型Tは"a"と"b"というキーを持つ型なので、keyof Tは"a" | "b"型になるというわけです。 では、keyof neverやkeyof unknownはどうなるでしょうか? 後に見るように、どんな型TをとってきてもneverはTの部分型であることと、Tはunknownの部分型であることがneverとunknownのそれぞれの特徴です。しかし、具体的にはどんな型なのでしょうか?そうした型のキーとは?ちょっと想像しにくいのではないでしょうか。 以下では、keyof neverとkeyof unknownのいい感じの定義を決めるための考え方を紹介していきます。例えば、指数関数を例としてみましょう。正の実数aに対してa^0 = 1と定めておくと、どんな実数r, sに対してもa^{r+s} = a^r \cdot a^sが成り立つ(いわゆる指数法則)ので嬉しいです。keyof never