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※[DAY 1-2] 日本唯一のNYタイムズ「行くべき場所」は、文化体験や人との交流が魅力 はこちら DAY 3 地元の人が集う光景を外国人は求めている [神峯寺~石手寺] 四国お遍路の旅3日目――。2日目の最後に訪れた最御崎寺から、バスに乗って海岸線沿いに西へ進んでいくと、高知市に入る手前に第二十七番札所の神峯寺(こうのみねじ)が見えてくる。ここがこの日の最初のお寺だ。 あいにくの雨模様だったが、晴れていると海まで一望できて景色が素晴らしいそうだ。さらにこのお寺は、本堂まで登っていく石段沿いに日本庭園があり、四季折々の風景を楽しめるようになっている。Fさんと私が訪ねた時にはちょうど紅葉が始まっており、もみじの赤がとても映えていた。
ここ数年、海外から注目されている日本文化がある。最長で1400キロにも及ぶ旅路を八十八のお寺に参拝しながら四国一周をする「四国お遍路」だ。 日本文化というと、どうしても京都や奈良をイメージしがちだが、ニューヨーク・タイムズが選ぶ「2015年に行くべきベスト52の場所」に日本で唯一選ばれたのは「Shikoku(四国)」。実はお遍路は、世界的にかなり人気が出てきているのだ。 このたび、そんな四国お遍路を、フランスの某大手紙の東京駐在記者が体験取材するという情報をキャッチし、わがままを言って同行させてもらうことに成功。駆け足の取材旅行とはいえ、フランス人記者のFさんと一緒に1週間かけて四国を一周してきた。 なぜ今お遍路が世界的に注目されているのか、外国人から見たお遍路の魅力はどんなところにあるのか――。お遍路さん(四国お遍路を行っている参拝者)や地元の人など、道中出会った多くの人たちの視点も含め
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