執筆者:中田 真(ファイナンシャルプランナー) 2021年7月16日 外貨預金で得た利益には、どのような税金がかかり、その税率はどのくらいなのでしょうか。今回は、個人名義の外貨預金(国内金融機関)で得た利益にかかる税金・税率や、確定申告の必要性について解説します。 外貨預金にはどんな税金が関わってくるか 外貨預金については、利息と為替差益について税金がかかります。それぞれ確認しましょう。 1.利息 外貨預金で受取る利息は、利子所得として、所得税+住民税(地方税)が課税されます。また、課税方式は源泉分離課税となりますので、原則として確定申告は不要です。 2.為替差益 外貨預金で為替差益(外国為替相場の変動が元で発生する損益)が発生した場合、雑所得として所得税+住民税(地方税)が課税されます。また、課税方式は総合課税となるため、原則として確定申告は必要ですが、不要となるケース(後述)もあります