清水 哲郎氏(東京大学大学院死生学・応用倫理センター上廣講座特任教授) 佐藤 伸彦氏(ものがたり診療所所長/ナラティブホーム理事長) 会田 薫子氏(東京大学大学院死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授)=司会 終末期医療の在り方をめぐる議論が高まりを見せている。特に人工栄養,なかでも胃ろう造設の是非をめぐる議論は社会的にも関心の高いテーマとなった。しかし,現在も医療者や国民の間で一定の共通理解は形成されておらず,患者一人ひとり異なる終末期における"最善"を実現するために,現場では日々難しい判断が求められる。 本座談会では,終末期の患者の最善をいかに実現するか,高齢者ケアにおける人工的水分・栄養補給に関する医療者の意識と実践を調査した会田氏と,医療者である佐藤氏,臨床倫理学の観点から清水氏が議論した。 会田 現在,慢性疾患の終末期における医療およびケアへの関心が高まっています。そのなかで
<iframe src="http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=http%3A%2F%2Fwww.cabrain.net%2Fnews%2Farticle%2FnewsId%2F39155.html&layout=button_count&show_faces=false&width=450&action=recommend&colorscheme=light&height=21" scrolling="no" frameborder="0" style="border:none; overflow:hidden; width:110px; height:21px;" overflow:hidden;" allowTransparency="true"> 日本透析医学会は、終末期患者への透析の非導入や継続中止について、意思決定プロセスに
ーー『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! 今回の番組:1月20日放送『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ) 名言の連発だった。 冒頭、いきなり竹内結子のナレーションで「ずっと一人で生きていくんだと決めていました」である。 さらに「仕事は現場が教えてくれるよ」「日本語の使い方間違えたら大変なことになるぞ」「弟子に必要としてるのは技術より人の心」と続くのだからたまらない。 僕はこの原稿の為に言葉をテキストに写しながら見ていたが、心のノートにも留めておこう。 『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚』は、清掃会社の社長が恋人を家族に紹介するシーンから始まる。出前寿司を囲んで男の両親が「彼女が出来たということで幸せだよ」と笑う。で、カン
富士経済が4日発表した2011年の国内の健康・美容食品の市場規模は、前年比4・5%増の6849億円と大幅プラスとなった。シニア需要の拡大で、加齢に伴う痛みを和らげる成分などを含んだ食品やサプリメントの市場が大きく伸びたほか、視覚改善をうたった食品などの販売も堅調だった。また、テレビCMなどの販促を充実させた大手企業に需要が集中する傾向がみられた。 カテゴリー別では、カルシウムやグルコサミンなど、骨や関節を強くする成分を含んだ食品などが、同22・1%増の547億円と大幅に市場を拡大した。コラーゲンやヒアルロン酸を配合した商品も同9・1%増の740億円、ブルーベリーなどの素材を含み、白内障予防を狙った食品などが同4・7%増の446億円と、いずれも中高年の加齢に伴う症状の改善に役立つ商品が好調だった。 調査では、「積極的なプロモーションを展開する企業などに需要が集中するなど、企業間格差が生じてい
俗に天国、地獄なんていいますが、死んだ後の世界、いわゆる「あの世」です。宗教によっていろいろに死生観も変わりますし、あの世があるのかないのか、それも異なっております。「死後の世界」があると思っているのか、ないと思っているのかを聞いてみました。 調査期間:2012/11/28~2012/12/04 アンケート対象:マイナビニュース会員 有効回答数 1,000件(ウェブログイン式) ■あなたは「死後の世界」はあると思いますか? はい 359人 35.9% いいえ 641人 64.1% 約36%の人が「死後の世界はある」と思っているようです。宗教上、強固にそう思っている人ばかりでなく、ただ漠然と「あるんじゃないかなあ」までを含んだ結果でしょう。 ちなみに、日本人は「無神論者」「無宗教な人」が多いなんていわれますが、各宗教団体が「信者」「門徒」として発表している人数をすべて足すと、日本
元医師の父が選んだ「自然死」 【前編】 延命治療は必要ない---医師の親子が考える「理想の死に方」 久坂部 羊(作家・医師) 最近、「自然死」とか「平穏死」という言葉をよく耳にする。以下、合わせて自然死とするが、自然死とは、平たく言えば、ほとんど医療を行わない死である。もちろん、見放したり、ほったらかしにするのではない。治療はせず、温かく見守りながら看取るのである。 私は外務省の医務官を務めたあと老人医療の世界に入り、在宅医療のクリニックに勤務して、多くの患者を家で看取ってきた。その経験から、自然死には大いに共鳴している。 死は恐ろしくて苦しいから、何とか治療をしてほしいというのが一般の感覚かもしれないが、今は医療が進みすぎたため、治療が死を逆に悲惨なものに変える危険が高まった。だから、何もしないで見守るのがよいのである。 私事で恐縮だが、私の父はかねてから自然死を望んでおり、その言葉
ちょっと前になりますが、RSSやReddit等にかかわった米国の開発者、ネット活動家であるアーロン・シュワルツ氏が26歳という若さで自殺をしたという衝撃的ニュースがありました(参考記事)。 自殺の理由は、JSTORという学術論文データベースから大量の電子文書を無断ダウンロードした疑いで逮捕・告訴され、重大な罰を受ける可能性が生じたことで心理的に疲弊してということであるとされています。ダウンロードの動機は「本来的にオープンであるべき学術論文情報の提供に対して対価を取り、しかもその収益が著者ではなく出版社に回っているのはおかしい」ということだったそうです。 権利者側(JSTOR)が和解し、告訴を取り下げているにもかかわらず、検察当局が公訴したことについては非難の声が聞かれています。公訴の当事者であるオーティズ検事を罷免せよとの陳情も寄せられているようです(ソース)。米国の著作権侵害が非親告罪で
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 葬儀業界を震撼させる買収劇が密かに成立したことが、週刊ダイヤモンド編集部の取材で分かった。買収されたのは、事業開始からわずか3年で葬儀業界4位の葬儀施行件数(年間)を獲得した「小さなお葬式」ブランドのユニクエスト・オンライン。買収したのは、売上高で業界2位のアルファクラブグループだ。 買収契約が締結されたのは1月18日。買収金額は10数億円と見られる。買収されたユニクエスト・オンラインの田中智也社長は近く退任し、同社が展開するリフォーム事業を切り出して、その経営に専念するという。 業界大手間の買収劇にもかかわらず公式な発表がないのは、その裏に顧客騙しととらえられかねない「二重価格問題」が潜んでいるからだと業界関係者た
単細胞生物から人間、鯨、樹高世界一のセコイアに至るまで、生けるものすべての生死を司る計算式というものが自然界には存在するのだそうです。 NPR司会者で科学記者のロバート・クラルヴィッチ(Robert Krulwich)氏がブログで紹介してました。 万物を生かし、死の時を告げる数式。 興味深いことに、これと同じ体系は、社会、経済など他の事象にも当てはまるんだそうな。しかも全部ひとつのマジックナンバーとも言うべき数で縛られているんです。面白いですね。 物理学者のジェフリー・ウェスト(Geoffrey West)博士はEdgeの必見動画(削除されてます)でこう解説しています。 [...] 例えばY軸に代謝率、X軸にサイズを落としていくとしよう。個々のシステムの多様性・複雑性、歴史的偶発性も作用するから当然、歴史・地理などに応じて点は座標上にバラバラに散ると思うよね。 ところが逆なんだな。点はとて
伝統メディアからオンラインメディアへ。アメリカのメディア産業に携わる人や組織は、活躍の場をシフトさせている。アメリカ労働統計局(BLS;the Bureau of Labor Statistics)が発表したレポート“Media and Information”によると、衰退する伝統メディアに関わる労働者や組織数は年々大きく減り続けているのに対して、インターネットパブリッシングの労働者や組織数は増え続けている。 アメリカの情報(メディア)産業の労働人口は、2001年あたりをピークにして下げ止まらない。多くの雇用を生み出していたパブリッシング分野(新聞や雑誌/本のプリントメディアなど)やテレコム分野における労働者の減り方が大き過ぎるためである。 BLSは情報産業を次の56分野から成るものと定義している。各分野の2001年と2011年の労働者数は以下の表のようになる。ただ一つ労働者数が増えてい
2013年02月03日14:00 カテゴリ経済 北欧はなぜ成功したのか バラマキ補正とインフレ目標に続く「3本目の矢」は、成長戦略だそうである。潜在成長率を上げる政策には意味があるが、経産省の張り切っている「新ターゲティングポリシー」なんて有害無益だ。それより今週のEconomist誌におもしろい特集が出ている。 アメリカやEUが不況から抜け出せないのに対して、北欧諸国が元気だ。上の図のように一人当たりGDPは世界の上位を占め、成長率も高い。その最大の原因は政府の効率性だ、とEconomist誌はいう。政府への国民の信頼度は高く、「政府を信頼する」と答えた国民の比率は50~60%とEU平均の2倍近い。 この一つの原因は政府が小さく、地方分権化されていることだ。人口が最大のスウェーデンでも900万人と大阪府ぐらいで、それがさらに小さな州にわかれて予算の独立性も高いので、国民は「足による投票」
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