サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16
www3.ocn.ne.jp/~saigouha
▲満鉄が当時世界に誇ったあじあ号。大連・新京間を結ぶ新型の特急列車である。濃い藍色に塗られた「あじあ号」は流線形の車体を持ち、大連と長春(新京)を8時間30分で結んだ、当時世界最高速度を誇った満鉄、ご自慢のパシナ型蒸気機関車だった。 この列車が運転を開始したのは昭和9年(1934)のことであり、満州国が帝政を実施した年であった。これまで執政だった溥儀(ふぎ)は皇帝に即位し、これまでの「大同」という年号も「康徳」と言う名に改められた。 この時の「あじあ号」運行については、関東軍の一部から反対の声も上がっていた。 それは1キロでも多くの新線を建設すべき時期と言う軍事的な理由からであった。しかし満鉄側は、「あじあ号」運行の為に、各種の運転条件や幹線輸送力の増強が最重要であるとして、反対論者の説得に努めて回った。そしてここに、実質を備えた世界に誇るべき「あじあ号」が、昭和9年11月1日に運行
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www3.ocn.ne.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く