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ノーベル賞
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どのメディアも連日、長引く不景気について言及し、厳しい経営環境をうんぬんする声があいさつ代わりにあちこちで聞かれる昨今ではあるが、バブル崩壊直後、政治の不手際を責める論調であったものも、段々と経営上の問題にシフトしてきているのが見てとれる。どの経営者も頭ではマクロな経済の好調化を頼みにするのではなく、真に確かな経営基盤を作り上げるべき時だとは認識されていることであろうが、実際の成果となるとどうだろうか。優秀な企業となるために、最も必要かつ有益であるのは、当初たとえ遠回りに思えても、確実に優秀な人材を育て上げることである。言うまでもないことであるが、企業の最小単位は社員としての人、一人一人であり、人なくして企業は成り立ちえないのである。 優秀な人材を育てるためには、まず、社員が本来持っている能力を最大限発揮できる環境を作り上げることに取り組まなければならない。では、多くの企業の実態としてはど
ドラッカー名言録18 「知識労働者自身に上下はない」 かねてから知識労働者(ノウレッジ・ワーカー)の台頭を重視してきたドラッカーは、その本質やあり方について、しばしば随所で言及しているが、この言もその典型的なものの一つである。 この言葉に続いてドラッカーは、高級な知識、低級な知識というものはないからだと、この発言の理由を説明している。知識の評価については与えられた仕事に関して適切か適切でないかがあるだけだと喝破し、しかも課題解決自体によって必要とされる経験や予算によって、その従事者の組織内のランクは決まるといっている。 よく様々の事柄を医者にたとえるのが好きなドラッカーは、さらに、眼病には眼科医が適切であり、胆嚢の切除にあたるのは腹部専門の外科医だとも述べている。したがってドラッカーは、知識労働を中心とした組織は、権威や権力志向の組織ではなくて、課題解決や目的によって規定されるべき業績試行
ドラッカー名言録4 「自分はここで何を貢献できるかを考えよ」 ドラッカーが4半世紀前に、新しくアメリカ企業の輪出部長に就いた若い人に「いま、自分はいったいどう考えて、この新しい仕事に就いたらよいのでしょうか……?」と問われたときに与えた答えが、今回の「自分はここで何を貢献できるかを考えよ」である。 このアドバイスは今日まで脈々と生きていて、ドラッカーの最新刊である『明日を支配するもの』の最終章でも「自らの果たすベき貢献」として再現されている。 この「貢献」は、英語の原文ではcontribution(コントリビューション)であるが、「貢献」のほかに「寄与、役に立つこと、一助となること」などという訳をつけることができる。また、このコントリビューションは、「発言」とか「寄付」などという使われ方もする面白い言葉である。 ドラッカーは、「知識の段階から次の行動の段階に移るときの起点となるのが」この貢
ドラッカー名言録6 「NIH(お山の大将)根性を捨てよ」 アメリカのビジネス関係で、よくいわれる言葉に“NIH(症候群)”というのがある。かねてから、ドラッカーは、こうした態度をとることが大嫌いである。それをハッキリ言い切ったのは、いまから一五年前に革新に関する画期的な提言である『イノベーションと企業家精神』を発表したときである。 「アメリカの言葉にある『NIH』(not invented here・・・このアメリカで発明、発見、製造されたものでないものは、取り上げるに値しない)という高慢な態度は、5つの間違った習性の1つである」と言い切った。 これは全く傲慢な態度であり、それゆえにアメリカの家電メーカーは、真空管を盲信し、ソニーなどのトランジスター活用を鼻先であしらったので手痛い目にあった、とドラッカーは厳しく指弾する。 アメリカ生まれの経営者や経営学者や経営コンサルタントは、お山の大将
ドラッカー名言録54 「リーダーは尊敬されるが、必ずしも好かれるとは限らない」 ドラッカーはかねてから、「リーダーに人気投票は必要ない」という趣旨のことをよく口にしていたが、その発言と共通するところにあるのが、今回の上記の言葉である。 この言葉を耳にしたのは、ドイツやイギリスで働いていた若い頃、3人程のすぐれた上司(メンター)に恵まれたことをドラッカーが語ってくれた時である。それら3人の上司は、ドラッカーを何かにつけて厳しく導いてはくれたが、友人とか、親愛の情を寄せてくれることはなかった、と彼は述懐していた。 ドラッカーの当時のリーダーは、編集長や投資銀行のシニア・パートナーなどであったが、各人の仕事を懸命にこなし、成果を出すことにのみ専念していた。彼がこれらの人々を尊敬したのは、各3人とも、流儀は異なるが、部下の人間としての力と、「強みを十分に仕事に活かさせ、弱みを介入させない」ことを本
Home 経営セミナー マネジメントスクール 経営コンサルティング P.F.ドラッカー ドラッカー名言録 e-Learning 講師プロフィール 国永秀男の経営コラム 会社概要 お問い合わせ mail link ドラッカー塾開催中 ダイヤモンド社主催 ポートエムは、新しい時代の、効果的な経営手法を提案します。 TOPIC ドラッカー名言録 「人材は、企業規模とは無関係である」new! ドラッカー経営セミナー(NEW!) ダイヤモンド社マネジメント講座 ドラッカー塾 トップマネジメントコース ドラッカー塾 エグゼクティブコース ドラッカー塾 マネジメント基本コース ダイヤモンド社経営セミナー 経営塾 ドラッカーオーディオCD(NEW!) 日本経営合理化協会 発刊 ドラッカー『イノベーション 創造の経営』 CD版 eで学ぶドラッカー (NEW!) ドラッカーeラーニング シリーズ (デモ画面)
「問題の明確化としっかりした定義づけができ、それによって観察可能なすべての事実を網羅しうるまでは、そうした問題の定義づけは不完全であったり、間違ったものになる」
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