サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
www.ism.ac.jp/~ogata
活断層のずれ情報を利用したBPT過程の事前分布によるベイズ型予測について A Bayesian predictor based on prior distributions of BPT model with slip rates 統計数理研究所 The Institute of Statistical Mathematics 地震調査委員会(ERC)による日本の活断層データ1)が詳細に公開されて,各活断層の30年確率予測などが公表されている.長期地震予測では主にBrownian Passage Time (BPT)分布による更新過程モデルを当てはめて推定している(図1参照).μとαは平均とばらつきを表すパラメタである.これらの最尤推定値 (MLE) をパラメタに代入して予測分布(プラグイン予測) (1) から将来の一定期間の地震発生確率を計算する.ただしERCの活断層の長期評価においては
赤池さんと統計数理研究所 1973年秋,今と変わらない年寄り風の男が研究室に現れた。「君が本尾のところから来た新入りさんですか」これが赤池さんとの出会いであった。「本尾」とは私のゼミ教授の本尾実先生で,赤池さんとは若い時統数研で同僚の間柄であった。戦中戦後に青年期を過ごした世代の先生方はたいてい学生から「先生」と呼ばれるのを嫌がった。本尾さんは私に「少し変わった研究所だが研究する時間はたっぷりありますよ」と就職を勧めてくれたのであった。 私が大学院で学び研究したのは確率論,とくに確率過程論,統計力学・エルゴード理論と,時の学界の流れでは理論的成果が目覚しく蓄積され,自然界の確率現象について数学的昇華がなされた分野であった。それに比べて統数研では,現実との取り組みの死屍累々とした失敗の結果や遅々として進まない研究進捗の報告などが当時の私には目に付き,統計学研究の流れが全く見えない状態だったの
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www.ism.ac.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く