「このままだと外国人観光客の排斥運動が起きるかもしれない」。そう警告するのは京都市会議員の村山祥栄氏だ。リクルート(現リクルートホールディングス)勤務を経て、25歳の最年少で京都市議に初当選した村山氏は『京都・同和「裏」行政』『地方を食いつぶす「税金フリーライダー」の正体』などの著作があり、普通の市民の目線でタブーなき問題提起を続ける異色の市議だ。氏をはじめ京都市民が直面した「インバウンドの言ってはいけない真実」とは……? インバウンドの勝者・京都に異変が…… オリンピック、世界的観光客数の大幅増、LCC(格安航空)の普及……観光立国・日本を目指して、日本中が海外からのインバウンドに沸き、全国の自治体で観光客誘致合戦が繰り広げられている。 「観光客誘致合戦」の圧倒的勝者ともいわれる京都。京都市は日本の中にあって、日本を代表する観光都市であり、観光先進都市の矜持だけでなく、全国最先端の観光政