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インフルエンザウイルスはあまりにも有名であるため、知らない人はいませんが、このアデノウイルスはインフルエンザウイルスの次に人の体から検出される頻度が高いのです。インフルエンザは、ご存知のように圧倒的に冬場に多く、症状も高熱、関節痛、全身倦怠感などが特徴的です。これに対して、アデノウイルス感染症は特に季節性がなく、その症状も軽いカゼ程度から重症の扁桃腺炎や肺炎、さらには結膜炎や嘔吐下痢症などバラエティに富んでいます。また、扁桃腺炎や結膜炎などはその症状が非常に強くて、細菌感染によるものと見分けがつかないことが度々あります。細菌性のものでは通常、抗生剤が効くのですが、アデノウイルスによるものであると抗生剤が効かないため、外来で治療していても一向に熱が下がらないことがよくあります。幸い多くの場合、時間さえ経てば自然に治るのですが、その間、治療する方もされる方も不安な気持ちになるものです。抗生剤が
マイコプラズマ肺炎というのは、外来でしばしば見かける肺炎です。学校などで 集団発生することもあります。マイコプラズマ肺炎に代表される肺炎は ‘異型肺炎=普通とは違う肺炎’とも呼ばれます。その理由は、重症で入 院が必要となる他の細菌性肺炎の場合とは違って、レントゲン上の派手な肺炎の影の割には、全身状態 がそんなに悪くないことが多いからです。したがって、場合によっては外来通院で治療可能な場合もあ ります。 しつこい咳と発熱が特徴で、 聴診器で胸の音を聞いても悪い音がしないことが落とし穴になります。細 菌による肺炎は細気管支や肺胞という、吸った空気の通り道を中心に炎症が起っていますが、マイコプ ラズマによる肺炎は間質といって、細気管支や肺胞の外の部分に主として炎症が起っています。ですか ら、胸の音を聴診器で聞いても、肺炎特有のプツプツという泡がはじけるような音が聞こえにくいので す。しかし、時間
髄膜とは頭蓋骨と脳の間にあって脳を包み込み、いわば脳を保護するクッションのような役目をしている膜です。詳しく言えば髄膜は3枚の膜、すなわち、脳に近いほうから軟膜、クモ膜、硬膜からなっていて、この軟膜とクモ膜との間にクモ膜下腔というスペースがあり、脳脊髄液という栄養たっぷりの液体がたまっています。この髄膜に細菌やウイルスがつくと髄膜炎になります。髄膜についた細菌やウイルスは居心地のよい脳脊髄液の中で、あっという間に増えて、脳脊髄液は細菌やウイルス、それを退治しようと集まってきた白血球やそれらの出すたんぱく質でどろどろになります。髄膜は脳を被っている膜ですので、まさに脳炎と紙一重の状態になっています。 �@髄膜炎の原因 髄膜炎は大きく分けて無菌性(ウイルス性)髄膜炎と化膿性(細菌性)髄膜炎に分けることができます。髄液を腰からぬいて培養し、原因の細菌が見つかると化膿性髄膜炎といい、細菌が見つか
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