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「民俗方位」と「自然方位」 「自然方位」とは現在われわれが常用している、南極、北極の方向を南北とする自然科学的な方位のことを指します。 一方で「民俗方位」とは、その地域の人たちが日常的に<北>、<南>と指す方向をいいます。(「民俗方位」を表すときは<>で囲むのが慣習となっています。) 沖縄においても民俗方位は多用されます。道を尋ねたときに帰ってくる答えとして、右、左という表現のほか、東に何軒行った角を南に曲がる、といった表現がなされることがあります。 この2つの指す方向はは必ずしも一致していません。つまり、民俗方位で<北>と言ったときに、それが磁石の指す北であるとは限らないのです。 波照間をはじめ沖縄では、民俗方位は東西南北、自然方位は十二支で呼び習わされています。(例えば北極星=「にぬふぁぶし」(子の方向の星)) (方位図) そして、民俗方位は自然方位と約30度から45度、時計回りにずれ
ミルク神とは 波照間では旧盆中日(旧暦7月14日)に「ムシャーマ」という盛大な祭が執り行われます。この時に島全体が3組に別れ、島の中央の公民館の広場に向けて、それぞれが「ミチジュネー(仮装行列)」で練り歩きます。 この行列の先頭、不思議な顔をした白い仮面を被り、黄色い服をまとってゆっくりと優雅な動きで行列を導いているのが「ミルク神」です。波照間の場合、「ミルク神」は女性であるとされ、付き人の子供達はミルクの子供であるといわれています。そして、行列に付かず離れずでつきまとい、ちょっかいを出したりしている道化役「ブーブザ」(右写真の右側)がミルクの旦那であるとされています。 この「ミルク神」は、波照間だけでなく八重山一帯の島々の祭でみることができます。しかし、波照間以外の島では大抵豊年祭の行列に出現します。波照間でもかつては豊年祭で出現していたのですが、、言い伝えによれば行列の旗頭をめぐって島
「パイパティローマ」とは? 波照間には、島のはるか南の沖に楽園の島「パイパティローマ」が存在するという伝説があります。八重山の言葉で「パイ」は「南」、「パティローマ」は「波照間」の意味、つまり「パイパティローマ」とは「南波照間」ということになります。(同様に、与那国島にも「はいどなん(南与那国)」伝説があります。) 沖縄には、海のはるか彼方に神々が住む永遠の楽園「ニライ・カナイ」があると信じられており、この「パイパティローマ」伝説もその一種の変型とみることもできるでしょう。 ■史実としての「パイパティローマ」 しかし、「パイパティローマ」が他の伝説と違うのは、歴史的事実として記録に残されていることです。1648年、波照間島の住人約40名が、厳しい重税に耐えかね「パイパティローマ」を目指して脱走していることが、琉球王府の記録である「八重山島年来記」に記されています。そこには 「波照間村の平田
0.島を訪れる方へのお願い: あまりあらためて書きたくはない事柄なのですが、島民の方及び読者の方のご要望も多いため記しておきます。 ・泊りでの滞在を考えている方は、必ず宿を確保してから島に渡ってください。 「行けば何とかなる」という考えで最終便で島に渡った挙句、どの宿も満員で断られ途方に暮れるというケースがここ6、7年急増しており、島の方々が対応に苦慮されております。近年は八重山ブームや安売航空券の影響で年間を通じて宿泊客が増え、宿泊施設への当日の飛び入りは難しい状況となっています。それでも島に渡ってから宿を探す、という方は少なくとも、宿が見つからなかった場合に日帰りで石垣島に戻れるよう、1便か2便での訪島とするようにお願いします。 なお、野宿・キャンプは過去の経緯により現在厳禁となっています。 ・ビーチ以外の場所(特に集落内)では、服を着てください。 同じく最近になって、島内を水着や上半
このページでは沖縄諸島の南、八重山諸島にある、日本最南端の有人島、波照間(はてるま)島について、旅の情報から紀行文、写真、島の民俗・歴史・芸能・信仰・伝説・自然までをまとめています。知れば知るほど奥の深い波照間の世界、これから島に行かれる方から、すでにはまってしまっている方、沖縄の文化全般に興味を持っている方までどうぞ御一読を!
このページでは東京(主に23区内)の川と湧水についてとりあげます。特に、東京の中小河川に関して、暗渠になってしまったものを含めてその流路をたどったり水源を訪ねてみます。 新宿御苑に流れを発し、都心部南寄りを流れる渋谷川(古川)と宇田川、笄川といった支流、及びその流域の湧き水についての記事は未完のままとなっていましたが、Blog版での再構成による掲載で古川河口までの掲載を完了しました。弦巻川・水窪川篇についてもBlog版にて完結しています。 写真や地図を大幅に増やし、資料の調査も全面的にやりなおしていますので、ぜひBlog版の方を見て下さる様お願いします。 (タイトル写真:新宿御苑内・渋谷川源流地点)
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