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都知事選
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うつ病の女性が、精神科医から処方された新薬の副作用で夢遊病を発症し、無意識状態のまま殺人を犯してしまう…サスペンス映画『サイド・エフェクト(副作用)』が話題だ。服装や外見に無頓着になり、朝起きられず会社に遅刻、意欲がなくなり昼夜の生活リズムに構わなくなるといったうつ病の様子や、精神科医と患者のやりとり、向精神薬など精神医療について描かれている。監督のスティーブン・ソダーバーグは、アメリカに蔓延するうつ病、向精神薬が社会問題化するなかで問題提起として製作したという。 近年急激に増えたうつ病患者は、日本では100万人、アメリカでは約2000万人いるとされる。昔から潜在的にうつ病は多かったのだろうか。 うつ病キャンペーン 「うつ病はこころの風邪」「うつ病の疑いがあれば精神科にいって薬で治しましょう」といったうつ病キャンペーンが開始されたのは2000年頃。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤
2018年1月23日 3)高学歴化が児童虐待を招くという誤解 もっと言えば、家族というものについて、今日のテーマですが、私たちが普通経験している、考えているような家族像みたいなものだけを家族と考えていると、また間違えるということもあるかもしれない。そういう意味では、日本人の家族意識が変わっているとは言わないですが、しかし、深いところで家族に期待するものとか、家族についての認識は変わってきていると言えるのではないか。間違えてはいけないのは、最近のお母さんが保育の能力を失っている、という話がよくあります。最近の女性は高学歴化して、職業的なキャリアを積むことには熱心だが、子供を産んだりしたくない。産んでも仕事が気になって養育がちゃんとできない。その結果子供が寄ってくると叩く、放置してどこかへ行っちゃう、そのようなことが高学歴化のせいだという説があります。 言うのは大抵男の人ですが、最初にこれを言
2018年1月19日 筑摩書房刊「自殺する子どもたち」(エレーヌ・リザシェ/シャンタル・ラバット著 白根美保子/中井珠子訳)より 精神科の臨床をやっている者にとって、患者の自殺はいつも身近に漂う懸念であり、考えることの苦しいテーマである。まともに精神科医をやっている者であれば誰でも、これにまつわる苦しい体験の幾つかを抱えているものである。 私の場合は、1986年6月に19歳の大学1年生の女性に東京のビルから飛び降り自殺され、その1カ月後に、その友人である22歳の大学4年生の女性に熱海で入水自殺されたとき、医師であることを止める決心にまで追い込まれた。 事実、それから1995年9月に復帰するまでの約9年間、私は研究者として過ごし、その傍ら現場の医師やカウンセラーの助言者をつとめて、生々しい臨床の現場から離れていた。そういうわけで自殺者の救護と自殺予防に挺身する医師や医療関係者の活躍を伝える本
新刊のお知らせ 斎藤学言葉集(Kindleページにジャンプします) トラウマ、サバイバー、家族問題、虐待、依存症、ひきこもり、自分らしく生きる… これらの問題に長年取り組んできた精神科医斎藤学による講演集です。 講演会場での臨場感あふれる言葉の中に、生きてゆくヒントをたくさん見つけることでしょう。 全国自助グループ検索 全国のメンタル分野の自助グループを検索することが出来ます
2005年10月14日オープンカウンセリング対人恐怖 相談者からの質問 ぼくは対人恐怖で、人からどう見られてるかすごい気になって、人の顔をじろじろ見たりしてしまうので、人から気持ち悪がられています。しゃべっても「もごもごして何いってるのかわかんない」といわれてしまいます。どうも緊張して、人前では笑うことも怒ることもできません。初対面の人とはなんとかうまく接することができるのですが、次からがもう苦痛です。 たいしたイジメではなかったのですが、小学校時代は無視されたり、ひそひそ陰口を言われたり、頭が悪いのでよくそのことでやっつけられました。 ぼくは高校受験に失敗して、家に閉じこもりました。それから7、8年、地元でカウンセリングを受けて、それから東京に来て、だいぶ遅れて大学に入りました。そこでアルバイトを始めたのですが、そこでもまたイジメにあって、かなりきつくやられてしまいました。それでまた2年
抄録: 警察に被害届が出された強姦及び強制わいせつの被害者204名の回答により、性被害の実態について分析した。ここで分析対象とされた性犯罪の被害者の多くは、見知らぬ人から性的被害を受け、その直後に警察に被害届を提出した女性である。被害者のほとんどが、披害時に多大な衝撃を受け、その後、事件の光景が蘇ったり、事件の場所を通ることができなかったりする等の心理的影響を披っている。 また、性犯罪の加害者553名について、被害者逮択の理由や強姦神話に対する考え方を分析した。その緒果、加害者が被害者を選択する理由は、主として、「おとなしそうに見え」たり、「警察に届け出ることはない」と考えたりした結果であり、「挑発的な服装」や「スキが見える」などの被書者側の責任は、ほとんど理由とはなっていない。
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2018年1月19日 以下は既に「児童心理(金子書房)」という雑誌の98年7月号(通刊699号)に収載された論考を、一部修正したものである。 雑誌では、「叱れない親と叱り過ぎる親」という特集の巻頭に載せられていたもので、「いま求められている父の役割、母の役割」という副題付きであった。 「不在の父」の起源 最近、「父性の復権」という言葉を耳にする機会が増えた。 家庭や子育てを妻まかせにしている父親や、満足に子供を「叱れない父」「だらしない父」「不在の父」が普遍的になっているからであろう。 この主張の底流には、世の中の秩序の乱れは家族に始まる、だから「男はもっとしっかりしなくてはならない、家族から逃げて職場にへばりついてはならない」という考え方が横たわっている。 これは、「女はもっと家庭を守ることに専念しなければならない」という説教に呼応している。 この手の話は日本だけで出ているものではない。
2018年1月19日 マリの物語 「血と言葉」という本があります。マリ・カルディナルというフランス人の女性が書いた本(柴田都志子訳、リプロポート刊)です。どうしてこの本を引用するかというと、安全でない親子関係の実例を示すためです。マリ・カルディナールは精神分析の被分析者ですが、極めて幸せに治療が終わった例だと思います。彼女はその経緯を豊かな表現力で語っています。そしてそこに示されているのは子供というものが親にいかに虐げられながら必死に生き残るかということです。 この人は30歳前後に子宮からの激しい出血があり、この不正出血のために死にかけました。 これに伴って、何者かの「目」にじっと凝視されている恐怖、不安と心悸昂進、これらによるパニック発作などを起こし、精神病院に入れられます。 彼女は親戚中がお医者さんなものですから、すぐ入院させられてしまうんですね。その病院で薬を飲まされ、それを嫌がって
斎藤学言葉集(Kindleページにジャンプします) トラウマ、サバイバー、家族問題、虐待、依存症、ひきこもり、自分らしく生きる… これらの問題に長年取り組んできた精神科医斎藤学による講演集です。 講演会場での臨場感あふれる言葉の中に、生きてゆくヒントをたくさん見つけることでしょう。
2018年1月23日 このあたりの説明を、ベンジャミンは、自己主張と他者承認の成立を阻む男性のアイデンチィティととらえていて説得力があります。自己主張と他者承認は、自己と他者の関係のなかの中心間題とベンジャミンは考えますが、男性の発達過程そのもののなかには、自己と他者が対等なものとして出会える条件である自己主張と他者承認の成立基盤の剥奪があるとみます。自己主張と他者承認の関係が崩れるとき自己と他者の関係は支配と服従に変質することになるので、男性は容易に支配一服従の関係に陥りやすい。 そういうわけで、チョドロウは、「女の子は母とのつながりの中にとどまり続けることで、母親になるべく学習を行う」と。そして母親との連続性と同一性の感覚は、女の子のジェンダー・パーソナリティを決定づけ母親業に向がわせる。女の子と男の子のジェンダー・パーソナリティの差異は、家族の中の男女の分業を持続させ、男性支配を再生
カテゴリー「クレプトマニア」の一覧 メインに戻る 2006年10月25日 クレプトマニアと罪悪感 最近書いた原稿のいくつかを紹介しようと思っています。ただし未だ印刷されていないものについては掲載先を伏せなければなりません。原稿料を払ってもらう以上、原稿は注文先のものでしょうから。 それで最近自分の雑誌(「アディクションと家族」)のために書いて脱稿したばかりだが、原稿料はもらえないものを先に載せます。原稿そのものは間もなく発刊される「アディクションと家族」誌(23巻3号2006年)をお読み頂くこととして、ここには原稿にはない(紙数の都合で載せられなかった)エピソードなどを適宜挿入してみたいと思っています。 === この原稿を書くにあたって参考にさせて頂いた3人の人々との対話(雑誌に収載)も、このブログに載せられれば載せようと考えていて、既にお二人の方々からは了解を頂いています。 これはク
以下のような人がいます。 感情が激しくて止められない 生きるか死ぬかというぎりぎりまで考えが行ってしまう 人との関係も上手くいかない すごく親しくなると思ったら疎遠になってしまったりしてしまう どうにも生きづらい また、そのような人に関わらなければならない場合にも、どうしてよいのか分からず疲れてしまいます。 例えば… Aさんは10代後半の女子学生です。中学時代より家庭内で暴れることが増え、何かがあるとリストカットをしたり、一度は2階からですが飛び降りて怪我をしたこともあります。 落ち着いている時はとても知的で、魅力的な女性なのですが、困ったことがあると自分でもどうしようもなくなってしまうようです。 今は医療につながり、カウンセリングも受けて、少し落ち着いてきました。家からも出て一人暮らしも始め、親との関係も少し離れたものになったことも状態の改善の一要因のようです。 Bさんは30代前半の既婚
2018年1月23日 6.暴力が激化するいくつかの要因 ●自己処罰願望 この人たちが激しくなる要因がいくつかあると思います。 一つの要因は、子ども側が持っている「自己処罰願望」だと思います。 罪悪感、自己処罰願望などというものはろくなものではありません。私箱の仕事を30年続けていてつくづく思います。こんなものはないほうがいい。「罪悪感を持たないと、反省もしない、困った人になりませんか」とおっしゃるかもしれませんが、「自分は悪い人だ」とか「あの人にひどいことをしてしまった」とか思っても、償いができるわけではなく、むしろ、相手に会いたくなくなって逃げてしまったり、かえって失礼をしてしまうことが多い。「私はそれなりに意を尽くしたのだけれど、誤解されてしまったようだ」くらいに思っていたほうがきちんと対応できるものです。 特に若い人たちには人間関係のスキルがないものですから、変な罪悪感を持つのはよく
ドメインウェブの設定が見つかりません 考えられる原因 ドメインウェブの設定がまだ行われていない。 ドメインウェブの設定がまだ反映されていない。(反映には数時間~24時間かかることがあります) ドメインウェブ・DNSの設定が誤っている。 アカウントが存在しない、契約が終了している、削除されている。
2018年5月25日 新刊のお知らせ 斎藤学言葉集第5巻(12/21)(Kindleページにジャンプします) 目次: ①精神医学と臨床心理 ②アルコール依存治療今と昔 ③生きる意味を見つけるために ④日本人の子育て 私たちは恥して子どもを産めますか? メッセージを日替わりでお届けいたします 自分は生きるのに、あたいする人間です。 自分は、自分のままでいいのです。 自分は愛するに、あたいする人間です。 自分は、自分の居所をつくっていいのです。 自分を、うんと好きになります。 今日のメッセージ アファメーションとは、自分を肯定する言葉です。自分を大切にする言葉です。自分を愛する言葉です。自分を心からサポートする言葉です。自分の人間性を前向きに受けとめ、新しいことを学び、よりよい人間へと成長するよう勇気づける言葉です。 365日分のメッセージの入った「電子書籍」はこちらからお求め下さい。 Ama
2018年1月23日 臨床社会学研究会(1988年7月13日 於:家族機能研究所) 波田あい子(家族機能研究所/東京都精神医学総合研究所・客員研究員) 「フェミニズムと臨床」というテーマでl 時間ばかり比較的生まじめに、まず私からご報告をしたいと思っています。今日は、上野氏、斎藤氏の両先生がコメンティターという豪華版ですから、私の話にかかわらずお2人にいろいろ奔放にやっていただくのがおもしろいのではないかと思っております。まずテーマの「フェミニズムと臨床」です。今日いらしているような方々にとってはイズムと臨床がくっついていることにさほど抵抗感はないだろうと患いますが、そうでもない分野の人にとってはイズムと臨床がくっついているというのは、価値中立という臨床のスタンダードから言えば、とんでもないということになったりするのだと思います。それから私自身が現在やっている臨床活動は、1つは家庭の中の暴
2018年1月19日 以下の文章は、現在製作中の本(仮題”寂しくて、退屈な人のために”、大和書房)の一部に用いたものです。’97年の年始に書きました。この前後、「承認」のことを考えていて、この本の中に挿入したくなったので、もうゲラ刷りの出ている段階なのですが、割り込ませて入れることにしました。昨年末から今年にかけて、麻布DNCの皆さんからの質問やシェアリング(わかちあい)で、このことを考えさせられることが続いたので、「対人恐怖」、「難治性抑うつ」、「親の承認」などの言葉が、今、私の中をめぐっているのです。 真の欲望とは「承認される欲望」のこと 母親の前で泣いている赤ちゃんのことを考えてみてください。この二人の間には言語が介在していません。母親は「オギャー」の叫びを空腹と受けとめるかも知れない。それは本当にそうなのかも知れないし、そうでないかも知れないが、母親が子どもの欲望を読み取ろうとする
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