スキーリゾートとして知られる北海道のニセコエリア。今、急速に勢いを増しているのが不動産投資です。その主役は “外国資本” 。NHKの取材で、ニセコエリアに不動産を所有する外国資本は去年、29の国と地域ののべ1300余りと、過去最高に上ることがわかりました。中でも急増しているのが、中国やシンガポールなどのアジアからの投資です。今、なぜニセコに“アジアマネー”が押し寄せているのでしょうか。(札幌放送局 藤本智充記者/川口朋晃記者) ニセコエリアを訪れる外国人観光客は年々増え、昨年度(平成27年度)合わせて19万人余りと 3年前の2倍 に達しました。一方、客層にはある変化が出ています。これまで主流だったオーストラリア人に代わり、中国やシンガポール、タイなど経済成長を続けるアジアからの観光客が急増しているのです。 こうした中、ニセコエリアにはかつてないほどの不動産投資の波が押し寄せています。地元