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ノーベル賞
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「双子のパラドックスについて」 (The Twin Paradox) 村山 章 (Murayama Akira) 2004年10月 執筆 <index> 1.はじめに 2.双子のパラドックスとは 3.特殊相対性理論の概要 4.双子のパラドックスの様々な解法 5.千代島氏の「哲学的批判分析」 6.二人は離れ、そして再会する - その場合分け 7.物理理論の中の循環論法について 8.ミンコフスキー時空図は発明か発見か 9.結び 1.はじめに 「双子のパラドックス」の問題は、相対性理論の比較的初歩的段階で、取り上げられ、多くの解説書で説明されている、大変ポピュラーなテーマなのだが、誤解や混乱が、なかなか拭い切れずに、あれこれ議論され続けている。私も、相対性理論を扱って議論しようとしている以上、やはり、このテーマには、私なりに言及して、その立場を明確にしておくべきかと思った
「時空の存在論国際会議に参加して」 (The participance to the International Conference on the Ontology of Spacetime) 村山 章 (Murayama, Akira) 2006年6月 執筆 <index> 1.モントリオールへ 2.時空とは 3.時空の存在論上の立場について 4.時の流れの問題等 5.決定論の問題 6.私の立場について 1.モントリオールへ モントリオールは、ずっと雨ばかりで、六月にしては気温が低く長袖でないと寒かった。カナダ第二のこの都市は、ケベック州に属し、日常会話はフランス語、標識等もフランス語で、ところどころ英語が併記されている。地下鉄のアナウンスはフランス語のみだった。ホテルの朝食を食べに行くときはボンジュールと挨拶、夕方、エレベータに同乗した人からはボンソワールと挨
ここでは、相対性理論の四次元時空に関する哲学上の問題を扱います。 四次元時空という言葉はよく聞くが、それは、はたして実在しているものなのか、単に説明上便宜をはかったものにすぎないのかなどの問題に興味をもっておられる方は、一読願えたらと思います。 アインシュタインは、若い頃、光を光の速さで追いかけたら、 光はどのように見えるのだろうかと考えていたと言われています。 しかし、事実は、光をどれだけ速く追いかけても、その光の速さは、 光の速さのまま変らないということでした。 秒速30万kmの光を秒速30万kmの速さで追いかければ、従来の常識からすれば、それは止まって見えるはずですが、光はもとの秒速30万kmのまま、全然遅くもならないのです。 この事態をどう理解したらよいかという問題に、アインシュタインは、 光の速さというのは、座標系に依存しない法則、定数なのだと割り切って、 その代わり、時間・空間
- アキレスと亀 - - ゼノンのパラドックスについての相対論的考察 - (Achilles and the tortoise - A relativistic consideration about Zeno's paradox) 村山 章 (Murayama Akira) <index> はじめに 一 アキレスと亀 二 相対性原理に基づく「アキレスと亀」 三 距離の変化と「分割のパラドックス」、「飛ぶ矢のパラドックス」 四 四次元時空の存在 五 時間と空間の差異について 六 速度の連続性について 七 論理は、時間を鳥瞰する 八 ゼノンの思想とアインシュタイン はじめに 本稿では、ゼノンのパラドックスについて考えてみようと思う。 実は、私が四次元時空について真剣に考えるようになった、一つのきっかけが、ゼノンの飛ぶ矢のパラドックスでもあった。これを、弁証法的矛盾の実例のようにしてヘーゲルな
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