不動産バブルとは、不動産価格が本来の価値よりも高くなっている状態のことを指す。特定の段階を超えるとバブルというわけではなく、結果的にバブルが崩壊(価格が下落)してからわかることが多い。日本では1980年代後半の土地神話を背景とした不動産バブルや、2006年ごろの不動産ファンドによる借入金を多用した不動産投資による不動産バブル(ミニバブルとも)が代表的。米国でもサブプライムローンの普及によっておこった不動産購入の増加もバブルといわれる。 不動産バブルは、金融緩和などの結果でダブついた資金が融資を伴って不動産に流れることで不動産に対する需要が増加して価格上昇が始まることによっておこることが多い。バブルが崩壊すると資産価値(土地価格)が急落し、その結果として融資(レバレッジ)によって不動産運用していた企業や個人が大きなダメージを受けるほか、結果的に金融機関(銀行)も不良債権を作ることとなり、不動