サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.sayko.co.jp
「ダンキンドーナツ撤退が意味するもの- -何が原因だったのか、そこから何を学ぶべきか」 吉野屋ディー・アンド・シーがダンキンドーナツ事業から撤退し、日本に於ける地域フランチャイジーとしての営業活動に終止符を打つことになった。米国のダンキンドーナツは外食レストランチェーンの中では売り上げ順位で17位と好調なのに、日本ではなぜ撤退に追い込まれたのだろうか? 飲食業が成功するかどうかは 産業として将来性がある 味が優れている 儲かるシステムである 優秀な人材に恵まれている の4つで判断できる。この視点からダンキンドーナツ撤退の原因を探ってみよう。 1)産業として将来性があるか? ドーナツという商品のライフサイクル 吉野家ディー・アンド・シーがダンキンドーナツ事業からの撤退発表と同時期に、明治製菓も英国製菓大手のユナイテッド・ビスケッツ(ビスケットのマクビティー)との1973年以来の合弁契約を解除
8月1日より吉野家が並盛りを400円から280円に価格を改定し本格的価格戦争に参入した。価格を下げると言う戦略は、品質を下げるか、利益を下げるかと言う選択になるのだが、吉野家は周到な準備を積み重ね、品質と利益の両方を得ることを目指している。ではどうすれば品質を維持しながら利益を維持出来るのかを分析してみよう 1)吉野家の価格戦略の流れ 故松田瑞穂氏が築地に牛丼屋として創業後、70年代にチェーン展開に積極的に取り組んだが、極端な品質の合理化による客離れで、1980年会社更生法申請、セゾングループ入りし会社更正を6年8ヶ月で達成した。店頭公開を1990年に果たし、東証一部に2000年に上場した。 会社更生法申請の苦い経験から、低価格戦略に抵抗のある同社は最後まで参入しなかったが、マクドナルドの65円ハンバーガー、同業の松屋290円牛丼などの成功により、2001年4月に期間限定の150円引きセー
飲食店の広告宣伝と販売促進 美味しいものを、きれいな店舗で、やさしい笑顔と早いサービスで提供すれば、口コミでだんだん売り上げがあがる。つまり、お金と手間のかかる広告宣伝や、販売促進は不要なはずだった。しかし、現在のように競合する飲食店が多く、情報がテレビや雑誌に氾濫している時代では口コミに頼っていると売り上げがあがるまでに時間がかかる。また、設備投資や家賃、保証金、人件費が以前より高騰し、飲食業の損益分岐点を押し上げている、そのため、売り上げがあがる前に資金繰りがつかなくなり店を閉めなくてはならないという状況に追い込まれてしまう例が多くなっている。 マクドナルド、KFC、ミスタードーナツ、コカコーラが米と魚と味噌汁を食べる日本でそれぞれのジャンルでナンバーワンになっているのは決して美味しいものを出しているからではない。その秘訣は優れた広告宣伝と販売促進手段(マーケッティング)にある。 では
王利彰の今までの仕事 マクドナルド時代の仕事 1969年 4月 父親の経営する飲食業に入社喫茶店、ナイトクラブ、焼き鳥屋、等を運営 1971年 1月 上記を退社 同年 1月 レストラン西武入社、(ハンバーガー業を学びたく、当時ハンバ ーガーチェーンのコルネット店の展開をはかりかつバーガーキングとの提携交渉をしていたレストラン西武に入社した。) 2月 ダンキンドーナツに配属を希望しかなえられる。トレーニングセンターにてトレーニングを受ける。ドーナツ大学を卒業 5月 池袋ショッピングパークのテスト店舗の責任者になる。夏場にかけて売上を30%も延ばす。従業員のおすすめ売りのトレーニングをし、試食サンプルを一個あたりのサイズを小さくしながらも、サンプル数量を多くし試食人数を増加させ顧客の拡大を成し遂げた。店舗のイメージを出すためにポスターを作成し従業員のユニフォームを統一しアメリカからきたドーナツ
バーガーキング社の日本撤退の背景 飲食店経営 2001年5月号 米国バーガーキング社がJT(日本たばこ産業)との合弁会社事業のハンバーガービジネス、バーガーキング社の日本の展開から撤退することになった背景を分析してみよう。 1)ファーストフードビジネスの難しさ。 今回バーガーキング社が合弁事業から撤退したのは、米国バーガーキング社やJTの経営の手法に問題があっただけではなく、日本におけるファーストフードやハンバーガーチェーンの展開が難しいという事実だ。 マクドナルドが30年前に日本に進出する前には、不二家との提携で大手のバーガーシェフが茅ヶ崎に1号店を展開した。その後、大手商社と手を組んだハーディーズ、ファミリーレストランのサトが数店舗展開したホワイトキャッスル、同じくフレンドリーの展開したカールスジュニア、等ことごとく撤退している。現存している、ダイエーのウエンディーズ、山崎製パンのデイ
店長の最大の仕事は売上を上げることだ。 現在ではマクドナルド、KFC、モスバーガーバーガー、すかいらーくグループ、など1000店舗を越えるチェーンがあり、それらのチェーンのシステムや組織、販売促進、教育制度、アルバイトのトレーニング方法などの本が数多くでている。しかし、それを読めば読むほど皆さんの悩みは深まるだろう。「何でこんなに複雑なシステムなのだろう」「やればよいのはわかるが時間がない」等だ。良く考えて欲しい、どんなチェーンでも最初は1店舗から始まり、10店舗を開店するまで数多くの失敗を通して、システムの構築をしている。あのマクドナルドでもKFCでも1号店は失敗に終わっているのだ。 マクドナルドは1号店は銀座であるといわれているが、実は幻の1号店があったのだ。本当の一号店はアメリカと同様に郊外に開きたいということで実は茅ヶ崎の海岸に1号店の建物まで建てていた。それが色々な理由により幸運
通信教育・外食産業経営管理者教育講座 厳しい経営環境の今、人を育てることが現状打破の鍵になります。E-Mailを活用し質疑応答形式で、受講者の理解度を測定しながら、ステップバイステップで実力をつけていただける実践的通信講座です。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『王利彰のフードビジネス・外食産業総合情報 Sayko Corporation』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く