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排卵日の3日前ぐらいから性交渉を持つと、妊娠の可能性が高まります。ただし、排卵日の予測はなかなか難しいので、普段の性交渉の回数自体を自然に増やせるといいですね。 タイミング法とは、最も妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、その日に性交渉をもつ方法です。 妊娠するには、排卵が起こったときに、お腹の中のすぐそば(卵管内)に精子がいなければなりません。卵子の寿命はおよそ1日、精子の寿命はおよそ3日程度と覚えておきましょう。よって、排卵日の3日前ぐらいから性交渉を持つと、妊娠の可能性が高まります。 ただし、排卵日には個人差があり、予測は少し難しいと思ってください。通常であれば、月経周期が28日周期の場合、生理が始まった日から約2週間後に排卵が起こると考えます。月経の始まった日を1日目として数え、14日目が排卵日になりますが、そもそも月経周期が不規則な人は予測しにくいですね。 そのほか、排卵日
近年、「酸蝕歯(さんしょくし)」が問題となっています。これは、酸が原因で歯が溶けてしまうことがあるというものです。なぜそんなことが起こるのでしょうか。また、どんなことに気をつければいいのでしょうか。 虫歯や歯周病に続いて、歯を失う原因の1つに酸蝕歯があります。酸性が強いものを食べたり飲んだりすると、酸によって歯が溶け出してしまうリスクがあるというのです。歯科の専門用語では「脱灰(だっかい)」といいますが、歯のエナメル質からリン酸カルシウムの結晶が溶け出してしまうことです。 こういう症状を酸蝕症といいますが、非常にゆっくりと進行するため、これまでは大人になってからなるものだと思われてきました。しかし、子どもの食生活環境が変わったことなどから、大人だけでなく、子どものうちから酸蝕症になってしまう例が起き始めいていると警鐘を鳴らす専門家も少なくありません。 酸性かアルカリ性かは、pH値によって示
野菜を最初に食べる「ベジファースト」は、今や“常識”とまでいわれています。1度の食事だけを考えると、野菜から食べることはもちろん健康効果を期待できるやり方です。でも、それに加えて「セカンドミール効果」を考えてみてはいかがでしょう。これは、朝食で糖質が少なく食物繊維が豊富なメニューを選ぶと、食後高血糖が抑えられるだけでなく、昼食後でも血糖値を抑える効果があるという理論です。それはどんなものでしょうか。 探っていくことにしましょう。 通常、食事をすると血糖値は上昇します。そして、食後の血糖値が高いと糖尿病になりやすいだけでなく、動脈硬化が進行したり、太りやすくなるともいわれています。ではどうすればいいのでしょうか。 食事をすると血糖値が高くなりますが、健康な人の場合はインスリンがすぐ分泌され、血液中のブドウ糖がさまざまな臓器や細胞に取り込まれるため、食後約2時間以内には正常値に戻ります。しかし
血の塊がたくさん出るときは「過多月経」。病気が原因になっている可能性もあります。 月経血は、子宮内膜がはがれ落ちたときに血管が断裂して起こります。ですから、生理の際に流れる経血には、子宮内膜の組織が含まれています。そのほとんどは酵素の力でサラサラの液状になっているため、塊にはなりません。 しかし、月経量が多いとそのまま血の塊として出てくることがあります。小さな血の塊が混じる程度なら、あまり心配することはありませんが、経血量が異常に多い、あるいはレバー状の大きな血の塊がたくさん混じるなどの症状がある場合は「過多月経」と診断されます。貧血のチェックと、婦人科の診察を受けた方がよいでしょう。 過多月経の原因は、病気が原因の場合とそうでない場合があります。 過多月経の原因 婦人科系の病気 子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、子宮内膜ポリープ、子宮内感染など。 女性ホルモンの分泌異常 ホルモンバラ
「そけいヘルニア」という病名には聞きおぼえがなくても、「脱腸(だっちょう)」といえば知っている方も多いでしょう。脱腸は子どもの病気…と思われがちですが、実際には成人のほうがずっと多く、それも中高年に顕著な病気です。 ところが子どもの病気と思っている方が多いため、恥ずかしがったりして治療が遅れるケースが少なくありません。そこでまず、この病気について知っておきましょう。 そけいヘルニアの最初の症状は、そけい部(太ももの付け根付近)に出るポコッとしたふくらみ。立ち上がったり、何かを持ち上げたりしたときなど、おなかに力が加わったときに出やすい傾向がみられます。 じつはそのふくらみは、内臓を保護している腹膜や腸の一部が飛び出してきたもの。ヘルニアとは、「飛び出す、はみ出す」という意味です。 ふくらみの大きさは人それぞれで、ピンポン球や鶏卵くらいに感じることもあります。さわるとやわらかく、手で押したり
手足に力が入らない、指先がしびれる……。このような自覚症状が現れるギラン・バレー症候群は、ウイルスや細菌の感染がきっかけで発症する末梢神経の病気です。風邪や下痢の感染がきっかけになることが多く、典型的な症状は、手足の筋力低下や脱力感、しびれですが、自律神経に影響して血圧が乱高下したり、脈拍が速くなったり、遅くなったりすることもあります。これからの季節は風邪をひきやすく、最近は冬に食中毒も増えています。予防対策も含めて知っておきたい病気です。 ギラン・バレー症候群は、外敵から身を守ってくれる免疫の働きが、末梢神経を攻撃してしまう自己免疫疾患です。ギラン・バレー症候群に詳しい杏林大学医学部第一内科・神経内科の千葉厚郎教授は、「発症者は人口10万人当たり1~2人ですが、10歳ごとに区切った集団の中で発症率を見ると、10歳上がるごとに1割ずつ増えています。自己免疫疾患というと若い人に多いというイメ
診察室血圧は140/90mmHg以上、家庭血圧は135/85mmHg以上なら高血圧と診断されます。健康診断での130/105mmHgという値からすると、下の血圧(拡張期血圧)が基準値を上回っていますから、高血圧ということになります。 血圧は、心臓から出る血液の量(心拍出量)と、末梢の細い血管での血液の流れにくさ(末梢血管抵抗)の2つの因子によって決まってきます。このうち、心拍出量は上の血圧(収縮期血圧)へ、末梢血管抵抗は下の血圧への関連が大きいと考えられています。したがって健康診断での130/105mmHgという値は末梢血管抵抗が大きくなったため、下の血圧が高くなっていると考えられます。このような症状は、とくに若い人によくみられます。また、下の血圧が高いのに対し上の血圧は正常範囲ですが、この場合は心拍出量が少ないことが考えられ、肥満と運動不足の可能性があります。 高血圧かどうかは一度の測定
哺乳類である人間は、鼻で呼吸を行うのが本来の姿です。そのため、口で呼吸すると、くちびるがカサカサになったり口の中が乾燥したり、感染症のリスクが高くなったりするなど、さまざまな弊害があると指摘されています。それはどうしてでしょうか。口呼吸と鼻呼吸の違いを含め、お伝えします。 くちびるがカサカサになる原因の一つが、口呼吸にあるといわれています。その理由は乾燥です。 鼻水は1日に約1ℓも分泌されています。そのうち約7割は、鼻を通る空気を加湿するのに利用されます。鼻水が取り込んだ空気に湿り気を与えることで、体内に入る空気の湿度は90%以上に高められます。しかし口呼吸では、これほど湿度を上げることができません。鼻呼吸の場合より口呼吸のほうが口腔内を乾燥させてしまい、その影響でくちびるもカサカサになってしまうという専門家もいます。くちびるが荒れて気になる人は、口呼吸になってしまっていないかを、確認して
正しい測定方法で正確な血圧値 血圧は、時間や測定環境、測定状況など、さまざまな要因で変動します。 また、正しい測定方法でない場合、正確な血圧値は得られません。 正しく測定し、血圧の変化を記録しましょう。 測定のタイミング 血圧は一日の中でも時々刻々と変化しています。日本高血圧学会は、起床時と就寝前(寝る前)の毎日決まった時間帯に測定することを推奨しています。 起床後は、起きて1時間以内、トイレをすませ、服薬・食事前に測定します。 就寝前は、入浴後1時間以上時間をあけて測定しましょう。 [起床後1時間以内] ●排尿後 ●朝食前 ●服薬前(降圧剤を飲んでいる場合) ●1~2分安静にしてから [就寝前] ●1~2分安静にしてから 血圧を測る5つのポイント POINT1リラックスして測りましょう 血圧は、直前の身体や精神状態の影響を受けます。イライラしていたり、緊張していたりしては、正確な血圧値を
今研究者の間で、「生活習慣病の予防や改善に役立つのでは」「新たな治療法として応用できるのでは」と期待され、研究が進められている物質があります。それが、脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」というホルモンです。メディアでは、「やせホルモン」「長寿ホルモン」などと取り上げられることもあるこのホルモン、いったいどんな働きがあるのでしょうか。 アディポネクチンってなに? ホルモンというと、内臓などから分泌されるものと考えている人が多いと思いますが、実は脂肪細胞からも分泌されます。脂肪細胞からはホルモンだけでなく多くの生理活性物質が分泌されていますが、そのなかで善玉アディポカイン(生理活性物質)として注目されているのが「アディポネクチン」です。 肥満、糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の人では、血中のアディポネクチン値が低下することがわかっています。そして、アディポネクチン
個人差はありますが、40代後半から出始める人が多いようですね。月経の変化は一つの目安になります。 「更年期」とは、閉経をはさんだ前後5年、約10年間の時期を指します。50歳すぎに閉経する人が大部分なので、一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたるといっていいでしょう。 更年期の症状が本格的に出始めるのはだいたい40代後半ぐらい。卵巣機能が落ちてきて月経が不順になり出してからですね。卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、40代半ばぐらいから目に見えて低下し、閉経するとほぼゼロになります。この女性ホルモンの減少が、月経不順や体調不良の原因になります。 40代後半ぐらいから、ほてりやのぼせなど「これがそうかしら?」と自覚する症状があらわれて、「自分は更年期かも」と実感する人が多いようですね。 <閉経とは?> 最後の月経から1年以上月経がなければ閉経と診断されます。日本人女性
塩分をとりすぎると高血圧になりやすいことは、よく知られています。でも、なぜそうなるのか…その仕組みはいままで分かっていませんでした。 多くの方は、「塩分をとるとノドがかわくので、水分をたくさんとる。その結果、血液量が増えて血圧が上昇する」…そう考えているのではないでしょうか。それも間違いとはいえませんが、じつは塩分と高血圧にはもっと密接な関係があることが、最近になって日本の研究者(東京大学大学院・藤田敏郎教授ら)によって遺伝子レベルで解明され、注目されています(※1)。 また、それと関連して「食塩感受性高血圧」への関心も高まっています。食塩感受性高血圧とは、どんな高血圧なのでしょうか。 高血圧には、塩分の影響を受けやすいタイプ(食塩感受性高血圧)と、そうでないタイプ(食塩非感受性高血圧)とがあります。治療面からみると、塩分をひかえることで血圧が改善されやすいタイプと、そうでないタイプという
血糖値は「正常」のはずなのに、じつは糖尿病やその予備軍だった…。まさか、と思われるかもしれませんが、そうした例が増えています。なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。 健康診断では通常、前夜から10時間以上絶食した状態で測定する、空腹時血糖値によって糖尿病の可能性を判断します。その結果、血糖値が高めの場合、さらに詳しい検査(ブドウ糖負荷試験など)を受け、糖尿病かどうかの診断が下されます。 空腹時血糖値の測定は、糖尿病の基本といえる検査ですが、それだけでは把握できないタイプがあります。それが食後高血糖とよばれるものです。 食後高血糖はその名称のとおり、食事後の血糖値が異常に高くなる症状のことをいいます。ときどき話題になるので、糖尿病と関連があることを知っている方も多いかもしれません。ですが、自分が食後高血糖なのかどうか、どんなリスクがあるのかについて、きちんと知っている方は少ないのではないでし
気候の変化が大きい春は、ホルモンバランスの乱れから体調不良を起こしやすい時期です。体温や心拍数などの調節機能がうまく働かず、よく風邪を引く、疲れがひどい、眠れない、イライラするなどさまざまな症状がみられます。原因がよくわからない体調異変が続くときは、更年期障害の可能性を考えてみましょう。 ちなみに、更年期とは一般的に40代後半から50代後半を指すことが多いのですが、非常に個人差があります。 ●女性と更年期障害 女性には、閉経の前後に女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することから、更年期特有の症状がよくみられます。ほてりと発汗(ホットフラッシュ)、冷え、イライラ、めまい、動悸、息切れ、頭痛、疲労、不安、不眠、憂うつ感などが代表的な症状です。これらがいくつか重なり、検査をしても個別の原因がはっきりしないため「不定愁訴」ともいわれています。 なかでもホットフラッシュは、急にからだが熱くなり
血圧測定のはじまり 血圧測定の歴史は約100年前にさかのぼります。1905年、ロシアの軍医ニコライ・コロトコフが、カフ(腕帯)で上腕の動脈を圧迫し、続いて減圧したときに生じる血管音(コロトコフ音)を聴診器で聴き取りながら血圧を測定する方法を発見しました。これが、最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)を客観的に測定する初めての方法とされる、「コロトコフ法(聴診法)」の誕生でした。コロトコフ法による測定では、当初から、水銀柱という圧力計の目盛りで血圧値を読み取る方式が使われました。血圧の単位は「mmHg」ですが、これは水銀(元素記号Hg)を何mm押し上げるのに相当する圧力か、という意味があります。つまり血圧が高ければ、それだけ水銀も高く上昇します。ちなみに、もし比重の大きな水銀ではなく、水を使用したとすると、圧力計は4m以上もの高さになってしまいます。 水銀式血圧計は、現在でも一部の病
胃がもたれて重く感じたり、みぞおちのあたりが痛くなったりした経験は、多くの方にあるでしょう。そんなとき、ほとんどの方は、市販の胃腸薬などを飲んで対処しているのではないでしょうか。 それで症状が治まってしまえばいいのですが、軽く考えていると同じ症状をくり返すようになり、やがて慢性化することも少なくありません。そうなると、食欲の減退、気分の落ち込み、睡眠障害などの症状が重なり、さらには痛みへの不安も加わって、仕事や家事に支障をきたすことになりかねません。 胃もたれやみぞおち痛は、以前は神経性胃炎とか慢性胃炎といわれ、原因がよく分からないまま「ストレスや疲れによるもの」とされてきました。ところが胃炎とはいっても、病院で内視鏡検査を受けると、半数程度の人には潰瘍などによる炎症が見つかりません。 そうした場合、最近は「機能性ディスペプシア」と診断されることが多くなっています。ちょっと難しそうな病名で
あまりなじみのない名称かもしれませんが、DHEAは体の中で炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けて糖尿病になるのを防いだりといった、さまざまな働きを持つホルモンです。筋力を保ったり、動脈硬化や脂質異常症を改善するなどの働きもあり、若返りホルモンとも呼ばれます。そんなホルモンですが、多ければいいというものではありません。それはどうしてでしょうか? DHEAは男性ホルモン・テストステロンや女性ホルモン・エストロゲンをつくる材料になりますが、それ以外にさまざまな働きを持つことが報告されています。 免疫力を高め、炎症を抑えたり腫瘍を予防する インスリンの働きを助け、糖尿病を予防する 筋力を維持し、代謝を高めて体脂肪を減らす 動脈硬化を予防する 脂質異常症を予防する ストレスを緩和し、意欲を向上させる アルツハイマー病を予防、改善する 不妊症を改善する 性的欲求を高める DHEAの働きによって、生活
身長がもっと高かったら…。大人になってこのように考えた人も多いと思いますが、さまざまなスポーツで身長の高いアスリートの活躍が目立っています。2020年の東京オリンピックに向けて盛り上がりが高まるなか、研究者の間では身長の高い女性アスリートをどう育てるかが課題の一つになっています。2016年2月に開催された「女性アスリートヘルスサポートセミナー2016」では、成長期に身長を伸ばすにはどうしたらいいか、研究に基づいた留意点などが発表されました。 身長は、急激に伸びる時期が2回あることをご存知でしょうか。赤ちゃんの頃の第一次性徴と思春期の第二次性徴です。思春期の急激な身長の伸びは、「成長スパート」と呼ばれています。成長スパートの開始年齢は、個人差がありますが女子では11歳、男子は13歳頃にピークになります。この時期は身長が8~9cmも伸び、子どもから大人へと体が大きく成長します。この成長スパート
本体とカフが一体化したチューブレスタイプの上腕式血圧計。本体に腕を通して装着し、測定ボタンを押すだけで、スムーズに測定を行うことができます。カフは内部構造の改良により、腕に巻いたときに、正しい位置から左右にずれてしまっても正確に測定することができるので、装着の向きを気にせず、右腕にも左腕にも、どちらの腕にも簡単に装着することができます。 また、テーブルなどに置いていても邪魔にならず、血圧が気になった時にすぐに測定することが可能です。 表示部には、視認性の良い「有機ELディスプレイ」を採用。測定開始時には「Hello!」というメッセージの後、カフ(腕帯)が適切な強さで正しく巻けているかをチェックし、結果をマークで表示します。測定終了後には、測定結果の表示のほか、測定中に体が動いたり、カフの巻き方がゆるかったりした場合には、「再測定をおすすめします」というメッセージやその理由をマークや文字で表
透明電極とガラス天板で、ボタンや表示画面の凹凸もないフラットデザイン。 色は、ホワイト、ブラック、レッドの3色をご用意。洗面所やリビングなど、設置場所のトーンに合わせてお選びいただけます。
男女530人に対して行ったある調査結果では、冷え性だと感じる人が女性で66.6%、男性で43.2%の割合になるとしています※1。別の調査では、女性の7割、男性会社員の3人に1人が「冷え」に悩んでいるといいます※2。また、夏に冷えを感じる人も増えてきています。では冷えに悩んでいる場合には、どうしたらいいのでしょうか。「冷え」の原因を探りながら、入浴や食事など毎日の生活で工夫できる対処法を交えてお伝えします。 ※1 株式会社ニッセン調べ ※2 養命酒製造株式会社調べ 「夏なのに体が冷えて困っている」と悩んでいる人が増えています。それはどうしてなのでしょうか。原因を追いかけていくと「夏だからこそ」の理由が見えてきます。また、食事や生活習慣など、夏の冷えの原因は、冬の冷えにつながる共通項も見えてきます。 冷えの原因は、毎日の飲み物や食事に潜んでいます。冷えたペットボトルの飲料をそのまま飲むだけでな
では、睡眠時間が足りていれば、体の休息は十分といえるのでしょうか。答えはNOです。 睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しています。レム睡眠中には基本的に筋肉は動かないようになっていますが、脳は活動をしており夢を見ています。そして一晩にノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返します。ノンレム睡眠にはレベルがあり、最も深い眠りを得られるのが最初の1~2回。つまり寝入ってから約3時間の間に深い眠り=ノンレム睡眠に達すれば、脳もカラダも休ませることができるため、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足感を得ることができるのです。 また、寝入ってから2~3時間後に分泌されるのが成長ホルモンです。「これ以上身長が伸びるわけではないから、成長ホルモンが分泌されなくても関係ない」と思っていたら、大間違い。成長ホルモンは単に「成長」を促進させるだけでなく、「細胞の修復」や「疲労
脂質異常症とは 脂質異常症とは、血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。以前は、高脂血症ともいわれていました。 血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。血管に強い圧力がかかっている高血圧の人が脂質異常症をともなうと、血管壁が傷つきやすいため動脈硬化がさらに進行するリスクがあります。また、インスリンが不足すると中性脂肪が体内で利用されにくくなり、血中に中性脂肪が増えてしまいます。そのため糖尿病の人は脂質異常症を伴いやすく、動脈硬化を進行させるリスクが高まります。それが脂質異常症という病気です。 一般的には「血液がドロドロの状態」、それが脂質異常症といってもいいでしょう。 脂質異常症には、自覚症状はほとんどありません。そのため気づくのが遅れ、ある日とつぜ
太陽光を浴びすぎると、紫外線による肌の老化や、皮膚がんにつながるリスクがあることはよく知られています。その一方で、太陽光が骨の成長や老化の予防に役立つ可能性があることを指摘する専門家も少なくありません。 では実際に、私たちはどう対処したらいいのでしょうか。今回は、紫外線のメリットとデメリットについてお伝えしていきます。紫外線についての理解を深め、上手に付き合っていきましょう。 地上に降り注ぐ太陽光には、私たちの目に見える「可視光線」から目に見えない「不可視光線=赤外線・紫外線」まで、さまざまな波長の光が存在します。 光の色の違いを決めるのは、その波長の長さです。波長が短いほど、肌に与える影響が強くなります。可視光線の色は、波長の短い順で表すと、紫、青、水色、緑、黄、橙、赤となり、俗に虹の7色と呼ばれています。それより波長の短いものが紫外線、長いものが赤外線です。太陽光の割合は、可視光線が約
iPhone標準搭載アプリ「ヘルスケア」や、他社アプリとのデータ連携が可能 - 11月1日提供開始 - オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)は、iPhone/Androidスマートフォン向けの新健康管理アプリとして、当社の健康医療機器で測定したデータの管理ができるとともに、Apple社の健康管理アプリケーション「ヘルスケア」をはじめ、さまざまな健康・医療関連の他社のアプリケーションとオープンにデータ連携が可能な「OMRON connect(オムロンコネクト、以下オムロンコネクト)」を、11月1日から日本で提供開始します。 ◇ 近年、通信技術やセンシング技術の進化によるウェアラブルデバイスの高機能化によって、スマートフォンを中心にしたモバイルヘルスケアの市場が全世界で拡大しています。その中で、健康管理の方法も多様化し、健康維持・増進のために家庭で
免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなったりするだけでなく、がんなどの病気を発症するリスクも増えてしまいます。病気だけでなく、免疫力の低下によって血行が悪くなると、新陳代謝も低下して美容の面にも悪影響が現れることがあります。そして、免疫力は加齢や過剰なストレス、生活習慣などによって低下するとされています。では、どうしたら免疫力を高めることができるのでしょうか。食事を中心に、免疫力アップのヒントをお伝えします。 免疫は私たちの体を守ってくれる重要な仕組みです。 免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなるだけでなく、悪化するリスクも増えてしまいます。例えば、ジカ熱そのもので健康な成人が死に至ることはほとんどありませんが、基礎疾患があって免疫力が低下している場合には死亡することもあるとされています。インフルエンザの場合でも、免疫力が低下している場合には症状が悪化したり、呼吸器などに二次的な
今、老化を促進する要因として注目されている「糖化」。活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれています。糖化は、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象。これが進むと肌のシワやくすみ、シミなどとなって現れます。それだけでなく、糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。さらには動脈硬化や白内障、アルツハイマーとの関連も指摘されているのです。ではどうすれば糖化を防ぐことができるのでしょうか。そのために糖化のメカニズムを知り、防止する方法を紹介します。 糖化とは、たんぱく質や脂質が糖と結びつくことです。血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化促進物質であるAGE(糖化最終生成物)を作り出
脂質異常症改善 食材選びと調理方法のポイント 脂質異常症のタイプによって違いがありますが、一般的に脂質異常症の方は、コレステロールを含む食品や油を極力減らしたり、ごはんやめん、お菓子や果物をたっぷり食べたり、アルコールを多く飲んだり、運動量が少ないのでHDL(善玉)コレステロールが低い方がいます。そして「動脈硬化」「心筋梗塞」「脳梗塞」などの言葉に不安を抱くようです。 コレステロールをはじめ血中脂質の高低は、遺伝や加齢(閉経後の女性)そして「生活習慣」によるものが多いです。また、服薬する方でも薬に頼るだけではなく、食事や日常のひと工夫で血液性状はよりよくなります。 理想は野菜やきのこや海藻がたっぷりの食事…コレステロールを速やかに排泄 一般的にコレステロールのとりすぎが気になりますが、口から入る量は体内でつくられる量の1/5程度です。コレステロールは体に不可欠な成分なので、口から入らないと
“慢性頭痛”と呼ばれていた頭痛は、今、『1次性頭痛』といわれ、悩める患者は3970万人ともいわれています。その1次性頭痛の代表は『緊張型頭痛』『片頭痛』『群発頭痛』。その中の片頭痛と群発頭痛には、何と帯状疱疹ウイルスが関係しているケースのあることが分かり、注目を集めています。 そこで、帯状疱疹ウイルスが関係している頭痛の治療も変わり始めています。 注目を集める発表を行ったのは、東京女子医大頭痛外来の清水俊彦講師グループです。2007年、スウェーデンで開催された国際頭痛学会で、「アロディニアを伴う片頭痛には帯状疱疹ウイルスが関係している」という新説を発表しました。 アロディニアとは片頭痛、群発頭痛の発作のごく初期に目の周囲や頭皮、腕などに生じる皮膚の違和感(髪の毛が逆立つような感覚)。日本語では「異痛症」といい、日本人の片頭痛、群発頭痛患者の60~80%に発現します。 清水講師は片頭痛患者さ
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