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イギリスの数学者G. H. ハーディ(1877–1947)がその晩年に書いた『ある数学者の弁明』（原題：A Mathematician’s Apology）という本があります原著はInternet Archiveで読めます。。すでに出版された日本語訳もありますが、日本における著作権保護期間は終わっているので、別の翻訳をつくってみました。 これは2019年5月21日に公開した第2版です。PDF版もあります。第2版では訳文を全面的に見直したほか、訳注を大幅に増補しました。（なお、2016年に公開した初版PDFファイルはこちらにあります。） 本文中の注のうち、アスタリスク(*)は原注で、ダガー(†)は訳注です。また後者の訳注に関しては、全部まとめて、簡単な解説を添えて本文の後にも載せてあります。 『ある数学者の弁明』の表紙にも使われたハーディの写真。1927年頃とされる（Wikimedia Co

MacTeX-2010はTeX Live 2010をベースとしていますが、これには初めから日本語TeXが収録されています。MacTeX-2010のリリースによってMacでの日本語TeXインストールは格段に楽になりました。 ただし、MacTeX-2010（がベースとしているTeX Live 2010）にはOTFパッケージは入っていません。これを別途インストールし、Mac上にあるヒラギノフォントを使えるようにする方法をメモしておきます。なお今回は開発版でなく安定版（v1.2.9.2で確認しています）を選びました。 OTFパッケージのインストール 以下の/usr/local/texlive/texmf-local/は、$TEXMFLOCALに登録された好きなディレクトリに読み替えてよいはずです。$TEXMFLOCALの中身はターミナルでkpsewhich --expand-path='$TEXM