教育無償化について、5月3日、安倍首相が憲法改正の例として取り上げたので、各党の本格的な検討が加速してきた。5月10日、自民党の教育再生本部の恒久的な教育財源確保に関する特命チーム (馳浩前文部科学相・主査)の要請で、筆者は教育投資の話をした。 「知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす(An investment in knowledge always pays the best interest.)」というベンジャミン・フランクリンの名言がある。 教育を投資として捉えると、社会的な便益もコストより高い。教育によって、国民の将来所得が増加。将来所得が財源となるからだ。これは、国際機関などで多くの研究がなされている。だからこそ、国債で財源を賄うのがいいとなる。しかも、実は、この考え方は以前から財務省の中にも存在していた。 ちなみに、OECD(経済協力開発機構)では、いろいろな教育に関