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岡田斗司夫の新オタク日記 2002年4月16日~4月30日 (C) Toshio OKADA all right reserved. |日記INDEXへ|インデックスページへ| 16日(火) 雑誌・アンアンの取材。「なんで男性はみんな、モーニング娘。なんかが好きなんですか?」という内容である。そりゃアンアン読者からすりゃ、不可解だろうて。アンアン的にカッコいい女性タレントって実は男性受けはイマイチで、どんなにヒットしてもアンアンでインタビューされることは金輪際ないようなモー娘。なぞになんで男は奪われるのか。その辺、じっくり語ったけど掲載できないんじゃないかなぁ。 17日(水) 大阪へ母親の見舞い。と同時に明日は午後から関西のファンとオフ会。でも鬱はまだ明けてないんだよな。 18日(木) 難波の英国屋で、関西のファンたちとオフ会。やはり恐れていたとおり、トロネイ君の口数が多
大塚英志のおたく社会時評 第八回 「彼女の自由」の健全さ 気がつくと「今年の収穫」とか「今年のベスト3」といった類のアンケートが舞い込む季節となった。どこに書いたか忘れたけど、実は単行本のベスト3に陽気婢の「彼女の自由」(ワニマガジン社)を挙げたが、スペースがなくてその理由を記さなかった。だから、というわけでもないけれど「彼女の自由」にぼくは感心したので、そのことを書いておく。 多分、このコラムを読んでいる人たちの方が彼についてははるかに詳しいだろう。ぼくは彼がどういう人物なのかは何も知らない。中綴じの美少女コミック誌あたりでけっこう書いてたよなー、といった程度の知識である。「えっちーず」とか「2×1」といったコミックスも一応は読んでいたけれども、絵が可愛いし、ネームもこの手の雑誌の描き手の中ではしっかりしてるな、といった程度の印象だった。 けれども今年の夏に出た「彼女の自由」を読ん
『マジメな話』<FONTSIZE="-2">1998年4月11日版 ン1998.Toshio Okada |<FONTSIZE="-1">目次へ|インデックスページに戻る<FONTSIZE="-1" COLOR="#333333">| ●宮台真司はオタクだ 岡田 今回の「ゴーマニズム宣言」、敵は宮台真司さんでしたね(笑)。 小林 いつか書いてやんなきゃしょうがないと思ってたんだよな。よっぽどわしに惚れあげとるみたいで、『終わりなき日常』の本にも、わしの名前を麻原彰晃と並べて出してたし、書くものにしょっちゅうわしのことが出てくる。それを見ると、わしがテレビに出てしゃべったこともいちいちチェックしているんだよなあ。 岡田 宮台さんってテレビが好きなんですよね。以前、大阪の大学であったシンポジウムで一緒になって、その帰りの飛行機で、ずっとアニメの話をしてました。僕ね、"オタク仲間"という線
大塚英志のおたく社会時評 第六回 アスカと寝てみる、っていうのはなかったんだろうか。 陽気婢の『彼女の自由』(ワニマガジン社)が面白い。『エヴァンゲリオン劇場版』の冒頭でシンジが病室に横たわるアスカを見てマスターベーションしてしまう場面があったけど、ちょっとあの感じに似ている。シンジくんもそうだけれど、陽気婢の作品も逆おとめちっくもの、とでもいったらいいのか、男の子の内面が肥大して描かれ る。 花見Q太郎にもちょっと感じるのだが、こういったうつむき加減でうじうじ系で本当の自分をわかってくれる異性を求めている、というキャラクターは本来、70年代後半の陸奥A子とか田渕由美子とか、あの辺りの乙女ちっく系少女まんがのものだった。恐らく掲載誌が中綴じのH系青年誌のせいなのだろう、陽気婢の作品は、まず心よりも先に肉体が仲良くなってしまうというパターンの作品が多いが、作者はその後で律儀に心がわかり
この連載は人生のトリセツ(取り扱い説明書)です。人生で、困ったり悩んだりした時、努力したのに上手くいかなかった時、どうしてもウマの合わない人がいて困っている時、こういった場合にお読み頂くものです。 もちろんトリセツですので、人生をお買い上げに頂いた時、つまり自分の人生を主体的に決める、思春期から20歳までの段階で、まず一通り読むべきでしょう。しかし、SPA!の読者の皆様は、この時期を過ぎてしまった方がほとんどですね。つまりトリセツも読まずに、闇雲に人生を過ごされてきたノンキ者、というわけです。 これでは、あなたの人生で、何かと上手くいかないことが続いても当たり前と言わざるを得ません。今からでも遅くはありません。今後の人生のために、毎回このトリセツを熟読されることをお薦めします。 このトリセツでは、まず、あなたの欲求のタイプを判定することから初めます。というのも、人の不幸の多くは「こう
005/9 はい、今月のお勉強です。 <[テレビ]以前にも増して積極化する日本のテレビ番組の海外進出>(日経エンタテイメント3月号) このところ、海外旅行先のホテルでテレビを見ると、日本のバラエティにそっくりの番組に出くわすことがある。だが、これをパクリと考えるのは早計というもの。なぜなら<フォーマット・セールス>という番組販売の形態があるのだ。 フォーマット・セールスとは、テレビ番組そのものではなく、文字通り�Tフォーマット�Uを売ること。番組のコンセプトやアイデア、セットのデザイン、罰ゲームのルールや進行上のノウハウなどの使用権を海外のテレビ局に販売するのだ。あちらの局は、フォーマットをもとに自国のタレントを使うなどアレンジして、新たに番組を制作する。日本のアニメやドラマが海外でも人気なのは有名な話だが、じつは、バラエティ番組も輸出されているのだ。・・・ ・・・「
TV bros『オタクの迷い道』連載第二十一回〜第三十回 �ン1995-1998.Toshio OKADA all right reserved. |目次へ|連載一覧に戻る| オタクが燃える日本の夏、それがコミックマーケットだ。自分たちで作った同人誌を持ち寄り、探し、買いあさる。僕も東大オタク文化論ゼミの学生達と一緒に同人誌を作った。一人々々が好きな内容で一冊づつ作り、「オタク袋」として限定99部を売る予定だ。 僕の作る本は巷で話題の「アイドル首すげ替えヌード集」だ。顔はアイドル、身体はAVというのを、MACに取り込んでCG合成するわけだ。簡単そうに聞こえるかも知れないが、不自然でないように繋ぐのにはけっこう知識や技術が必要である。僕はさっそく千葉大の画像工学研究室に教えを乞うた。専門家の話では、ポイントは鎖骨の位置でつぐことらしい。もちろんオタキングが出すヌード集だから現役のアイド
毎日新聞『失われた未来 LOST FUTURE 2000』第一回〜第十回 �ン1996-1999.Toshio OKADA all right reserved. |目次へ|連載一覧に戻る| いよいよ先進16か国の共同プロジェクト、国際宇宙ステーション計画「I.S.S.」がスタートする。完成時には総重量四百トン以上もの巨大宇宙基地が、地上四百キロに出現する、という壮大な計画だ。いよいよ21世紀が始まったのである。 しかし人々は今、本当に科学のユートピアなんて信じているのだろうか。書店を覗けば怪しげな予言関係の本はあふれ、テレビのワイドショーでは相変わらずオカルト番組が花盛りだ。教育関係者達は子どもの科学離れを嘆いている。 そんななか、我々が迎えようとしている21世紀とは、はたしてどんな世界なのだろうか? 漠然とした不安を解消しようと、米国フロリダのディズニーワールドへ行ってみた。
『王立宇宙軍』の話をしよう。 『オネアミスの翼』という題名で87年に公開された映画だ。いや、なんでこんなタ イトルに変更されたかも色々あるんだけど(例えばバンダイのナベさんが『リイクニ の翼』というタイトルを口に出しちゃった、とか)、今回はその中の「お金」にまつ わる話。 当時、大阪でDAICONフィルムというアマチュア映画サークルをやっていた僕 は、たそがれていた。サークルの金銭問題の不祥事とか僕個人のプライベートなバカ 事とかが重なって、もう僕は誰も信じたくない気分。 監督の山賀君もたそがれていた。次に作る作品のアテもなく、なんか八方ふさがり な気分だった。 仕方なく、我々は毎日のように話し合った。 なんせそれしかすることがないもんだから、話し合いはいくらでも続き、架空の「次 期作品」への期待、というか掛け金は膨大になる一方だった。 「このまま終わったら、オレたちバ
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いやはや、このコラムもおめでたいことに第3回目にしていきなり最終回である。これから『ガメラ3・邪神覚醒』や『スター・ウォーズ/エピソード1』など、トクサツ者には観るも語るも熱くたぎる1999年が到来し、このコラムもそんな息吹をつぶさにサポートできると思っていた矢先の休刊・・・。 う〜ん、みんな不況が悪いんや、トホホのホ。 まぁそんなワケで、今回の共通テーマが「お金がない!」ということなので、トクサツ者は製作費に泣いた作品、予算で七転八倒した特撮映画の話を供するとしよう。 「映画は妥協の産物」と名言を吐いたのはハリウッドの女プロデューサー【ゲイル・アン・ハード】だが、とどのつまり映画製作なんてものは、どこかで折り合いをつけなきゃ際限なく費用もかさみ、資金も早々に底を尽く。ことに特撮やヴィジュアル・エフェクトをふんだんに使った映画はコストがかかるので、製作費高騰や予算超過などの金銭トラブル
村崎百郎氏を語るのは簡単だ。「他人のゴミが好きな人」。この一言につきる。 ゴミを拾ってくると、いろいろなことが分かる。そうして、この人は、こんな人だろう、あんな人だろうと、想像する。毎日、拾っていれば、同じ人に関する新たな情報があったりもする。さまざまな推理をめぐらすわけだ。 拾ってきたゴミを、自室で一人開ける時の期待感。これは、他人の秘密を覗く快感だ。実は、僕もこの快感がよく分かる。僕の心にも明らかに存在しているものだからだ。オタクとして、なぜゴミを拾うのかは、スキューバの快感と同じ程度には、十分想像がつく。オタクの心の暗黒面とも言える。 もちろん村崎さんも立派なオタクだ。エヴァにもちゃんとハマった。ただし、ハマったのは、どこかの女の子がゴミとして出したエヴァのビデオを拾って見たから、という村崎さんらしいハマり方だ。世界でも一番珍しいハマりかただろう。 村崎さんが普通のオタクじゃ
これは、「岡田斗司夫のおたくウィークリー」5.27号に掲載された岡田編集長の巻頭原稿「エヴァからの生還」に対する竹熊健太郎氏の抗議・反論文およびそれに対する岡田編集長の補足原稿である。「エヴァからの生還」の初稿は97年6月4日に、竹熊氏の訂正要求を入れた再稿は97年6月24日に本誌に掲載された。現在バックナンバーにあるのは、24日に掲載されたものである。 編集部 ●岡田斗司夫氏の「情報操作」に抗議する(暫定版) 竹熊健太郎 ●竹熊さんへのイイワケ 岡田斗司夫 ●「竹熊さんへのイイワケ」に対する疑問・反論及びイイワケ 竹熊健太郎(9月10日追加)
●隠された「オタク」の語源 最初にクイズからはじめよう。 「オタク」はNHKの放送問題用語である。 これはイエスかノーか? 答えは、残念ながらイエスだ。 僕がこの事実を知ったのは、NHKで取材を受けたときだ。「オタキング」を自称している僕に、海外のアニメ事情について話してほしいという依頼があった。それにあたって「オタク」という言葉は使えないといわれたのだ。たぶん、NHKの人は、「ファン」とか、「マニア」にいい換えて欲しかったんだと思う。 このエピソードはオタクの不幸を物語っている。つまり、「オタクとは何か」が、イメージだけで不当に語られ、差別され、きちんと検討されてこなかった不幸だ。 いってみれば、日本人に取材しないで展開されてきた日本人論、みたいなものか。では、未だ知られていない「オタク」という言葉の発生から遡ってみよう。 「オタク」という言葉を使い始めたのは、慶応大学幼稚
大塚英志のおたく社会時評 第七回 もう、「補完」はされない 大島弓子の「グーグーだって猫である」が角川書店のPR誌『本の旅人』で連載再開した。『ヤングロゼ』の休刊で中断していたもので、『ヤングロゼ』そのものは別に無くなっても惜しくも何ともない雑誌だったが、大島弓子が今のところ唯一連載している雑誌だっただけにとりあえず落ちつき先が決まってうれしい。「グーグーだって猫である」は大島弓子に13年連れ添った猫サバが死んだ後にやってきた猫グーグーとの生活を描く身辺雑記ふうのシリーズである。大島弓子はこの10年近く、サバと二人きりの生活を描く連作を軸に、ぽつりぽつりと中編を発表しており、サバがこの希代の才能の日常をささえている様子が作品からはうかがえ、本当にサバが死んだら大島弓子はどうなっちゃうんだろうと、サバより少し年下の、どうやらサバの遠縁らしいうちの猫の齢を数えながら一ファンと
★ パソコン通信の世界では「ロト」というハンドル名で知られている。 氷川竜介さんは、アニメ仙人みたいな人だ。日本アニメに関して、書物が出版され始めた一九七〇年代後半頃から、ずっとオタクとして第一線を走ってきた。まず、持っている資料がハンパじゃない。市販されている書籍や『アニメージュ』の全バックナンバー(つまり二〇年分)なんて当たり前。先日、氷川さんがTVアニメ『無敵超人ザンボット3』の研究書を出した時は驚いた。設定資料はもちろん、原画も動画も、自分のコレクションからザクザク掘り出してきたのだ。『ザンボット3』放映の時、アニメ誌で誌面を構成するために入手した資料を、二〇年後の今まで丁寧に保存していたのだ。結局、その単行本は、版権元から何一つ借りずにできあがってしまった。 氷川さんは、ほんとは特撮マニアなのだが、僕にとってはアニメの師匠だ。アニメの基本的な見方を僕に教えてくれた恩人である。
●酒鬼薔薇聖斗は筋少の影響を受けている 岡田 まずは酒鬼薔薇聖斗の話から。この対談が掲載されるのが八月の後半だから、ひょっとしたら真犯人が捕まってるかもしれないし、部屋から何が見つかるかわからない。今のところ『北斗の拳』に『聖闘士星矢』、あと『13日の金曜日』ですか。 大槻 いいじゃないか、『北斗の拳』の愛蔵版持ってたって。 岡田 こういうものが見つかったからオタクだって限らないのに、でもそういう固定観念がまだありますよね。 大槻 まあ、それは関係あると思ってしまうでしょう。でもそこら辺の話になると、必ず、バッシングが始まって、「バーチャル・リアリティ症候群」とか、ベタな名前をつけるじゃないですか。俺、逆にそういう名前をつける人たちの方に、先に名前をつけちゃえばいいと思うんですよね。「ニューメディア不全症候群」とかベタなやつ。 岡田 そんなこと言う人たちって、たぶん小さいころトンボ
マスコミがオウムで大騒ぎし始めた頃、言論界はまっぷたつに割れた。片方の主張は「いいぞがんばれ<生ぬるい<死刑だ」、もう片方は「ちょっと待った<不当検挙だ<権力のマインドコントロール」。 この二つを僕は「平成右翼」「平成左翼」と名付けた。もともと左翼、右翼というのは日米安全保障条約に反対する人たちが左翼、その左翼に反対するのが右翼だった。このシンプルな定義は一水会代表の鈴木邦男氏から聞いたものだ。 そう考えると、警察、国のオウムに対するやり方に反対するのが平成左翼、平成左翼に反対するのが平成右翼という構図がはっきりする。 平成左翼の特徴は個人主義、自由主義だ。国や権力を疑い、常に否定する。 平成右翼の特徴は「平成左翼が大嫌い」だ。主張は当然、「個人の権利制限」「国家の威信復権」になってしまう。 オウムによる言論界の特需によって、この論争、当初は双方燃えに燃えた。しかし今、冷静になっ
最近の若い者に説教してくれ? 年寄りをからかうもんじゃない。今の若い者はみんな恵まれとる。こんな爺の説教なんか聞く耳もたんじゃろ。そんなことより秋葉でもいってエヴァ予約して来なされ。それでみんな幸せなんじゃから。 え?違う? ほほう、今の幸せに疑問が出てきたか。このままオタクとして生きることに、迷いが出てしまったわけじゃの。よろしい、老骨に鞭撃って諸君に渇を入れて差し上げよう。 そうさの、君たちなにがイカンかといって、作品を疑わんとこじゃな。完成度の高い作品しか、見ておらんために「疑いの目」っつーのをハナっから捨てて見ておるんじゃ。そりゃ、「ショーヒシャ」の態度じゃよ。そんなことでは立派なオタクにはなれんわいな。オタクになりたくない?喝!そんなこと誰が訊いたか?お前らはオタクになるんじゃ。当たり前のこと訊くな。 なんの話じゃった?そうそう、「疑いの目」じゃ。放映・発表されたアニメ
「竹熊さんへのイイワケ」に対する疑問・反論及びイイワケ 竹熊健太郎 岡田斗司夫様 『竹熊さんへのイイワケ』、読ませていただきました。 さすがはオタキング。こちらの問いかけを完全に無視された、見事なまでの名答弁ぶりですね。まあ、ある程度は予想していたのですが、こうもはぐらかされると「熱く」なっていたこちらも、さすがにバカらしくなります。 とはいえ、一連のやりとりで、私なりの収穫はありました。主なものは次の2点です。 【1】5月27日付け『おたくウィークリー』掲載『竹熊氏その1』『竹熊氏その2』(ともに初期掲載オリジナル版・以下『竹熊1,2』と略す)における「事実誤認」の記述を、岡田氏みずから修正したこと(現在アップされているのは修正版)。 【2】『竹熊さんへのイイワケ』(以下『イイワケ』と略す)において、岡田氏は『竹
●「旅人の論理」について(1) ここからは、岡田さんが『イイワケ』で新たに書かれたことで、気の付いた部分に私なりのコメントを添えていきたいと思います。引用は最低限にとどめますので、読者はもう一度岡田さんの文章を読み直してから、以下に進まれることをお願いします。 まずは「ハマる」ということについて。 【僕は、何かに「ハマる」事、「ハマれる」事は人生にとって、素晴らしいことだと考えている。(中略)が、ハマっぱなしなヤツもイマイチ信用できない。はまっている最中の人間は、恋愛中の人間と同じで、冷静に廻りが見れない。(中略)肝心なことは、思い切りハマッて、その後、そこから帰って来ることだ。そうすることで初めて、色々なものが見えてくる。その見えてくるものは、ハマッている最中には決して見えなかったものだし、ハマらない人にも、永久に理解できないものなのだ】 【僕は、竹熊さんとこの「ハマ
連載第1回〜10回 #1 「日本人になりたい」と考えるアメリカ人たち #2 自称「ノーマル」な全共闘オヤジとのすれ違い #3 人は誰もがオタクになれるわけではない #4 濃ゆいオタクたちの天国「濃縮おたくランド」 #5 アニメを見る。それは辛く厳しいオタク道だ。 #6 年末年始クリスマス。オタクに安らぎはない。 #7 オタクだって絵の描けない奴はいるんだ。ふん。 #8 「特撮と怪獣」(フィルムアート社)を読め! #9 オタク差別?バカに差別されて何がツラいの? #10 オタク同士の結婚。それは「理想の夫婦像」か? 連載第11回〜20回 #11 「オタク」って差別用語なんだよ。知ってた? #12 ブロス君、今日から君もオトモダチ #13 オタ話はいつも壮大に膨れ上がる #14 オタク界の悪者たちにダマされるな! #15 最近、オタクが不機嫌な顔をしてるワケ
広島・長崎に落とされた原子爆弾は、当時のアメリカ人にとって「救いの神」とされた。長年続いた戦争を終わらせた爆弾は、あっという間に人気者。ラブソングにも歌われ、ブームに便乗してKIX社はこの「原爆指輪」を発売する。 「徴兵で引き裂かれた恋人同士が、いま原爆の力で再び結ばれる!ケースを開けると、中には本物の放射性物質が入っていて、闇夜でもあなたの恋人の指先を照らします」 僕が入手した品も、ふたを開けると微かにチェレンコフ放射の光りが見える。当時の恋人たちも、この昏く不気味な明かりを見たのだろうか。
太田出版『ジ・オウム』掲載原稿 �ン1996-1997.Toshio OKADA all right reserved. |連載一覧に戻る| ☆徐容疑者の愛犬は「ロデム」☆ いきなりこんな話題で悪いんだけど、『機動戦士ガンダム・逆襲のシャア』っていうトンデモないアニメ映画、見たことある?昔、TVでやってた『機動戦士ガンダム』の続編で、アムロとシャアというライバル同士が戦う話だ。 映画が始まって、いきなり宇宙空間の戦闘シーン。反地球組織・ネオジオン総帥のシャアは、小惑星5thルナを地球に落とそうとする。直径何キロもある隕石が地球に落ちたら大変だ。で、主人公のアムロは必死で、その落下を阻止しようとするんだ。そこでモビルスーツ(ロボット)に乗って戦う二人は、何と議論し始める。 「アムロ!邪魔するな。地球の奴等を粛正してやるのだ!」 ち、ちょっと待ったぁ!アニメ映画で、そりゃマズいセリフ
大塚英志のおたく社会時評 第一回 「エヴァは、やっぱり、自己啓発セミナーである」 「エヴァ」最終回のプロットは自己啓発セミナーのプログラムそのものである、というぼくの指摘に対し、庵野は『クイックジャパン』のインタビューでセミナーに参加したことはない、と否定している。だが、別にぼくは庵野のセミナー参加云々を問題にしたのではない。「エヴァ」の最終回に於ける問題解決の方法が「セミナー」と同一であるというのは事実以外の何者でもない。百歩譲ってそれがセミナーのカリキュラムからの引用ではなく、庵野の創意工夫の産物であったとしたら、まさにそれは彼の「創造」力の限界なり不可能性を露わにしてしまっていることになるではないか。 ここで誤解のないように言っておくが「エヴァ」がセミナーと同一構造だからダメだ、といっているのではなく、セミナーも「エヴァ」も問題解決の手段として間違っている、といっている
●ミ・ヤ・ダ・イをコントロールする 岡田 『朝生』って、終わったあとに飲み会があるじゃないですか、全員参加の。出演したときに、こういうのもおもしろいかなと思ってつき合ったんですけれど、みんな宮台さんの話をするんですよ。「宮台は今回来なかったねえ」「逃げたんだよ」とか。なぜこの人たちはこんなに宮台さんのことを気にするのかと思いまして、聞き耳を立てていたんですよ。 宮台 僕もそれは興味深いですねえ。 岡田 彼らの話を聞いていますと、今、言論とか社会時評をやっている人、またこれからそういうものを目指す人にとっては、宮台さんはひとつのランドマークなんですね。「この件について彼はどう考えているんだろう」とか「彼がこう言ったら俺はこう言い返すのに」とか。 宮台 わかります。人々の妄想の中で、仮想問答の相方に使われているんだろうなあと( 笑)。それは常々思います。 岡田 それを聞いていると「言論の
劇場版エヴァ・臨死体験 『竹熊 健太郎の場合:私はこの2日間でDeath&Rebirthを体験した!』 いやはや、ついに劇場版エヴァ公開である。 皆さんはもう見られたろうか。 ということで今回の巻頭特集は劇場版エヴァについて。先日わが社(オタキング)に押し掛けて、5時間に渡ってエヴァへの熱き思いをぶちあげた竹熊健太郎氏の独白だ。いや、なだめるのが大変だったぞ。
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