血塗られた慈悲、笞打つ帝国。 江戸から明治へ、刑罰はいかに権力を変えたのか? ダニエル・V・ボツマン著 小林朋則◎訳 416頁/定価3000円+税 ISBN 978-4-7726-9517-6 発行 インターシフト 発売 合同出版 ついに明かされた、江戸・明治の社会の深層構造。 不朽の名著、M・フーコー『監獄の誕生』の日本版といえる金字塔! ・江戸時代、なぜ残虐な刑罰が日常茶飯事だったのか? ・江戸幕府は「慈悲深い」権力者というイメージ戦略を、いかに成功させたか? ・ペリー来航の重要な任務は、「治外法権」を認めさせることだった。 ・明治政府は、なぜ、旧来の刑罰改革を急務の課題としたのか? ・植民地・台湾に、帝国日本が驚くほど壮麗な監獄を作ったのは? ・日本の資本主義の台頭を、囚人労働がいかに支えたか? ーー江戸から明治へ、刑罰がいかに社会秩序の基盤となり、 権力を形成・変革してきたのかを、