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私が「AV女優の面接」に行ったあの日のこと【神野藍】連載「私をほどく」第1回 神野藍「 私 を ほ ど く 」 〜 AV女優「渡辺まお」回顧録 〜連載第1回 早稲田大学在学中にAV女優「渡辺まお」としてデビュー。人気を一世風靡するも、大学卒業とともに現役を引退。その後、文筆家・タレント「神野藍」として活動し、注目されている。AV女優「渡辺まお」時代の「私」を、神野藍がしずかにほどきはじめた。「どうか私から目をそらさないでいてほしい」と・・・ 神野藍。元AV女優「渡辺まお」 「神野さんの言葉で、『AV女優渡辺まお』とは何だったのか、語ってみてください。」 パソコンの前で逡巡している。たかだか数年の話をまとめるだけだから、そこまで迷いなんて生じないと思っていたが、想像以上に難航している。まず何から話せばいいのか。腹の奥底に溜めていた感情をすべて吐き出して、それをきちんと体系づけていくのは骨が折
今年3月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月(6万6121人)の27倍超の181万7500人。コロナ禍前2019年3月(270万人)の65.8%の水準まで回復した。日本人の海外旅行人気も回復傾向だ。因みにGW人気海外都市ベスト3は1位はソウル、2位は台北、3位はホノルル。台湾取材から帰ってきた著者が感じたこととは? 近著『日本をダメにした新B層の研究』で近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第39回。 三島由紀夫 ■お茶漬けナショナリズム 先日、台湾に10日ほど取材を兼ねて行ってきた。台湾に行くのは5回目。20年ぶりである。初めて台湾に行った1995年には、台北駅(台北車站)前にはすでに新光三越百貨店はあったと思う。当時は台湾の物価は安いと思ったが、今は日本とそれほど変わらない。当時はなかった地上101階建ての高層ビル「台北101」に行ってみたが、MRTの
パンデミック、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺、トルコ大地震、シンギュラリティ・・・何が起こっても不思議ではない時代。だからこそ自分の足元を見つめなおそう。よく観察しよう。時に一人になって、静かに考えて暮らしてみよう。森先生の日常は、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれる・・・連載第28回。 第28回 どんなものも元どおりには戻らない 【一時的なものか、恒久的なものか?】 値上げラッシュのようだ。ニュースで頻繁に取り上げられているから、食事のとき奥様(あえて敬称)に「食料品の値段が上がっているの?」と尋ねたところ、「さあ、値段を見て買ったことがないから」とおっしゃっていた。凄いな、セレブじゃないか、と感嘆した。 森家では、外食はしない。例外は3カ月に一度のマクドナルドのドライブスルーくらいである。僕は大変楽しみにしていて、一番最近だと、12月の誕生日のときに行った。そろそろ
三浦瑠麗、田村淳、国生さゆり……。剥がれゆくメッキとその正体【適菜収】 【隔週連載】だから何度も言ったのに 第38回 オワコンタレントが目指すのは、大学生か政治家か。岸田文雄襲撃事件から始まった統一地方選後半戦。そこで卑劣な工作活動を行ったのが、ハイパーメディアクリエイターを名乗る田村淳だった。自民党に対して点数稼ぎでもするつもりだったのかは知らないが、結果的に山口4区は統一教会と反統一教会の戦いでもあることが、周知、再確認された。近著『日本をダメにした新B層の研究』で、売国政治屋・マスコミをのさばらせた近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第38回。 田村淳 ■「ほんこん」が「女ほんこん」を批判 《「脳科学はマスコミが作り出した幻」一大“脳ブーム“を生み出したベストセラー本を精神医療の権威が完全論破》という記事を偶然読んだ。テレビ番組のコメンテーターとし
写真:PIXTA 衆議院議員第二議員会館で、インボイス制度の中止を求める税理士の決起集会が開かれた(2023年3月30日)。インボイスは声優や俳優、演出家、個人事業主、フリーランスなどから反対の声が挙がっている。国会でも野党議員を中心にインボイス制度を検討する超党派議連が結成された。 インボイスとは、売り手が買い手に交付する請求書のことだ。開始される10月以降は、「仕入れ税額控除」を受けるために税務署へ登録が必要となる。これまでは売り上げ1000万円以下の事業者は消費税の納税は免税されていたが、登録をすると消費税を納めないといけない。しかも登録しないと、商品などを仕入れた時に支払った分を差し引くことができる「仕入れ税額控除」が受けられなくなる。 登録事業者にならなくても事業者との取り引きは可能だ。しかし非登録の事業者が収める消費税は取り引き先が負担することになる。そうなると多くの企業で、イ
パンデミック、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺、トルコ大地震、シンギュラリティ・・・何が起こっても不思議ではない時代。だからこそ自分の足元を見つめなおそう。よく観察しよう。時に一人になって、静かに考えて暮らしてみよう。森先生の日常は、私たちをはっとさせる思考の世界へと導いてくれる・・・連載第27回。 第27回 考えない人間は葦である 【オートマティックトランスミッション】 自動車はもうほとんどオートマになった。マニュアル車は絶滅危惧種だ。なにしろ、「オートマ」が何を意味しているのかさえ、知らない人が多い。自動車の何が「自動」なのかわからないのと同じだ。日本人は、略したらもう元の意味がわからない言葉が大好きて、「パーマ」「コンパクト」「モーニング」などもその典型だろう。 僕はずっと、オートマではない自動車に乗ってきたので、速度やエンジンの回転数を常に気にしてギアをチェンジするのが、自
現代日本人の「性愛」について社会学的見地から分析し考察する社会学者宮台真司と、フェチAVの新境地を開拓し性愛に関する著述も多い作家二村ヒトシが、タッグを組んだ書籍『どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント』(KKベストセラーズ)が増刷を重ねている。マッチングアプリ全盛とともに、この時期は新しい出会いの中で「一目惚れ」現象が多く起こっているにちがいない。「一目惚れ」ってありなの? 性愛の達人に聞いてみよう。 写真:PIXTA ■「恋に落ちる」直感と誤作動 二村 臨床心理士で心理カウンセラーの信田さよ子さんは、書籍『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』での僕との対談で「あらゆる一目惚れは、間違いである」と断言されています。「一目惚れした男とは絶対につきあわないようにすれば、あなたは幸せになれますよ」と。なぜなら一目惚れは、脳の誤作動だから。 宮台 一目惚れする男女は「顔がタイ
ChatGPTの普及で改めて暴露される「動物化」【仲正昌樹】 「ChatGPTとどう付き合っていくのか」問題の前にその特性を学べ 「ChatGPT」は、インターネット登場以来の衝撃をもって受け止められている一方、期待より不安や危惧の声が日増しに大きくなっている。イタリアでは一時的にGPT-4の使用を禁止。フランスやドイツまで追随する動きだ。「GPT-4問題の下では全くレベルが異なる問題が語られていることを認識し論点整理する必要がある」と指摘するのが仲正昌樹氏だ。ChatGPTの進化のスピードに目を奪われ、浮き足立っている今こそ、必読すべき仲正氏の最新論考を公開。 イタリアで「ChatGPT」を一時使用禁止に ■ChatGPTは人間に取って替わり得るものとなるか GPT-4に関連して、日本の文科省や教育関係の知識人たちは、ChatGPTの性能の向上と普及によって、子供や学生が宿題など出された
維新の快進撃と黒岩祐治の下品メール騒動で終わった統一地方選前半戦。哀しみを通り越して笑うしかない状況だが、これが現実である。日本をダメにしたのは誰なのか? 維新や黒岩の増長を許す社会の空気とはなにか? 近著『日本をダメにした新B層の研究』で、売国政治屋・マスコミをのさばらせた近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第37回。 大阪府知事・吉村洋文 ■維新という絶望的に古い集団 第20回統一地方選の前半戦となる9道府県知事選と6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が9日に投開票された。選挙戦では維新の吉村洋文が「昔の古い政治の時代に戻すのはまっぴらゴメン。大阪を強くしたい」と発言。嘘、デマ、プロパガンダを流し、大衆を誘導。古い政治、20世紀の悪夢を繰り返しているのが、維新の会であり、吉村洋文である。各地の街頭演説では、昔の大阪市は大赤字でそれを立て直した
田中みな実、ぱるるもそうだった。桐谷美玲だけじゃない「体重30キロ台」のスレンダー芸能人に世間が騒ぐ理由
「ChatGPT」が注目を集めるなか、イーロン・マスクやスティーブ・ウォズニアックらテクノロジー関係者らが「少なくとも今後半年間、最先端の人工知能(AI)の開発を停止するよう求める公開書簡に署名した」と話題に。イタリアでは一時的にGPT-4の使用を禁止。フランスやドイツ、アメリカまで法規制の動きを示している。この事態をどう理解すれば良いのか。「シンギュラリティ」に何が脅威なのか。『人はなぜ「自由」から逃走するのか:エーリヒ・フロムとともに考える』の著者・仲正昌樹氏の最新論考。 イーロン・マスク ■イーロン・マスクらが訴える「AI開発」停止要請 何年か前から、「AIが人間の知性を超える」という「シンギュラリティ」が二〇四五年にやってくるのではないか、ということが話題になっていたが、今年に入って、Open-AIが大規模言語モデルGPT-4を公開し、それに対して、これまで「シンギュラリティ」推進
どうして僕はにゃるらのアンチになったのか【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第14回 これまで当連載を執筆してきた「筆者」ことミスター発達は「こんな連載しとったら頭おかしなるで。やめたい」などと意味不明な供述をしており、ライターとしての業務を新ライターに引き継ぐことを希望した。 そこで前回告知欄で新たなる「筆者」すなわちライターの募集を行った。 するとなんと応募が来た。新ライターである「ウ」氏はにゃるら氏の紹介というご縁により応募してきてくれた。彼はもともとにゃるら氏のアンチであり、彼をディスるツイートをした結果、DMによってツイート削除を求められること二回だという。 大司教は、ライターとしてのテストを兼ねて彼に応募動機を書くよう求めた。 その結果出てきた文章に人生相談チームは感銘を受け、今回はそれを全文掲載することを決めた。これこそ現
時計を返してくれてありがとう【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第13回 ※今回の記事ではイラスト掲載はなしになります。理由は、前回記事の原稿確認が遅れまくったいわゆる極道入稿という状態になり、イラストレーター様へ企画趣旨、記事内容が説明されないまま製作していただく状況になった結果「ふざけるな、もうやらん」と言われてしまったからです。まことにご迷惑をおかけしました。読者様におかれましては、掲載写真を脳内で女体化していただけるようご協力お願い申し上げます。 インターネットサブカル界の旗手、にゃるら氏……。 過去の記事(注1)において当連載はにゃるら氏に対し、大司教の時計を返していただけるよう丁重にうながしてきた。かつて、にゃるら氏と大司教は同じシェアハウスに住んだ仲であり、その際の過去の思い出もいくらか含め、ふわふわのぬいぐるみのように、
なぜ信者は教祖の復活を祈り続けるのか?「今からでも間に合う!幸福の科学入門」(後編)【もっちりーま】 宗教二世問題から考えるべきこととは(後編) 前編では幸福の科学での思い出を振り返りながら、信者が異常な教義に熱狂しているわけではないということを述べました。 しかし、実際に教祖が亡くなってからもそれを認めず、復活を祈り続けている状況は異様です。後編では、なぜ復活を祈ってしまうのか、復活を祈るとはどういうことなのか、幸福の科学の歴史を振り返りながら、その文脈を探っていきたいと思います。 幸福の科学・大川隆法総裁 ■六畳一間からあっという間に大富豪に 前回、カリスマ教祖がいなくなった後の教団は縮小するしかないと述べましたが、そうはいっても、今いる信者の方々が「復活しないなんて、やっぱ大川隆法は神じゃなかったか」とか「新しい後継者にはついていけないや」と信仰を捨てる例は少ないと予想します。これま
広末涼子からSPEED、ハロプロ、AKB&坂道まで。「合法的売春」としてのアイドルポップス最強論 海外からも注目される日本のアイドル文化を10倍楽しむ方法 齋藤飛鳥。24歳。乃木坂46時代には一番人気の呼び声が高かった。 英国のBBCがジャニー喜多川の少年愛スキャンダルをとりあげたらしい。欧米のメディアは時々、日本のアイドル文化にケチをつけるので、今回もそういうものだろう。 秋元康のAKB商法も問題視されたことがあった。結局のところ、彼らはうらやましいのかもしれない。日本のアイドル文化は独特で、欧米には真似できないような魅力的なものだからだ。 その根幹にあるのが、歌である。昭和の時代の山口百恵「青い果実」やおニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」など、少女のエロスを音楽化したような作品が作られ、人気を博してきた。「少女A」で中森明菜のブレイクにひと役買った作詞家・売野雅勇もこんなことを
対話不能! 女心が分からなマックス! 愛を知らぬ恋愛相談【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第11回 さて当連載もシーズン2に入った。筆者は当連載の第1回において、この連載のメインパーソナリティであるところの大司教について「愛を知らない男」と書いた。すると大司教はこう反論した。 「いや愛ぐらい知ってますよ。カードキャプターさくらの大道寺知世と神しか愛していないだけです」 と、だいたいそんなようなことを言った。このエピソードだけで、大司教が恋愛相談に向いている相手か判断するのは十分だろう。もちろん。向いていない。 しかし、今回は恋愛相談である。相談相手のHさんという女性は編集部にて大司教と会談し、自身の「結婚したいが理想の男性がいない」という悩みをいかに解決すべきか話し合った。しかし、なんだ、あれだ。とにかく話がかみ合わないことかみ合わな
高市早苗、三浦瑠麗、杉田水脈…安倍晋三周辺「喜び組」の末路【適菜収】 【隔週連載】だから何度も言ったのに 第35回 昨年の安倍晋三銃殺事件以降、政財界から審議会、言論界に至るまで、様々な闇が明らかになってきた。杉田、高市、三浦という安倍に寵愛されてきた女性たちの異様な振る舞いはいったい何だったのか。彼女たちから立ちのぼる “いかがわしさ”の正体とは。『日本をダメにした 新B層の研究』を刊行し、売国政治屋・マスコミをのさばらせた近代大衆社会の末路を鋭く分析した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」連載第35回。 総務省の行政文書と確認された放送法解釈を巡る資料について、高市は自身にかかわる記述の内容が不正確で捏造と繰り返し、議員辞職を否定。追い詰められると嘘をつく安倍晋三の振る舞いと同じとさらなる批判を浴びる。 ■ナチス礼賛本に推薦文を寄せていた高市早苗 安倍晋三周辺を固めていたいかがわしい連
大川隆法総裁急逝「今からでも間に合う!幸福の科学入門」(前編)【もっちりーま】 宗教二世問題から考えるべきこととは(前編) 幸福の科学・大川隆法総裁の特別大講演会IN東京ドーム(2017年8月2日 by 産経新聞社) ■序 私の信仰歴や二世問題についての意見は『情況』(「‟宗教二世問題”の死角 ― 当事者の視点から」『情況』2023年02月号)にも書いたので、そちらを読んでいただきたいのですが、私は生まれた時から両親が幸福の科学の信者で、高校は一期生として幸福の科学学園に入学し、大学に進学後しばらくしてから教団を離れました。 3月1日にマスコミ関係者の方から幸福の科学の創立者、大川隆法氏の訃報に接し、疑いつつもこれまでのことを思い出したり、今後を予測したりして頭を整理していました。そして2日にメディアが報道し始め、信者のほとんどの人はそこで初めて情報を得ることになりました。 発表されてしま
世界の複雑さと向き合うための、シンプルな方法。『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』著者・片岡大右氏インタビュー 2021年夏に起こった、ミュージシャン・小山田圭吾氏の「いじめ」に関する炎上騒動。日本中が大騒ぎしたこの事件を、デヴィッド・グレーバーの翻訳でも知られる批評家の片岡大右氏が「インフォデミック」という観点から論じた『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』が集英社新書から発売され、売り上げランキングでも上位に付けるなど話題になっている。 この度本サイトは、著者の片岡氏に単独インタビューを敢行。副題で「現代の病」と銘打れた「インフォデミック」の実態と、SNS時代に自分を見失わないための知恵を伺った。 片岡大右 (かたおか だいすけ):1974年生まれ。批評家。専門は社会思想史・フランス文学。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。単著に『隠遁者,野生人,蛮人――
社会の深海魚たち、ディズニー行って窒息【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第10回 イラスト:かにかま 当連載も九回目に到達した。毎回、更新のたびに「こういう人たちとは関わりたくない」などと常識的な社会人様の感想が聞こえてきて、筆者としてもやる気が出る。そんな今日この頃だが、今回はちょっとした番外編となる。 場所はいつもの会議室ではなく、東京と名乗りながら千葉にある夢のテーマパークだ。今回、ちょっと大人の事情に配慮し、具体的なキャラクターやアトラクションの固有名詞は極力伏せさせていただくのでご理解いただきたい。これまでの企画の慰労(注1)という趣旨で、一部過去記事の登場人物も再登場する。 えっ? 読者はそんな楽しい企画なんか求めてないって? わかってます。大丈夫「たらい回し人生相談」の企画だよ。ちゃんとろくでもないことになる。 「みんな
人生相談崩壊! 放火魔なのに異世界転生!【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載番外編 第9回 【圧力による掲載見送りのお知らせ】 たらい回し人生相談を楽しみにしていただいている読者の皆様へ。 まずは閲覧をありがとうございます。 今回更新分の「たらい回し人生相談」について、予告通りの更新ができない旨をお知らせ申し上げます。今回の更新予定では「大司教まさかの敗北?! 社会の深海魚たち、ディズニー行って窒息(仮題)」をお送りする予定でしたが、関係者からの強い掲載延期要請を受け、掲載見送りとさせていただきます。 読者の皆様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 つきましては、今回は番外編として、執筆者のミスター発達先生が即興で製作いたしました創作小説『放火魔Nくん異世界転生! 〜なんでぼくのスキルが「放火」なの?
キルギスタンでVR瞑想して暮らしたい! タコ部屋で自我に目覚めた男(後編)【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第8回 前回は波乱万丈のYくんの来歴を追った。引き続き、今度はYくんの内面に焦点を当てつつ、彼の今後についてインタビューしていく。前回で述べた通り、彼は能力が高い側の人間だが、同時に感情面でかなりバランスの悪い部分があったようだ。彼は怒ったことがないどころか、怒りという感情を自覚したことがなく、自分に心があるという実感もひどく乏しかったという。長門有希かな? そんな彼は、どうやって心を見つけたのだろうか? そして自我に目覚めた彼はこう思った。 「草原で瞑想して暮らしたい……」 イラスト:傘波つまみ ■人生で初めて怒った: Yくん:生まれて初めて怒るってことを学んだんですよ。それまで僕、怒った事ってなかったんです。自分には怒りがな
なぜ、政府支出を増やすことが経済成長に繋がるのか〜成田悠輔氏の「情弱ビジネス」発言に反論する【池戸万作】 日本はゆくゆくアジアの最貧国まで転落してしまうのか 日本の経済成長を巡って、私と成田悠輔イェール大学助教の論争が大変話題となっている。年始にABEMA Prime上で行われたこの議論の動画の再生回数は、放送から1ヶ月経った今日までに、実に170万回超えるほどになっている。また、私との議論では「唯一の解決策など無い」と述べていた成田悠輔氏であったが、過去に「唯一の解決策は高齢者の集団自決」と述べていたこともあり、この発言がニューヨーク・タイムズ紙にまで取り上げられ、全米を揺るがす事態になるなど、その後の反響は凄まじいことになった。出演した本人としては、大いに議論がなされればと思っていたので、その点では大成功だったと言える。 一方で、最初のプレゼン時間が3分と大変短く、放送時間も30分余り
タコ部屋で自我に目覚めたイケメンは、キルギスタンでVR瞑想して暮らしたい!(前編)【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第7回 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回紹介するYくんは、そんなタコ部屋の出身者だ。前回紹介したNくんの元同僚であり、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああそんな来歴を聞くと、金融
最悪! 就活中の放火魔が金を借りにきた!(後編)【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第6回 前記事(連載第5回)に引き続きNくんの実態をお届けする。現役の放火魔(本人いわく「たき火」)へのインタビューは犯罪学的にも貴重と思われる。 「たまに廃墟とか燃やすんですけど」 会話の流れで、ふっと彼はそんなことを口にした。別に悪事の告白をする風でもなく、天気の話でもするような口調で、とくに気負いのようなものは感じられなかった。まるで村上春樹の短編小説「納屋を焼く」だ。まあ犯罪なんですけどね。 彼は金を借りられるのか? イラスト:優しい内臓 ■お金貸してください: 大司教:先ほども言いましたが、私はあまり君にお金を貸したいと思わないので、代わりに頼むべき相手としてSさんを連れてきました。去年までSさんとNくんは一緒に年収50万のタコ部屋(注9)で寒
鈴木みのる(プロレスラー・総合格闘家・実業家、54歳) 「推し活」とは、自分にとってイチオシの人やキャラクター(=推し)を、さまざまな形で応援する活動のことだ。世間一般では、若い人が好きなアイドルや声優に対して行っているイメージがある。しかし、若くない筆者はここ数年ずっと「推し活」をしている。 筆者の「推し」はアイドルではない。プロレスラーの鈴木みのるだ。 鈴木みのるはプロレスファンでは有名人だが、ファン以外ではわからない人もいるので簡単にどんなレスラーなのか説明しておく。 鈴木は1988年に新日本プロレスでデビューをし、その後、当時ブームとなった第二次UWFへ移籍。UWFが解散した後は、藤原組を経て総合格闘技団体パンクラスを旗上げ。2003年にプロレスに復帰して以降、新日本プロレスや全日本プロレス、NOAHなどのプロレス団体に上がって活躍しているフリーのプロレスラーだ。2015年には、原
最悪! 就活中の放火魔が金を借りにきた!(前編)【たらい回し人生相談】 【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第5回 むき出しの社会問題をミディアムレアでお出しする当連載、早くも評価と当惑の声が多数寄せられている。三人目となる今回も「素材」のスピード感は困ったことに落ちる様子がない。 社会問題が服を着て歩いているような存在、大司教、それが当企画の相談役である。彼の周囲には現代社会のあらゆる歪みが勝手に寄ってくる。そんな彼のもとに今回現れたのは好青年の放火魔、Nくん。相談の要件は簡潔にいうと「金を貸してくれ、あと就職先も紹介してほしい」である。実に具体的なビジョンだ。最悪だ。 以前の相談者(前連載参照)たちが自分が何をしたいかもはっきり示せない状態だったのとは対照的である。人はしばしば自分の望みをはっきり言葉にできないものだが、そこへいくと今回相談者の「目先の金が
1995年5月8日、ライブコンサートで歌う小沢健二(産経ビジュアル) どうやら世間では「推し活」なるものが流行っているらしく、編集者さんから「推し活について記事を書きませんか!」という元気のいい打診をもらった。どうやら普段から私がちょっと変わった趣味の活動……例えばコーヒー好きが高じて定休日のカフェを借りてマスターをやってみたり、能を習ってみたり、学生でもなんでもないのに高校や大学の範囲の勉強をしてみたり……をしており、Facebookなどによく投稿していることが目を付けられたようなのだ。 しかし、こういった趣味の活動がいわゆる「推し活」かというと、それはちょっと違うように思える。 何を書いていいものか途方に暮れるが、ライターらしくまずは「推し活」という言葉の使われ方を考察するところから始めてみよう。 世間一般で言う「推し活」という言葉は、多分アイドルを応援することを起源とし、昨今は歌手、
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