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買ってよかったもの
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吸入ステロイド薬が喘息にすぐれた治療効果を示すことはすでに知られていますが、以下、当院における治療成績を示しながら吸入ステロイド薬の治療効果について述べます。 最初に、わが国の吸入ステルイド薬と当院における使用状況をまとめました。 わが国では1978年に吸入ステロイド薬(ベクロメタゾン:べコタイド、アルデシン)が初めて発売されましたが、20年間はべコタイド、アルデシンのみで、その他の吸入ステロイドクスのは発売されませんでした。しかし、1998年に新しい吸入ステロイド薬のフルチカゾンが発売され、さらに2002年以降に次々と新しい吸入ステロイド薬および配合剤が発売されるようになりました。 当院では吸入ステロイド薬が発売された1978年から症を開始し、1993年からは積極的に使用するようになり、2002年以降は新しい各種の吸入ステロイド薬を使用するようになり、2007年からは配合剤も使用す
吸入ステロイド薬は、喘息の基本病態である気道の炎症をおさえる効果が強力で、副作用が少ないことから世界的に喘息治療の第一選択薬として位置づけられています。 ステロイドということで使用することに心配を感じている患者さんが少なからずあると思いますが、吸入ステロイド薬は長期に使用していても、経口ステロイド薬のように全身的副作用の心配はありません。(高用量を長期間使用する場合は注意が必要ですが、一般に高用量を長期間使用することはほとんどありません)
喘息の患者さんの10人に1人はアスピリン喘息! アスピリン喘息はアスピリンおよびアスピリンと同じような作用がある解熱鎮痛剤(解熱薬、頭痛薬、鎮痛薬、かぜ薬、坐薬などに使用)によって誘発される喘息をいいます。
吸入ステロイド薬は副作用が少なく、すぐれた治療効果のある薬ですが、正しく吸入しない と効果があがりません。そこでその使い方について説明します。
喘息治療薬は使う目的によって長期管理薬(喘息をコントロールする薬)と発作治療薬(発作の治療に使う薬)にわけられます。また、薬の作用によって気管支拡張薬(気管支を広げる薬)と抗炎症薬(気管の炎症をおさえる薬)に分けられます。 1. ステロイド薬 1) 吸入ステロイド薬 a. ベクロメタゾン (BDP) b. フルチカゾン (FP) c. ブデソニド (BUD) d. シクレソニド(CIC) e. 合剤(サルメテロール+フルチカゾン) 2) 経口ステロイド薬 2. 長時間作用性吸入β2刺激薬 3. 長時間作用性貼付β2刺激薬 4. 長時間作用性経口β2刺激薬 5. テオフィリン徐放性製剤 6. 抗アレルギー薬 a. ロイコトリエン拮抗薬 b. Th2サイトカイン阻害薬 c. トロンボキサンA2阻害・拮抗薬 d. メディエーター遊離抑制薬 e. ヒスタミンH
「喘息で死ぬことはない!」と思っている人がいるかも知れませんが、喘息で死ぬこともあります。 わが国の喘息死亡者数は2000年以前は毎年およそ5,000〜6,000人が、2000年以降は3000〜4000人が喘息で死亡しています。 喘息で死ぬのはひどい人(重症)だけと思われるかも知れませんが、最近ではそれほどひどくない人(軽症や中等症)が急激な悪化で死亡するケースや若者の喘息死が増えているといわれ問題となっています。 いずれにしても、喘息では不適切な治療をしていると死ぬこともありますので、吸入ステロイド薬を中心とした適切な管理と治療が大変重要になります。 なお、2000年からは2年連続で喘息死亡者数が5,000人を割り、2002年には4,000人を割っていますが、これはわが国で吸入ステロイド薬が普及するようになったことと大いに関係があるのではないかと思われます。しかし、2002年と2
本ホームページは、喘息の患者さんおよびその家族の方々に喘息を正しく知ってもらうことを目的として作成しましたが、医療関係者のみなさんにもご参考いただけるような内容になっております。 左フレームまたは下記の目次からご覧になりたい項目をクリックしてください!
咳喘息は最近増えている病気です! 咳喘息(cough variant asthma:CVA)は、ゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難がなく、慢性に咳だけが続く病気です。咳喘息は正式な喘息ではありませんが、喘息の前の段階と考えられています。 原因はよくわかっていませんが、最近、非常に増えている病気で、多くはかぜに続いておこります。かぜの後に3〜4週間以上咳が続いたら、この病気を考える必要があります。
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