歯止めが掛からないまま、SPAのメジャー化によって小売業とメーカーの際がなくなり、景気後退とともに販売チャネル間のバリュー競争が激化して高コストな百貨店流通が急速に凋落しつつある。 衣料品の市場規模は91年をピークに毎年縮小が続いており、07年下期には通年ベースで91年比66.9%まで縮小。家計支出に占める被服履物支出比率(エンゲル係数と同様にファッション係数と呼びたい)も91年の7.28%から07年下期には通年ベースで4.23%まで低下してしまった。この間に衣料品比率の高い百貨店の販売効率は58.5%に、ショッピングセンターの販売効率は57.2%まで低下している。アパレル業界はまさに構造不況業種と言わざるを得ないのが実情だ。 その一方で、売上対比の小売不動産比率(家賃、保証金金利、内装償却費など)は93年の14.0%から07年には20.3%に、販売人件費率
SPAC20周年総括論文 『SPAの進化/多様化と次世代の課題』 (株)小島ファッションマーケティング代表取締役 小島健輔 SPA(specialiy store retailer of private lavel apparel)は製販を一貫する効率的な流通とブランディングのビジネスモデルとして1987年春、米国ギャップ社のドナルド・フィッシャー会長が提言した事業概念で、当社は逸早く88年1月にSPAC(SPAクラブ)研究会を立ち上げてSPAのビジネスモデルを追求する研究活動を積み上げ、2008年1月で満20周年を迎える事が出来ました。 SPAは小売業者がオリジナル・レーベルによって、あるいはブランドメーカーが直営店展開によって、それぞれ独自のブランディングと収益構造を実現せんとする両面のアプローチから進化して来ましたが、今日では調達手法も販売手法も多様化して実に様々なビジネスモデル
ケータイ世代からポケベル世代まで!ヘビーデューティなアメカジが大復活!!■ 7月後半からレザー等の先物提案が立ち上がり、8月にはほとんどの百貨店/セレクトショップで秋冬スタイルが出揃った。秋口にはラスティックな夏スタイルから一転してキレイ目スタイリッシュなメトロカジュアルにシフトするのがここ数年のパターンだが、今年はどうやら様子が違う。大手セレクト各社の店頭を飾るのはシャンブレーのワークシャツやヒッコリーのカバーオール、コーデュロイのパンツ、60/40クロスのマウンテンパーカ等、ラギッドなヘビーデューティアイテムばかり。永らく続いたユーロアメカジやお兄アメカジではなく、正真正銘のアメカジ&アメトラがついに復権したのだ。 各社とも口を揃えるのが昨秋からの兆候で、プレップ系ストアでは“インディビジュアライズド・シャツ”、モードミックス系ストアでは“バンド・オブ・アウトサイダーズ”のオックスB
株式会社小島ファッションマーケティング 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4−18−7−101 TEL. 03−3403−8233 FAX. 03−3403−8237
ファッションクリエイティブネットワークは、小島ファッションマーケティングが運営するサイトです。小島健輔のファッション論文
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ファッションクリエイティブネットワーク』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く