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ノーベル賞
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少女マンガのモチーフの核心が、自分がブスでドジでダメだと思っている女の子が憧 れの男の子に、「そんなキミが好き」だと言われて安心する、つまり男の子からの自己 肯定にある、ということを最初に指摘したのは橋本治である。彼はその著書『花咲く乙 女たちのキンピラゴボウ(・1)』(一九七九)の中で、オトメチックマンガの代表選手、陸奥A子に ふれてその論を展開しているのだが、それが典型的な少女マンガのパターンとして新聞 に紹介されたとき、私は、文字通り殴られたような衝撃を受けた。一瞬、頭がくらく らっとし、足元の地面が地すべりを起こしたような感覚に見舞われた。そこに書かれて いたのは、まさに私自身の切なる願望だったからである。 お世辞にも両親に愛されて育ったとはいえない私にとって、この世界に、はたして自 分のいる場所はあるのか、という問いはかなり深刻な問いだった。しかし、いつの日か めぐりあう恋する
よかったらページ下にコメントを残して下さい! これは1998年10月30日に発行された臨時増刊『木野評論』の「文学はなぜマンガに負けたか!?」という題のついたマンガ特集に載ったワタクシメの小論です。皆さんにその本をお買いになっていただきたいと思い(笑)、今までアップロードするのを遠慮しましたが、本が出てからもう半年になるし、そろそろいいんじゃないかと思ったわけです。本の宣伝にもなるかも知れないし。(今も書店に置いてありますよ!)日本語で論文を書くのは初めてだから、かなり緊張しました。読み返すとやっぱり「そこをそうじゃなくてああ書けばよかった」などと余計なことを考えたりもします。 ちなみにボールドになっているところは元の本では傍点がはってあったけれども、HTMLでは傍点ができないため仕方なくボールドで強調しました。(何だか感じが違いますよね) ご感想を聞かせてくださいね! 「少女マンガ
京都精華大学のストーリーマンガ分野の准教授で、文化人類学の視点からマンガ(とりわけ日本の少女マンガ/女性向けマンガ)を研究するマット・ソーンと言います。1990年から1999年まで、小学館の姉妹会社のViz Communicationsに依頼されて、萩尾望都先生の『11人いる!』や吉田秋生先生の『BANANA FISH』など日本のマンガの英訳もやらせてもらいました。このサイトは元々、英語圏の人々に日本の少女マンガや女性向けマンガを紹介するために作ったものですが、ご覧の通り内容の幅が少し広くなってきました。 工事中のところがまだ多々あるので、ご了承ください。 ごゆっくりどうぞ!
I have given presentations on manga to Western audiences many times, but regardless of the particular themes of my talks, when the floor is opened up for discussion I am invariably asked the same question: “Why do all the characters look Caucasian?” You may have asked yourself the same question. I answer that question with a question of my own: “Why do you think they look Caucasian?” “Because of t
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