安達一彦 インテリジェント ウェイブ 取締役会長 日本生まれのソフトウエアを、本場アメリカになんとしても売り込んでみたい。こうした思いから、ニューヨークに現地法人を設立し、その陣頭指揮を執るため、生活の拠点をニューヨークに移して約3年になります。起業する前は、外資系コンピューター会社に務めており、アメリカのことを自分なりに理解しているつもりでしたが、実際に住み、生活し、仕事に取り組んでみると、日々発見があります。本欄を借り、筆者が気が付いた諸事についてお伝えしていきますので、よろしくお願いします。 5月21日付のニューヨークタイムズに、ニューヨーク市の驚くべき所得格差の実態が書かれていました。ニューヨークには約800万人が住んでいます。その内、約70万人が100万ドル(1.2億円)以上の資産を持っています。ブルンバーグ市長は少なくとも7000億円から最大で2兆4000億円位を持つ資産家だそ