サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
www.fides.dti.ne.jp/~atsutake
#071 (Not Only)Glasgow Calling! “グラスゴー”と聞いてすぐに地図を指差すことができるでしょうか?スコットランドの地名であるということはおそらくわかるでしょう。スコットランドを代表する大都市だけに、首都だと勘違いしている人も多いかも知れません(実際はエジンバラ)。サッカーファンには中村俊輔が(そしてロイ・キーンが)加入したセルテッィクによってその存在が広く知られるようになりましたが、グラスゴーといえばやはりその独自の音楽シーンを忘れてはなりません。下町的で、共同体精神が強いと言われるグラスゴーが生み出した素晴らしき音楽シーンはロンドン、マンチェスター、リバプールといったイングランドを代表する音楽都市とはまた違った、特別な魅力を持っています。ベルセバとモグワイ、そして新生My latest novelの新作がリリースされ、フランツにスノウ・パトロール、BMX B
ジャンルをめぐる議論が尽きることはないけど、それがレコード会社、CDショップそして雑誌などのメディアにとってマーケティングの一手段となっていることは間違いない。そのことを踏まえつつ、今回は僕がこのホームページを立ち上げた理由のひとつでもある、日本の音楽雑誌をめぐる状況について書いてみたいと思う。 音楽雑誌はファッション誌に次ぐ雑誌界の花形のひとつだけに、その数は膨大であり、最近はいわゆる“ストリート系”雑誌を中心に、依然その数を増やし続けている。この背景を“メディアの多様化に伴う受け手の趣味趣向の多様化に対する対応”と簡単に定義することも可能だが、一方で音楽業界全体の不況、コンピュータの普及に伴い紙媒体の存在意義そのものが問われている出版業界の現状から、売れない雑誌はすぐに廃刊になってしまうという側面もあり、単純に喜ばしいとはいえない。またこの状況を“ああ、日本にも幅広い音楽を受け入れる
JOURNAL#093 ニュー・ジェネレーション考 2006年のUKで活躍した新人たちといえば、1985-6年生まれのARCTIC MONKEYSに、1985年生まれのLILY ALLEN、平均年齢20歳のTHE KOOKS、そして2007年早々にナンバー1を達成したのが平均年齢18歳のTHE VIEW。こういった20歳そこそこ、もしくは10代の活躍というのは、現在のUKシーンが健康であることの一つの象徴であるように思われます。一方ここ日本はどうかというと、昨年末ブレイクを果たしたメンバー全員1985年生まれのRADWIMPSを筆頭に、1984-5年生まれのBASE BALL BEARや、1982-3年生まれのチャットモンチーといったバンドが活躍しているものの、個人的にはイマイチ盛り上がりきれない感じ。そういったことに関して、「SNOOZER」最新号におけるタナソウさんと鹿野さんとの会話
JOURNAL#076 PRODUCERS! 今回のJOURNALは“PRODUCERS!”と題してお届けします。もちろん現在公開中の映画とは全く関係ありません。“名作の影に名プロデューサーあり”ということで、今回は海外の名プロデューサーを、2006年の視点で20人紹介しようと思います。20人ということで、John Leckie、Owen Morris、Rick Rubinといった往年の名プロデューサーがリストから外れることになりましたが、あくまで2006年の目線で、NkMの目線でセレクトした現在の重要なプロデューサーたちです。では早速どうぞ。 1 Andy Wallace Nirvana/Nevermind(91,MIX) *produced by Butch Vig Rage Against The Machine/Rage Against The Machine(92,MIX) Ev
JOURNAL#088 PRODUCERS!JAPAN 今回のJOURNALでは、海外のプロデューサーを紹介した#076「PRODUCERS!」の日本版をお届けします。#076の最後でもチラッと触れましたが、海外では枕詞のように“本作のプロデューサーには〜で知られる〜を起用”という記載が必ずついてくるものですが、日本では注目される機会が非常に少ないプロデューサー。90年代には小室哲哉、小林武史、つんくらによって“PRODUCER”という言葉が流行語にはなりましたが、その本質には触れられていなかったように思います。とはいえ日本と海外ではこの“PRODUCER”に対する考え方がかなり違うんですよね。海外の場合はPRODUCERがENGINEER兼任の場合が多いんですけど、日本の場合PRODUCERはミュージシャン自身、録音・ミックス担当のENGINEERはまた別、というのが一般的なようです。な
#100(07.12.03) Nobody knows Music,But I know That's My Life. #099(07.08.28) 2000年代ベストアルバム #098(07.07.23) 10 years of Music Lover 番外編〜SNOOZERの10年 #097(07.06.07) チャートで振り返るU.S.インディ上半期 #096(07.05.19) 2007年のフェスティバル #095(07.04.15) 誰が為にREVIEWは書かれる? #094(07.03.17) 10 Years Of Music Lover〜モーサム・トーンベンダーの10年 #093(07.02.11) ニュー・ジェネレーション考 #092(07.02.01) NEW RAVE vs NEO PROGRESSIVE #091(07.01.1
#039 ナンバーガールのいない時代に とにかく、ナンバーガールだな、と思う。 なにをいまさら、と言われそうだがとにかくそうなのだ、と言うしかない。“早すぎたポストパンクリバイバル”とかいう切り口で語るつもりもない。今回言いたいのは、現在のバンドブーム(と言っていいだろう)を商業的な面で変えたのがモンパチでありバンプであり、そしてハイスタであるなら、音楽的なスタンダードを塗り替え、現在のギターロックの主流を作り上げたのは間違いなく彼らである、と言うことだ。例えば「N.G.S」(ナンバーガールシンドローム)という楽曲を持ったASIAN KUNG-FU GENERATIONとナンバーガールの関係をわかりやすくニルヴァーナとソニックユースの関係に置き換えることは可能だろう(もちろん、アジカンが日本のニルヴァーナだって言ってるわけじゃないですよ、あくまで、形式的に)。しかし、現在も理想的なポジ
#052 スーパーカー解散に寄せて 突然の解散発表から1ヶ月+1週間、2/26に新木場スタジオコーストで行われるラストライブがいよいよ明日に迫った。“スーパーカー解散”、このニュースは日本のミュージックシーンにとって大きな出来事であり、またスーパーカーの音楽を愛した多くのファンにとってはあまりに衝撃的な出来事であり、僕にとってもそれは同じだった。僕がスーパーカーを愛したのは音楽はもちろん、彼らとほぼ同世代であるという世代意識の部分も大きな要素だった(スーパーカーはまさにそれを鳴らしたバンドだった)。どんな音楽を聴き、今という時代に何を感じ、彼らが活動を続けてきたのか。“代弁者”なんていうと仰々しいけど、彼らの音楽とそのスタンスが時代のムードを切り取ってくれていたことは間違いない。それも時にロマンティックに、時にパンキッシュに、キラキラと美しく。 まずはスーパーカーの歴史を振り返ってみよ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www.fides.dti.ne.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く