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2009年4月28日のブックマーク (7件)

  • ドレフュス事件/H・アレント「全体主義の起源」

    ●各駅停車の二十世紀(1) 【ドレフュス事件/H・アレント「全体主義の起源」(1)・第4章より】(川上 徹) 国民の多くが金儲けに狂奔した果てにその夢が破れ、五十万を超える中産階級が一夜にして一文無しに転落した荒涼を背景にその事件は進行した。 金儲けに熱中したのは、植民地事業への投資の見返りを期待した小金持ちばかりではなかった。国家機構を利用して国民から金を巻き上げ私腹を肥したのは、この国の政治家、議員たち、そして官僚、更にはスキャンダルをタネに議員たちをゆすってひと儲けを企んだ新聞界、要するに徒党に分裂したフランス共和政そのものであった。スキャンダルの連続と破産の大波の中から、社会は大量のモップを生み出した。モップは、自分たちが代表されていない議会を憎み、そして自分たちを締めだした社会を憎んだ。 彼らの凶暴な憎しみを煽り、組織し、方向を与えたものは、減びつつある古い社会の基盤に依って立ち

  • 『映画秘宝』に二・二六事件について書きました : 少年犯罪データベースドア

    2009年02月22日23:51 『映画秘宝』に二・二六事件について書きました きのう出た『映画秘宝』4月号で、なぜか私が二・二六事件についてかなり長い文章を書いています。まさか映画雑誌から原稿依頼を受けることになるとは。『映画秘宝』も無茶をするもんです。 映画『226』がDVD化されるのに合わせた記事なんですが、映画とはまったく関係なく史実の二・二六事件について映画雑誌にはおよそふさわしくない内容で突っ走っております。 まあ、私なんかが映画評をやってもしょうがないですし、拙著『戦前の少年犯罪』の第4章「戦前は老人殺しの時代」や第11章「戦前はニートの時代」で展開した二・二六論を補完する内容ともなっておりますので、読んでいただければ。 『226』は事件の背景をすべてスルーしていて、知識がない方にはなんのことやらさっぱり判らないのではないかと思います。その一助にでもなれば。もっとも、私の論は

    『映画秘宝』に二・二六事件について書きました : 少年犯罪データベースドア
  • 中国人と日本人のハーフの俺も便乗したい

    俺は元増田さんよりもう少し若い世代なのかな。 というか26です。 俺の母親は純粋な中国人で、父親は日人というハーフの家系。 ハーフと書くと聞こえはいいけど、アジア人同士のハーフなので 特に何か特徴があるわけでもなく、見た目はハーフだなんて分からないと思う。 まえおき俺は先のエントリの方々と違って生まれたときから母親は既に帰化していたため、 名も日の名前、生まれも育ちも日。 住んでいたところも普通の団地だったので友だちはみんな日人だし、 自分も母親が中国人だったとは知らされていなかったので穏やかに少年期を過ごした。 ただ、今思い返すとお正月や旧正月は一般的な日とは少し違ったなあ、と思う。 ハーフを知ったとき自分がハーフであると知ったのは、小学校5年生のとき。 保健体育の授業の一環で「母子手帳を持ってきてください」と言われたので 母親にそれを伝えたところ、母は頑なに拒んだ。 その理

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  • 在日コリアン、おきらいですか?

    公式サイトは↓ www.netflix.com 政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコ。ひとりの家政婦と雇い主一家の関係を、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュアロンが鮮やかに、かつ感情豊かに描く。 時代背景あるいは当時の政情などに詳しければより一層深く楽しめるのだろうなぁと思いつつ視聴しましたが、そんな知識は皆無でも心のどこかを揺さぶる映画であったと言えましょう。 劇中で起きていく大小様々なイベントは、決して良いものばかりではなく、全体としてみればむしろ『悲惨な話』ととらえることができます。 ただ、映画全体に漂うなんとも言えない『美しさ』がじわじわと心に染み入ってくるようで、これを退屈な映画だと思わなかった自分を褒めてやりたい気にもなりました。 悪の帝国もサウロンもサイボーグも出てこない『地味といえばこの上なく地味な映画』ですが、多くの人が評価してきた映画にはやはり理由があるってこと

    在日コリアン、おきらいですか?
    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/04/28
    なんだかんだ言いながら差別意識をだだ漏れにしている連中、「標本」としては非常に役に立つ
  • 偽の希望を売り歩く人々 - 池田信夫 blog

    不況についてのはたくさん出ているが、だめなを見分ける方法は簡単だ。他人に「市場原理主義」とか「清算主義」などという無内容なレッテルを貼るは、読まないほうがいい。書は山口二郎氏の主催した北大のシンポジウムの記録だが、「新自由主義」攻撃の大合唱だ(もちろんリンクは張ってない)。 山口氏は一応、政治学者だろう。小泉元首相が「私は新自由主義者です」といったことは一度もないのに、こういうレッテルを一方的に貼って「小泉・竹中の新自由主義が格差を生んだ」などと何の根拠もなく攻撃するのは、学者として恥ずかしくないか。この種のレトリックは「修正主義」とか「極左冒険主義」のように社会主義国で相手を攻撃するために使われたもので、このシンポジウムの一方的なつるし上げもスターリン裁判を思わせる。 雨宮処凜氏や湯浅誠氏の列挙する非正規労働者の悲惨な実態は、その通りなのだろう。しかし「ハケンがかわいそうだ」

    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/04/28
    「小泉元首相が「私は新自由主義者です」といったことは一度もないのに、~」自己申告してないからといって、誰かをなんらかの分類に入れることが即「レッテル貼り」だということにはならない。
  • NHKスペシャル 象徴天皇 素顔の記録、見たよ - finalventの日記

    NHKスペシャル|象徴天皇 素顔の記録 見るつもりはなくて、録画の設定中、天気予報を見ていたら始まり、つい見てしまった。 見て、感動しましたよ。天皇、SUGEEEEですよ。いや、昭和のシーンに明仁さんが出てきて「天皇」と言われると、「ちがうだろ皇太子だ」と脳内コビトが突っ込むのがうざい。 ウヨサヨがお好きな「天皇」というのはさておき、普通に公務をされているリベラルな中産階級の爺さん婆さんの金婚式に至る日々という感じが最高によかったですよ。中産階級なわけはなかろうにというのもあるかもしれないが、その慎ましさはそれだった。 このお二人のお人柄は、もう、どうしようもなくすばらしいものだった。人として優れているのだから、どうしようもないじゃんという以上に、ご努力の姿がきちんと伝わる。 天皇であることには、まあ、公務だしなというくらいに割り切って私は見ていたのだが、いやこの公務はただ事ではない。明

    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/04/28
    放送は見てない。ただ、現天皇にとっては少年時代の「敗戦」の記憶はとても大きいものであり、昭和天皇の意思を継ぐという意識はとても強いのだろう
  • 社労士 李怜香の多事多端な日常 - ヒットの理由