日本は競争の激しい国です、そして消費者の意識は低く、付和雷同型の消費行動が多く見 られます。 ヨーロッパの自己の確立や米国の消費者運動のようなものが未だ充分でなく、 ブランドものに弱く、生産販売者の政策誘導に乗り易い下地があります。 そこへダイヤモンドの場合、次の二つの面からの制約があり、あまり差別化できないので す。 一つはデビアス社による市場コントロールが働いており、何処かが極端に安くダイ ヤモンドを入手することは出来ないのです。 次にダイヤモンドという商品については充 分に研究され、出来上がったもので改善の余地は殆どありません。 にもかかわらず、競 争に勝ち抜くためには何らかの商品の差別化が必要なのです。 そこで登場したのがこれ から述べる仕組みや商品です。 しかし、これらは何れの場合もあたかも価値があるかの ように見せかけている面が大きく、販売側の論理に基づいている点に問題がありま