サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
zentaitsushin.blog21.fc2.com
選挙の前後というのは概ね自分をとりまく政治状況について改めて認識させられるという意味で非常に不快になるものであるが、それにしてもあまりに酷すぎる会話を聞いたので、以下に書き留めておく。 その人々は、朝鮮民主主義人民共和国の「ミサイル」について(注)、次のような趣旨のやりとりをしていた。なぜ彼らは我々の国の選挙が近くなるたびにああいう行動をとってくれるのか。護憲勢力が不利になるではないか……。 これだけでも、後述するような理由で私は大変不快になったものだが、これらの人々からは、さらに次のような「冗談」も飛び出した。すなわち、このようなタイミングで事を興すからには、彼らは実はアメリカから金をもらって日本の軍備を進める手助けをしているのではないか、と。 あるいはあながち「冗談」ではなく、本音が混じっているのかもしれないが、それにしてもバカバカしい上に恥知らずな発言ではないか。 言うまでもないこと
2007年、『インパクション』誌上にて論文「<佐藤優現象>批判」を発表し、近年では『週刊新潮』および佐藤優を相手取っての裁判を進める一方、その佐藤優との野合を継続するばかりか、自社の社員すら守ろうとしない岩波書店および同社労働組合の姿勢をも厳しく批判してきた金光翔氏に対し、先日組合側から除名処分がなされ、同時に会社側からはユニオンショップ制をタテにとった解雇通告が出されたという。 既にウェブ上では先週から幾人かの方々が報じているが、金氏本人からの公式的な告知(ないし訂正)がないところを見ると、おそらく真実であり、氏自身はアナウンスを行う余裕すらないのではないかと思われる。 金光翔氏は既に岩波書店労働組合からの脱退を表明し、首都圏労働組合に所属していたのだが、これまで会社側も岩波労組側も、ともにこれを承認してこなかった。この時点で二者は、金氏の加入する組合の選択権や、他組合の労働三権を認めな
先だって取り上げた小林正弥が、鳩山由紀夫の退陣に前後して、吸着対象を変更している。『これからの「正義」の話をしよう』の著者、マイケル・サンデルである。もちろん氏の専門である「公共哲学」の分野では以前から注目されていたのだろう。しかし、小林の著書『サンデルの政治哲学 <正義>とは何か』(平凡社新書、2010年12月)によれば、昨年4月から6月にかけてサンデルの講義がテレビ放送され、合わせて5月に『これからの「正義」の話をしよう』が刊行されたことで、予想していなかったブームが起こったとしているので、氏は鳩山退陣とその後の更なる凋落につきあうことなく、そして自らの鳩山讃美に何らの責任をとることもなく、次なる段階へ進むことができたわけである。 以降、小林正弥は年末までに、自著も含めて5冊(上下巻含む)もの関連書籍に名前を連ね(注1)、サンデル・ブームを自ら「戦後日本の歴史に残る文化的現象」(p.9
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『全体通信 ある「友愛革命」論者の政治哲学から―小林正弥・著『友愛革命は可能か ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く