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「血液型性格関連説」の問題点 心理学者は、血液型性格関連説に否定的なものが多いです。なにムキになって、大人げないとか、中には心理学者がなりふり構わず批判しているのは、タブーだからろくに検討もされないんじゃないのかとか、権威ある学者の無言の圧力に逆らえないとか、あやしげな説まで出てくる始末です。残念ながらそれは違います。 心理学者が、絶えず否定論を主張し続けているのは、一つにはその学問的良心のためです。「血液型と性格の間に関係があるのでは」という説は、昭和初期に日本の心理学界内部(古川竹二氏)から出され、盛んに研究対象となった説でした。でも、どうも関係があるという仮説が支持されないので、一度立ち消えになりました。そして戦後、その説を受けた能見正比古氏によって復活し、彼の本は一般に大人気を博しました。 こういう説があるとなれば、実際に検証し、真偽を検討するのは、学者の義務でしょう。そして
こんな感じ(またいい加減)です。でも、こんなこと、できませんね。 ただし、ここで面白い思考トレーニングが可能である。日本人全体を調べて、このような結果が出た場合、果たして「両者に関係がある」のだろうか?これは、全数調査なので、統計学的推論の行えない領域である(こういうデータに「有意差」という言葉はありえない)。要するに、このようなデータを評価する基準は、個々人で決めなければならないものなのである。 ですので、そのかわりとして、「サンプル」を使います。サンプルとは、設定された母集団から、くじ引きで(等確率で)抜き出されてきた、母集団の代表です。もちろん、くじ引きですから、偏ることはあります。でも、サンプルをいくつか作れば、そのどれも偏っている、という可能性は低いでしょう。まずここが基本です。サンプルの作り方をよく見ましょう。 失格のサンプルの代表例は、「血液型性格関連アンケート」と題うたれた
●科学的に、血液型と性格の関係があることを立証するためのステップ 血液型と性格の関係を科学的に考えるとき、以下の3段階のステップに分割して検討していくことができます。一つ一つ考えていきましょう。 (1)血液型と性格の間に関係があると知覚できる。あるいは知覚できると多くの人々が思い、 結果としてそれが世の中に広まっている (2)血液型と性格の間に何らかの関係があることが、客観的測度によって確かめられる (3)血液型と性格の間に関係をもたらすメカニズムに仮説が立てられ、テストされる ●1−血液型と性格の間に関係があるという知覚 (1)の段階について生じているのは、ご承知の通りです。昭和初期以降、日本ではこのような説が立てられてきましたし、関係があると実際に感じている人も非常に多いようです。私自身にとっては、この段階でもうあまり関係があると感じられないのですが、そのように見えることがあるこ
血液型-性格関連説について 旧「血液型を書くのはやめましょう」ページ 本ページは、「血液型性格関連説」についての、心理学的な知見とそれに基づく考察を提供することを目標としています。 血液型と性格に関連がある、と主張する本は、世の中に数あれど、そうでない、と主張する本は、ほとんど一般の目に触れることはありません。せいぜい、関係者(要するに、積極的な支持派と懐疑派)が、どちらもイライラしながら目を通すくらいです。 これは、残念です。なぜなら、この問題は、いろいろな意味で面白いからです。 社会心理学者は、心と社会について、データに基づいて実証的に検討することを仕事としています。そして、自分の仮説を実験や調査のデザインにおとし、測定し、確かめるためにさまざまな技法を開発し、数多くのテーマに取り組んできました。ただ、このような「実証文化」は、いまいち日本には根付いていないようです。あげくのはてに、そ
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