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島田雅彦(しまだ・まさひこ) 1961年東京生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒。在学中の83年、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー、以後、小説、戯曲、状況への提言など多岐にわたる執筆活動をフロントランナーとして展開している。著作に『夢遊王国のための音楽』(野間文芸新人賞)、『彼岸先生』(泉鏡花文学賞)、『天国が降ってくる』、『僕は模造人間』、『夢使い』、『忘れられた帝国』、『内乱の予感』、『自由死刑』など多数。『彗星の住人』から2年、『美しい魂』『エトロフの恋』の発表により、「無限カノン」三部作が完結した。 鈴木 大作ですね。実を言いますと、ここに来る車中でようやく無限カノンと名付けられた三部作を読み終わったばかりです。あとがきにどういう順序で読んでもいいとあったので、第三部の『エトロフの恋』から始めて、第一部の『彗星の住人』、第二部の『美しい魂』と読みました。 島田 ほう、大丈夫で
絲山 秋子(いとやま・あきこ) 1966年東京都生まれ。90年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年メーカーに入社し、2001年退職。03年「イッツ・オンリー・トーク」で第96回文學界新人賞を受賞。同作品は第129回芥川賞候補となる。04年「袋小路の男」で第30回川端康成文学賞を受賞。「海の仙人」、「勤労感謝の日」がそれぞれ第130回、第131回の芥川賞候補となる。著書に『イッツ・オンリー・トーク』、『海の仙人』がある。いま最も注目を集める新鋭作家である。 石川 二〇〇四年はデビュー作『イッツ・オンリー・トーク』で幕をあけ、八月に『海の仙人』、そして今回の『袋小路の男』と絲山さんにとって輝ける一年になりました。 絲山 ありがとうございます。おかげさまでとても充実した一年だったと思います。 石川 今回上梓された『袋小路の男』は表題の「袋小路の男」と「小田切孝の言い分」そして「アーリオ オー
平野 啓一郎 (ひらの・けいいちろう) 1975年、福岡県生まれ。98年京都大学在学中に雑誌「新潮」に投稿した作品『日蝕』が大きな話題をよぶ。同作品は翌年第120回芥川賞を受賞。2002年夏、2500枚を超す大作『葬送』を4年ぶりに刊行した。 鈴木 大作で読むのが大変でしたが、ショパンとジョルジュ・サンドの愛のもつれとか、ドラクロワとショパンの交友など、フランスの社交界、音楽界、美術界をめぐるストーリーに引き込まれました。 平野 最初の構想の段階では五百枚ぐらいのものを考えていたんですけれど、資料を集めて読み出してからは、ちょっとこれは五百枚ではおさまらない、二千五百枚ぐらいになるんじゃないかというメドをつけました。最終的にその通りになったんですが、本の長さというのは社会状況と密接に結びついているところがあって、現代のように非常に時間の流れの速い時代に長篇はなかなか読まれにくいという状況も
鈴木 実はきのう東急文化村の文学カフェに参りまして、谷川さんと高橋源一郎さんのお話しと自作朗読を楽しませていただきました。 谷川 えっ、いらしてたんですか。声をかけてくださればよかったのに。 鈴木 若い人たちがジャズやフォークソングのコンサートみたいに楽しんでいるのでびっくりしました。谷川さんも実に若々しかったです。 谷川 よくそう言われます、自分じゃ全然意識していないんですけど。ただ昔のような老人にはなれていないっていう後ろめたさはありますね。 鈴木 ああいう詩の楽しみ方を、私はこれまで知りませんでした。 谷川 高橋さんが構成や演出を工夫してね、台本まで書いて、ちゃんと役者を二人つれてきて・・・・・・でも詩の話になるとやたら照れちゃってね、なかなか自分の詩を読まない・・・・・・。 鈴木 読みにくいでしょう、谷川さんの前では。 谷川 古い友達だから、そんなことはないと思うんですけどね。でも
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